kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。

プラッツ/NuNu 1/24 BMW M8 GTE 2019 デイトナ24時間レース ウィナー(PN24010)の製作記8回目です。

今回はコックピット内のパイピングやロールケージパッドの再現等、このキットで一番こだわった&上手くいった箇所かもしれません(このあと大失敗したし)。

 

 

ロールケージパッドの再現

BMW M8 GTEロールケージパッド再現

このキットで気になった箇所の一つが写真のロールケージ。

実車では、ドライバーが接触しそうな部分(上の写真でマスキングテープを巻いている箇所)にウレタンか何かで出来たクッション、いわゆるロールケージパッドが巻かれていますが、キットでは再現されていません。

クラッシュや横転の際、ドライバーの体がロールケージの硬いパイプに直接叩きつけられるのを防ぎ、頭部などの負傷リスクを軽減するための重要な安全装備です。

実車の車内の写真を見ていると結構目立つので、出来れば再現したいところ。

 

最初の案ではエポキシパテで再現しようと思ったのですが、どうも上手くいかず。

そこで思いついたのが、実車同様スポンジ状のシートを巻き付けて再現する方法。

BMW M8 GTE プラモデル用EPDMスポンジシート

HIKARI EPDMタフシートTFEP-102

光 HIKARI EPDMスポンジシート

ネットで使えそうなものを探し、まず手に入れたのがこの「光 HIKARI EPDMスポンジシート タフシート200×200×1mm TFEP-102」です。

EPDMはエチレンプロピレンジエンゴムの略称で合成ゴムの一種。

見た目的にはゴムっぽくは無くスポンジっぽい感じなので、ロールケージパッドの再現にもぴったり。薄さも1mmとちょうど良い。

ヨドバシ.comで680円で購入しました。

 

BMW M8 GTEロールケージパッドと配線

BMW M8 GTE cockpitロールケージパッド

ですが、若干素材の柔軟性が足りずロールケージに巻き付けるのが難しい。

瞬着で接着した後に洋白線を巻いて無理やり固定したんですが、結構大変。

この後はじっこの浮いている部分をなんとか接着したものの、ちょっと汚くなったし。

 

EVAフォームシートロール 黒 1mm厚 35×100cm

EVAフォームシートロール

EVAフォームシートのクローズアップ

という事で別の素材のものも購入してみました。

uxcell EVAフォームシートロール 工芸品DIYプロジェクト用 35 x 100 cm 厚さ1 mm ブラック」という商品で、今度はポリエチレン樹脂で出来たスポンジ状のEVAフォームです。

これはさっきのEPDMスポンジシートよりも柔らかく、バッチリでした。見た目の質感もピッタリ。

Amzonで1400円で購入。一番小さいサイズでも35cm×1mという大きさ。使ったのはほんの少しだし、一生使い切らないサイズですね(笑)

 

BMW M8 GTE ロールケージパッド再現

BMW M8 GTEのロールケージパッド再現

柔軟性が高いので巻き付けやすく、接着もボンドで充分(ボンドが固まるまでは塗装用の猫の手で挟んで固定しました)。

 

BMW M8 GTEコックピットのロールケージパッドと配線

そして実車のロールケージパッドは結束バンドで固定されていたので、それの再現にハセガワのフィニッシュシートシリーズのつや消し黒フィニッシュを使いました。

 

BMW M8 GTE ロールケージパッド製作

BMW M8 GTE ロールケージパッド再現

フィニッシュシートを細く切って巻き付けました。

本物っぽい質感で良い感じに仕上がったと思います。

EVAフォーム他のレーシングカーのキットにも使えそう。

本当は最初に買ったEPDMスポンジシートを使った部分もこのEVAフォームでやり直したかったんですが、瞬着で接着してしまったので剥がせず妥協。それだけが心残りではあります。

 

コックピットのパイピング

お次は室内のパイピング作業。

最初はやらなくても良いかなとも思っていたんですが、コックピット内の塗装頑張ったしもう少しデティールアップしてあげたくなったのでやりました。

 

実車の室内の写真を探しまくったんですけどあまり出て来ず、数少ない写真を元に出来る範囲で再現しました。

キットのコックピット内は実車より(当たり前だけど)簡略化されていて、足りない計器類等もあるのでそれも再現出来たら良かったんですが、その腕もないので今回は電装系のコードだけを追加しました。

 

プラッツ BMW M8 GTE 模型用ディテールアップパーツ

今回パイピングに使ったのはこれらのディティールアップパーツ。

タミヤのパイピングケーブル1.0mm0.8mm(どっちかしか使ってない気がします。たぶん0.8mmを使った。)

アドラーネストの極細リード線0.65mm超極細リード線0.65mm

ケーブルを束ねる為にテトラの洋白線0.3mm

 

BMW M8 GTEコックピット detalle

まずはコックピット前後にケーブルを通すための大き目の穴を開け、センタートンネルの側面にケーブルを束ねる洋白線を通すための穴を適当な間隔で開けます。

 

BMW M8 GTEモデルのアルミシール貼り付け

BMW M8 GTE cockpit detail-up progress

パイピングをした後だと貼り付けにくそうだったので、エキパイを通す為のトンネルの断熱シートを再現したアルミシールを貼りました。

純正ディティールアップパーツにアルミシールと型紙が付属していて、型紙に沿って切り抜いて使います。

型紙があるので綺麗に切り取ることは出来るんですが、粘着力がそれほど強くないのとモールドがあったりして密着させるのがちょっと大変でした。

浮いてきた部分があったりしたので、ボンドを使ったり瞬着使ったりして無理やり接着しました。

 

BMW M8 GTE コックピット配線再現

基本、キットの計器類のモールドにゼリー状の瞬着を使ってケーブルを接着し、逆側を開けた穴に通す感じで配置していきます。

なるべく実車写真を参考にしながらそれっぽく配線してます。

 

BMW M8 GTE cockpit wiring detail

全てのケーブルを配線し終わった状態。

 

1/24 BMW M8 GTEコックピット詳細再現

0.3mm洋白線でケーブル固定します。

 

BMW M8 GTE コックピット内部の配線

洋白線を裏側から瞬着で接着して固定します。

 

BMW M8 GTE コックピット再現

BMW M8 GTE コックピット配線とパイピング

情報量が増えて良い感じになったと思います。

 

こんな感じでコックピット内のディティールアップ完了!

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

車/バイク

BMW M8 GTE 2019 デイトナ24時間レース ウィナー
   #02 仮組
 
 
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   #02 仮組
   #10 組立
   #11 完成
 
 
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   #09 組立
   #10 完成
 
 
カルソニック スカイラインGT-R R34 1/24プラモデル
   #07 組立
   #08 完成
 
 
ドゥカティ1199パニガーレS プラモデル
   #05 組立
   #06 完成
  
 
フォード フィエスタ RS WRC デカール貼り
   #11 完成
 
 
   #02 仮組
   #11 完成
 
 
プラモデル 1/24 BMW M8 GTE デイトナ24時間レース ウィナー
   #02 仮組
   #07 組立
   #08 完成
 
 
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 ・アオシマ 1/12 カワサキ GPZ900R ニンジャ A7型(2019/01/29~2019/04/15)

 
 
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   #07 完成
 
 
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  #01 キット紹介
  #02 組立(車体)
  #03 組立(砲塔)
  #04 塗装
  #05 ウェザリング~仕上げ
  #06 完成

 
 
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 ・モンモデル 1/35 ドイツ主力戦車 レオパルト2A7(2017/06/11~2017/10/29)

 
 
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 ・タイガーモデル 1/35 イスラエル国防軍 重装甲歩兵戦闘車 ナグマホン ドッグハウス後期型(2017/06/10~放置中)

 
 
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 ・バンダイ 1/60 篠原重工製99式空挺レイバー「ヘルダイバー PKO派遣仕様」(2017/07/09~2017/08/09)

   #01
   #02 組立
   #03 塗装
   #04 仕上塗装~完成
 
 

その他

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  ・PCショップ アークのBTO PC arkhiveをしばらく使った感想と主要パーツのレビュー(2024/05/13)
  ・PCのエアフロー強化(ARGBファン選びと増設・交換)(2024/05/27)
  ・TOOLS ISLANDのコンプレッサーを新型に買い替えた話(2024/07/27)
 

 

プラッツ/NuNu 1/24 BMW M8 GTE 2019 デイトナ24時間レース ウィナー(PN24010)の製作記7回目です。
今回は前回塗装した内装やシャシー等のパーツに、カーボンデカール等を貼る工程の制作日記。
これもまた完成後は見えなくなってしまうパーツだらけで、自己満足度の高い作業でした。

 

 

デカール貼り


まずは写真の細かいデカールの中から、コックピット内のハンドルやモニター、スイッチ類用のものを貼り付け。写真左端に写ってる小さい台紙の方は純正ディティールアップパーツ付属のもの。今回使うハンドルやスイッチ用のデカールに関しては、キット付属のものとほぼ同じです。


ハンドルとスイッチ用のパーツには凹凸があるのですが、デカール軟化剤で密着できました。今回もタミヤのマークフィット(スーパーハード)を使ってます。強めの軟化剤ですが、デカールが丈夫なので溶けたりはしませんでした。


続いてフロント、リアウィンドウの縁へのデカール貼り付け。
このキットはウィンドウ枠用のデカールが付属しているので、神経を使うマスキング塗装をしなくて済むのが良いところ。



デカールの方が全然楽だし、確実に綺麗に仕上がります。
縁用のデカールは裏側から、リアのダクト用のデカールは表から貼り付けます。

 

カーボンデカール貼り


お次は純正ディティールアップパーツに付属しているカーボンデカールの貼り付け。
カーボンデカール自体は普通のデカールと同じような性質で丈夫で曲げにも強く、貼りやすいものでした。



アンダーパネルは大判デカールとディフューザー等の細かいデカールの組み合わせ。
サイズがピッタリで貼りやすかったです。
フロント側の段差はそのままだと浮いてしまうので、切り込みを入れてパーツ形状に追従させてます。その代わり隙間が空いてしまったので、後で汎用カーボンデカールでリカバリします。



ギアボックスダクトも貼りやすかったので、綺麗に仕上がりました。



貼るのが難しかったのは、このバケットシート。
良い感じに切り込みを入れないと綺麗に貼れません。
軟化剤を使って無理やり形状に合わせようとしたのですが上手くいかず、後から適当に切り込みを入れたので小じわが出来たりしてちょっと汚くなっちゃいました。


そして一番難しかったのが、このドア内側パーツ。
写真右側の小さい方はそのまま綺麗に貼れるんですが、大きい方が難しい。

凹凸が大きくて全然綺麗に貼れませんでした。
軟化剤で追従させられるような段差じゃなかったので切れ込みを入れたりしたんですが、隙間が出来まくっちゃいました。ここに関しては正解が分かりません。
リカバリ必須ですね。



サイドウィンドウは縁の凹凸にちゃんと馴染ませられれば、特に問題無く貼り付け可能。
キットにもこの部分のデカールが付属していますが、フロント&リアウィンドウのデカールと同じ真っ黒のものになります。



フロントのヘッドライトとフォグランプの中に貼るカーボンデカールも付属してます。
キットにはこの部分のデカールは付属せず、同じ場所をブラックで塗装するようになっています。
メッキパーツという事もあり塗装位置が分かりにくく、細かいのでディティールアップパーツの方にデカールが付いてるのはありがたいんですが、形状が入り組んでてデカール自体も細いので結構神経使いました。

 

リカバリ


シートとアンダーパネルで下地が見えちゃってる部分に汎用カーボンデカールを貼ってリカバリします。
この部分はバルケッタのカーボンデカール「綾織りブラック3S」が模様が近かったので、これを使用。


中央のV字部分の淵に貼ってます。よく見ると分かるけど、上から半艶クリアーを吹けば目立たなくなるでしょう。


そして一番失敗したドアパネルのリカバリ。
使ったのはMFH(モデルファクトリーヒロ)のカーボンデカール「モダンスクエアパターンS」。
若干パターンが大きいのですが、手に入るものではこれが一番小さかったので妥協しました。


模様の大きさが合わないのでイマイチですが、そのまま下地が見えてるよりはマシでしょう。

そもそも完成後はほとんど見えない箇所だし!


最後にガイアカラー Ex-セミグロスクリアー プレミアム(Ex-09)を吹いて完了!
デカールの粗もある程度隠れて良い感じに仕上がったと思います。


が、シートのカーボンデカールがクリアコートのシンナーに負けて皺が出ちゃいました。
軟化剤塗りまくったりしてダメージ与えたせいでしょうね。
リカバリしてみたんですが、どうにもならなかったので諦めました。
一番ひどい箇所は下側で、完成後はほぼ見えないのでスルーすることにしました。諦めも肝心です!

ということで、今回はここまで!
ではまた!