アオシマ 1/24 ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテの製作記3回目です。
今回はボディ塗装用の塗料を選ぶだけの製作日記。
ブログを始めてかれこれ4年ぐらい経つんですが、製作日記としては初めてキットの写真を一切上げない記事を書こうと思います。
それが果たしてウラカンの製作日記と言えるのかとお思いのアナタ!
甘い!
むしろ今回の記事こそがウラカン製作のメインなんです!
そうです、昨日夜ご飯食べ過ぎてすぐ寝てしまい夜中に目が覚めてそのまま朝まで起きてたから眠くていつもみたいな長い記事を書けなそうだからじゃないんです!
というのもですよ、展示棚に飾るカーモデルは増えてきたんですがどうも色味が似通ってて面白くない。
派手な黄緑やオレンジとかが欲しい。
黄緑が似合うと言えばランボルギーニ。もしくはルイージかガチャピンかセキセイインコ 。
ランボルギーニはどのモデルにもヴェルデXXX(ヴェルデはイタリア語で緑)という鮮やかな緑系の色が純正カラーとして用意されてます。ミウラとかも黄緑のイメージですよね。
ウラカンも「ヴェルデ・マンティス」という明るめのパールグリーンがイメージカラーとして設定されてます。
このウラカンEVO用の「ヴェルデ・セルヴァンス」という蛍光パールグリーンもカッコイイ!
ちなみに、"マンティス"を直訳するとカマキリなのでその緑色をイメージしていると思うじゃないですか。
俺もさっきまではそう思ってたんですけど、今ブログ書きながらググっていたら違うという事を知りました。
ランボルギーニのカラー名称は伝統的に神話から取っていて、"マンティス"は古代ギリシア語で預言者を意味し、それが由来だそうです。
そして実はカマキリの英語名"マンティス"も預言者が由来でした。
2本の鎌を持ち上げて,祈りをささげているような姿勢をしていることがある。このしぐさ,姿などから,各地で〈おがみ虫〉〈予言者〉など種々の呼名があり,英名や学名のMantisも〈予言者〉の意のギリシア語からきている。
民明書房刊「男ならカマキリになれ!」・・・ではなくコトバンク 予言者(カマキリ)から引用
"セルヴァンス"の方はエトルリア神話の森林の神が由来。
勉強になりますね。
この実車のボディカラーを再現する、というのがウラカン製作の一番の目標なのです!
ボディの塗装色選びに拘る理由がお解りいただけたでしょうか?
グリーン系のキャンディ塗装やパール塗装はやった事がないので、とりあえずカラーチップ を作って色選びをしました。
積み塗料の中から使えそうなメタリック塗料やパール塗料をかき集めるとこんな感じ。
キャンディ塗装の下地として黄緑になりやすそうなイエロー寄りのゴールド系塗料や明るめのシルバー系塗料、そして逆に黄緑の上に吹いたらパールグリーンになりそうなパール系塗料を用意。
対するグリーン系塗料としてはこの辺を用意。
上塗りとして使えるクリアグリーンや蛍光グリーン、黄緑に寄せる為のクリアーイエロー。
そしてそもそもグリーン系のメタリックやパール塗料。その他写真には写っていないけどソリッドの黄緑も準備。
これらを良い感じに重ね塗りするか混色すれば理想のパールグリーンが作れるのではないか、という寸法。
組み合わせは無限大!ワクワクしますね!
組み合わせを考える前にまずは単色のカラーチップ を作っていない塗料の色味を確認。
パール塗装の下地に使うソリッドな黄緑はタミヤスプレーのライトグリーン が明るくて良い感じ。
ガイアノーツの蛍光グリーン と蛍光イエローグリーン はイマイチ違いが分からないけど、通常のクリアグリーンより発色がどぎつくてランボルギーニっぽい。ただ、このカラーチップでもわかりますけどムラが出来やすい。ちなみに、クレオスの蛍光塗料と違いガイアノーツの蛍光塗料は染料を使っているので上に直接デカールを貼ると滲みます。知っていたのにうっかりそのまま貼っちゃってやっぱ滲みました。
メタリックグリーン系はGXメタルイエローグリーン 、パール萌葱イエローグリーン、タミヤスプレー キャンディーライムグリーン が粒子が繊細かつ明るめでキャンディ塗装の下地に良さそう。
まずはパール塗装より塗装しやすいキャンディ塗装から。
GXメタルイエロー 、GXメタルイエローグリーン、パール萌葱イエローグリーン、GXラフシルバー 等のメタリック塗料の上に、蛍光グリーンや蛍光イエローを吹いてキャンディ塗装。
どれも良いんですけど、やっぱメタリック感が強くてちょっと違う。
まあ目指してるのがパール塗装なので当たり前か。
これはこれで別のキットに使ってみたいけど。
特にGXメタルイエローグリーンやスターブライトブラス の上に蛍光イエローグリーンは明るい綺麗なキャンディ塗装で良いですね。
パール萌葱イエローグリーンの上に蛍光グリーンも超繊細な粒子でこれも結構良いかなと思ったんですけど、悲しいかなもう塗料自体が手に入らないんですよね。1本しかもってなく途中で使い切っちゃうとどうにもならないのが難点。
パール塗装は基本的に下地にタミヤスプレー ライトグリーン 、その上にパール系塗料と蛍光塗料を上塗り。
どれも良い感じです。
特にガイアノーツのプレミアムガラスパール が効果的で、主張し過ぎない光沢感を出しかつ見る角度によって光り方が変わります。
遠目や暗い所で見るとソリッドカラーに見え、近づいたり強い光があたるとキラキラ光る実車のパール塗装に近い感じの仕上がり。
下にプレミアムガラスパールで上にクリア塗料の塗り重ねだと輝きがイマイチだし、一番上にプレミアムガラスパールだとちょっと白っぽくなるので蛍光塗料と混ぜて使う事にしました。パール成分が分離しやすいので塗装中もたまにうがいして混ぜた方良いです。
特にライトグリーンの上にプレミアムガラスパールに蛍光イエローグリーン、蛍光イエロー を混ぜたものを吹いたのが一番イメージに近い。
ということで、この組み合わせに決定!
(2度と使わなそうな)カラーチップを量産した甲斐あって、理想通りの蛍光パールイエローグリーンが出来たと思います。自己満足w
下塗り用のライトグリーンがスプレー塗料なので、ストローを使ってタミヤのスペアボトル に移し替え。
しばらく蓋を明けたままガス抜きします。完全に抜けるまで2、3日ぐらいかかるので注意。
ガスが抜ける前にかき混ぜたり瓶を振ったりすると噴火します。噴火しました。
上塗り用の塗料はプレミアムガラスパール、蛍光イエローグリーン、蛍光イエロー、Ex-クリアー を1対0.5対0.5対0.2で混色したようです。メモによると。
Ex-クリアーをちょっと入れてるのは混ぜた蛍光塗料の色味をちょっと薄くする為です。
ちなみに、蛍光塗料なのでUVライト(ブラックライト)を当てると無駄に光ります。
ところで、同じ塗料を複数本持っているとき、どれが古いものなのか分からなくなったりしません?
なので塗料を買った後に瓶の底に購入日を書いたマスキングテープを貼るようにしました。
ついでにロットによって色味が違う場合の判別にも役立つかなって。
もっと前からやっておけばよかったなぁ。
黄緑なんてこうしてくれる!!
ではまた!