kingmanの趣味ログ | 模型・PC・ときどき旅行

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カーモデル・戦車模型を中心に、バイク、艦船、飛行機、ガンプラなど様々なプラモデルの製作過程をゆっくり書いています。最近は愛用のBTOパソコンのカスタマイズやPCパーツのレビュー、さらに国内外の旅行記なども交えつつ、好きなことを詰め込んだ趣味ブログです。

マンダロリアン ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

Blokees スター・ウォーズ マンダロリアン CC06 ボ=カターン・クライズの製作記1回目です。

 

Blokees(ブロッキーズ)の色分け済みプラスチックモデルキット「ボ=カターン・クライズ」を購入しましたので、早速ランナー状態での各パーツの紹介、およびレビューをお届けします。

 

ボ=カターンは『マンダロリアン』シリーズに登場するキャラクターの中でも大好きなキャラなので、今回のキット化は本当に嬉しいです!

 

まずはボ=カターンのキャラクター紹介から始め、このキットの製造元である新進気鋭のメーカー「Blokees」と、本キットが属するシリーズ「チャンピオンクラス」の解説、そして最後にキット自体の詳細なレビューへと進みます。

 

「色分け済み・塗装済みプラモデル」という、誰でも完成見本のように組み立てられる面白いキットになっているので、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

■ ボ=カターン・クライズについて

① 経歴

ボ=カターン・クライズは、惑星マンダロアの名家「クライズ氏族」出身の女戦士です。

 

スター・ウォーズシリーズのアニメ作品『クローン・ウォーズ』にて初登場を果たしました。
当時、惑星マンダロアを統治していたのは彼女の姉であるサティーン・クライズ女公爵(平和主義を掲げ、かつてオビ=ワン・ケノービと恋仲にあった人物)でしたが、ボ=カターンはサティーンの非暴力政策に猛反発し、過激派組織「デス・ウォッチ」の幹部としてテロ活動に身を投じていたのです。

 

当初は打倒サティーン政権のためにジェタイと対立し、オビ=ワンやアソーカ・タノとも刃を交えたボ=カターンでしたが、パルパティーンやダース・モールの陰謀によりマンダロア存亡の危機が訪れ、姉サティーンが殺害されるに及び、故郷のためにジェダイとの共闘を決意します。最終的にモールに支配されていたマンダロアを解放し、実質的なリーダーの座に就くこととなったのです。

 

その後、銀河帝国の台頭により再び故郷を追われた彼女は、アニメ作品『反乱者たち』の時代には指導者としての自信を失いかけていましたが、反乱同盟軍の「ゴースト・チーム」との共闘を経て再起。

古代のライトセーバー「ダークセーバー」を手に内戦状態のマンダロアをまとめ上げ、独立のために再び立ち上がることとなるのです。

 

しかし、強大な帝国の武力を前に敗北を喫した彼女は、民を救うための降伏の証としてダークセーバーをモフ・ギデオンに差し出します。

ですが、帝国は約束を破り、マンダロアへ大量の核爆弾を投下(後に「千の涙の夜」と呼ばれる大虐殺事件)。焦土と化した故郷を離れ、生き延びた数少ないマンダロリアンとともに各地への潜伏を余儀なくされたのです。

なお、ディン・ジャリンやグローグーが所属する「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」は、このときに生き延びた「デス・ウォッチ」の残党が結成した組織です。

 

時は流れて実写ドラマ『マンダロリアン』の時代。

度重なる敗北で自信を失い、失意の底にあったボ=カターンを再び立ち上がらせたのが、ディン・ジャリンとグローグーです。

すぐにトラブルに巻き込まれ死にかけたりしまうディン親子を生来の姉御肌、リーダー気質と戦闘能力で助けているうちに、他のマンダロリアンからの信頼も得ます。

そして余曲折を経てダークセーバーは再び彼女の手に戻り、散り散りになっていた派閥を統合するに至ります。

リーダーとして再起した彼女は、帝国残党の拠点となっていた故郷マンダロアの奪還に見事成功。

 

何度も何度も絶滅の危機に瀕しながら、何千年も生き延びて来たマンダロリアン。

その歴史を体現するかのように数々の苦難を乗り越え、より強くなったボ=カターンは、まさに「惑星マンダロア中興の祖」として、銀河の歴史にその名を刻むこととなったのです。
そして彼女の歌は、後世まで語り継がれるでしょう。

 

② 人物

ボ=カターンは登場するすべての作品において、強く、気高く、芯のある女性として描かれています。二丁のブラスター・ピストル、アーマーに内蔵された多彩な兵装、ジェットパック、そして左腕のパーソナル・コンバット・シールド(エネルギー・シールド)を駆使した戦術を特徴とし、単独での戦闘能力はジェダイとも渡り合えるほどに極めて高いのです。

 

気難しく強気な外見とは裏腹に、本質は非常に真面目で面倒見が良い「委員長気質」な人物でもあります。

グローグーの要請を受け、文句を言いつつもディン・ジャリンの救助に向かい、救出した直後に不注意で底なしの泉に溺れた彼を即座に飛び込んで助け出すなど、情に厚い人柄が大きな魅力となっています。

 

物語の終盤、ディン・ジャリンが彼女に向けて放った以下の言葉は、彼女の持つ高潔なキャラクター性を最も美しく表していると言えるでしょう。

 

「(マンダロリアンをまとめるのに必要なのはダークセーバーや階級、家柄ではない。)
それより大切なのは名誉と忠誠心と、 そして何よりも人柄だ
だから俺はあんたに仕える、レディ・クライズ。
あんたを称える歌はまだ無い。それが謳われるまで俺は仕える。」

 

数々の挫折と大いなる敗北を味わいながらも、常にマンダロアの民のために戦い続けたボ=カターン・クライズは、ドラマ『マンダロリアン』における「もう一人の主人公」と呼ぶにふさわしい存在なのです。

 

③ アニメ版の声優が実写版を演じるという奇跡

アニメ版と実写版のボ=カターンは、容姿や醸し出す雰囲気が完全に一致しており、非の打ち所がないハマり役となっています。これはアニメのイメージに合う女優を後からキャスティングしたのではなく、アニメ版のボ=カターンの声を演じていた女優ケイティ・サッコフ氏が、そのまま実写版のキャストとして起用されたことで実現した、スター・ウォーズファンにとって極めてエモーショナルな奇跡だったのです。

 

元々、ボ=カターンのビジュアルモデルは総監督デイブ・フィローニの妻とされていますが、ケイティ氏がこれほどまでにキャラクターとシンクロできた背景には、以下の理由が挙げられています。

  • 比類なき存在感と骨格:ケイティ自身が「芯の強い自立した女性戦士」を演じさせたら右に出る者はいないと評されるオーラの持ち主であり、元来のキャラクター性と深く重なっていた点。
     
  • 長年にわたるキャラクターへの愛:2012年のアニメ登場から実写化に至るまで長年声を担当し、姉の死や故郷の崩壊といったボ=カターンの壮絶な半生を自ら演じ、理解し尽くしていた点。彼女が実写の撮影で初めて本物のアーマーを装着した際、感極まって涙したというエピソードは有名です。
     
  • 徹底したメイクアップ:実写メイクチームが、アニメ版ボ=カターンの特徴的な外見を現実の顔立ちへ落とし込むため、徹底的な微調整を施した点。

これらの要素が見事な化学反応を起こした結果、声優がそのまま実写を演じて完全な成功を収めるという、スター・ウォーズ史に残る素晴らしいキャスティングが誕生することとなったのです。

 

■ Blokeesと各シリーズについて

① Blokees(ブロキーズ)とは

Blokeesは、現在アジア圏を中心に世界中で急速にシェアを拡大している中国発の新進気鋭トイメーカーです。
そのプロダクトには以下のような際立った特徴があります。

  • コンセプトは「作る×遊ぶ×飾る」:単なる完成品アクションフィギュアではなく、ユーザー自身の手で組み立てる「プラスチックモデルキット」の楽しさをハイブリッドさせた設計が最大の特徴です。
     
  • 工具・接着剤不要のスナップフィット:ニッパーなどの工具や接着剤を使用せず、パーツをパチパチと嵌め合わせていくだけで手軽に組み立てられます。
     
  • ABS樹脂・PVCをメインとした高耐久設計:通常のプラモデルで多用されるPS(ポリスチレン)素材に比べ、強度の高いABSや柔軟なPVC素材を多く採用。組み立て後に「アクションフィギュア」としてガシガシ動かしても関節がヘタりにくく、破損に強い頑丈な構造を実現しています。
     
  • 圧倒的なライセンス展開:『スター・ウォーズ』を筆頭に、『エヴァンゲリオン』『マーベル』『ミニオンズ』など、世界的な人気IPの公式ライセンスを次々と取得し、驚異的なハイペースで立体化を続けています。

 

② シリーズ展開と「チャンピオンクラス」の特徴

Blokeesのスター・ウォーズ関連商品は、実写ドラマから旧三部作まで幅広くカバーしています。
製品ラインナップは、中身の分からないブラインドボックス仕様のミニキットシリーズ(「Galaxy Version」や、パーツ数を抑えた「Champion Class LITE」など)と、キャラクターを指定して購入できる通常ボックス仕様の「チャンピオンクラス」に大別され、今回のボ=カターンは後者に位置します。

 

上位ラインであるチャンピオンクラスの特徴は、主に以下の点が挙げられます。

  • 充実のパーツ数とハイディテール:ライト版(約50パーツ)に対し、チャンピオンクラスは約100パーツ前後(今回のボ=カターンは108パーツ)で構成。外装アーマーのディテールや色分けの再現度が高められています。
     
  • 抜群の色分け・成型色と塗装クオリティ:「塗装不要・シールなし」を謳う通り、成型色によるパーツ分割が非常に精密です。さらに、劇中のメタリック質感やアーマーのマーキングが最初から美しく塗装・プリントされているため、パチ組みするだけでパッケージ写真通りの高クオリティな仕上がりが手に入ります。
     
  • デスクに最適なサイズ感:完成時の全高は約14〜15.5cm(ボ=カターンは14.5cm)。一般的な1/12スケールのアクションフィギュアに近い、飾りやすく存在感のあるサイズです。
    ※デフォルメが施されている点や共通フレームを採用している関係上、正確な縮尺ではありません(バンダイの1/12スケール等とはサイズが異なります)。
     
  • 豊富な付属品と高いプレイバリュー:全身に20箇所以上の可動関節を持つだけでなく、専用のディスプレイ台座・スタンド、劇中の戦闘を再現できるエフェクトパーツ、豊富な交換用ハンドパーツがデフォルトで同梱されています。
     
  • 手頃な価格帯:他メーカーの1万円前後に匹敵する完成品アクションフィギュアのようなクオリティでありながら、実売価格は3,000円前後と、非常にコストパフォーマンスに優れています。

 

■ キット情報

お買い物の参考に、今回のキットのスペックです。

  • メーカー:Blokees(ブロッキーズ)
  • スケール:ノンスケール(1/12〜1/13相当)
  • 製品名:Blokees スター・ウォーズ マンダロリアン CC06 ボ カターン クライズ / Star Wars: The Mandalorian Champion Class 06 Bo-Katan Kryze
  • 型番:75806
  • 発売日:2026年5月22日
  • 定価:3,300円(税込)
  • 購入店:STAR WARS POP-UP STORE by SHIBUYA TSUTAYA
  • 購入日:2026年7月5日
  • 購入価格:3,300円(税込)

 

■ ボックス、インスト紹介

ボ=カターン・クライズ プラモデルボックス

マンダロリアン ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

外箱は、充実したパーツ数の割に非常にコンパクトにまとめられています。
ホログラム印刷がふんだんに施されており、見る角度によってロゴなどの色調が変化するのが格好良いです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキットの箱絵

パッケージ背面には、全パーツの構成と簡単な組み立て説明図が記載されています。

 

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

マンダロリアン ボ=カターン ボックスアート

各側面にそれぞれ異なるポージングの写真が掲載されているのも特徴的で、ホログラムの質感も相まって、箱のままディスプレイしても十分に映えるクオリティです。

これは積プラモデラーやコレクターにとっても嬉しい仕様ですね。

 

Blokees ボ=カターン・クライズ プラモデル

キットの写真が載っていないのは底面のみ。この構成からも、箱を立てて展示することを明確に想定した外箱デザインであることが窺えます。
なお、インスト(説明書)を含め中国語の記載が見当たらないため、こちらはグローバル輸出仕様のパッケージのようです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

箱の中身をすべて取り出した状態です。各パーツが綺麗に小分けされてパッケージングされています。

 

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

インストはコンパクトな小冊子形状(B6サイズ相当)となっています。

表紙、背表紙含めて全8ページです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデル キット

こちらは全パーツリスト。
あらかじめ切り離された塗装済みパーツやクリアパーツに加え、ランナーが計6枚という構成です。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデル組立説明図

組み立て説明はフルカラー印刷で、シンプルかつ非常に理解しやすいレイアウトです。
地味に嬉しいポイントとして、肩アーマーが2種類付属している点が挙げられます。
『マンダロリアン』シーズン3において、ボ=カターンが「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」に合流した証である「ミソソーの紋章」付きのアーマーがしっかりとセットされており、劇中再現が可能です(両肩分付属していますが、右肩だけシルバーのミソソーバージョンにするのがシーズン3仕様です)。こうした細やかな配慮はマニア心を分かっていますね!

 

ボ=カターン・クライズの組み立て説明書

最終ページには武装の換装手順などが詳しく記載されています。
2丁のブラスター、ダークセーバー、エネルギー・シールドなど、多彩な武器の付け替えギミックが楽しめそうです。

 

■ ランナー紹介

マンダロリアン ボ=カターン クライズ プラモデルパーツ

茶色の成型色で構成されたA1〜A3ランナー。
ここにはアーマーの下に覗く布地や関節パーツが割り当てされています。A3ランナーの骨盤まわりのパーツなどは、女性的なプロポーションが見事に造形されています。

 

マンダロリアン ボ=カターン クライズ プラモデル ランナーA1

ランナーのタグ部分には、素材が「ABS」であることがしっかりとモールドされています。非常に親切な設計ですね。確認したところ、6枚のランナーすべてがABS素材でした。

 

本キットはスナップフィットモデルのため、基本的には接着剤不要ですが、もし強度アップや合わせ目消し、塗装を目的として接着する場合は注意が必要です。タミヤセメントをはじめとする通常の「プラスチック用接着剤」では溶着しないため、必ずABS用接着剤か、ABSも溶かせるタイプの流し込み接着剤を使用してください。
ABSの接着方法について詳しく知りたい方は、ぜひ過去の解説記事を参考にしてみてください。

 

スター・ウォーズ プラモデルパーツ ボ=カターン・クライズ

ボ=カターン率いる「ナイト・アウル」の象徴たる鮮やかな水色を再現したB1ランナー、ベスカー鋼特有の金属感を醸し出す銀色のC1ランナー(ウェスター35・ブラスター・ピストルが贅沢に4丁も付属します)、そしてブーツなどの革表現を担当する濃ブラウンのD1ランナーです。
C1ランナーの胸部アーマーの優美な膨らみは、女性マンダロリアンらしい力強さと美しさが同居しており格好良い造形です。

 

ボ=カターン・クライズ用ディスプレイ台座パーツ

ディスプレイ用の台座パーツも同梱されています。驚くべきことに、こちらは最初からランナーのない状態で封入されています。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

そして、Blokees最大のセールスポイントである「塗装・プリント済みパーツ」は、ひとつの袋にまとめて封入されています。
これらのパーツは、ゲートの切り口に塗装が乗らない(素地が露出してしまう)のを防ぐため、あらかじめランナーから綺麗に切り離された状態でパッキングされています(手甲パーツのみ例外)。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルパーツ

塗装済みパーツを並べてみました。
精密な成型色の上から、スプレー塗装や高精度なタンポ印刷が重ねられています。

 

マンダロリアン ボ=カターンのキットパーツ

マスクしてスプレーされたと思われる箇所に、ごくわずかなズレやはみ出しが見受けられる部分もありますが、凝視しなければ全く分からないレベルに収まっています。
ミソソーのマークが施された銀色の肩アーマーなどは、通常の成型色や安価なメッキでは表現できないような、上品なアルミ調のメタリック塗料で塗装されています。

 

ボ=カターンのヘルメットと肩アーマー

さらに素晴らしいのがマーキング類の再現です。ヘルメットや肩アーマーにあしらわれた「ナイト・アウル」の紋章は、一般的なキットであればシールや水転写デカールでの再現になるところですが、このキットではあらかじめ高精度なタンポ印刷で転写されています。これは本当に見事です。

 

塗装済みパーツが袋の中に無造作に入っていたため、パーツ同士の擦れによる塗膜の剥がれが懸念されましたが、入念にチェックしたところ全く剥げていませんでした。非常に強固な塗料が使用されているようです。

 

ボ=カターンのライトセーバーパーツ

唯一、塗膜の微細な剥がれが確認できたのはこの小さなパーツの一部のみ。ほとんど気にならないレベルと言って差し支えないでしょう。

 

ボ=カターンのフィギュアパーツと武器

クリアパーツや、柔軟性のあるPVC製のパーツも同じ袋に同梱されています。
クリアパーツもランナーから切り離された状態になっており、ゲート処理の際に白化しやすいクリア素材の手間が省けるのは、モデラー目線で見ても非常にありがたい仕様です。

 

このように、説明書通りにそのまま組む(いわゆるパチ組み)だけで、誰でも手軽に完成度の高いアクションフィギュアを手にすることができる秀逸なキットです。
卓越した設計により「誰が組んでも全く同じハイクオリティな完成品」になるそのプロセスは、まさに「プラモデルのジグソーパズル」と表現するのがぴったりだと感じました。

 

プラモ本来の「組み立てる純粋な楽しさ」をダイレクトに味わえるため、こうした製品が増えることで敷居が下がり、プラモデルを嗜む裾野がさらに広がっていくのではないかと期待させてくれます。

 

国内メーカーにおいても、以下のように塗装の手間を省いた素晴らしいキットが展開されていますよね。

  • アオシマ:カーモデルの「プリペイントモデル」シリーズ(ランナー状態で塗装済み)
  • ピットロード:艦船モデルの塗装済みキットシリーズ
  • コトブキヤ:美少女プラモデル(アイプリント済みのフェイスパーツ等)
  • バンダイ:ガンプラ等(パーツ分割による凄まじい成型色再現)

これら名だたる国内製品と比較しても、「細部の塗り分けにシールすら一切使わず、完全な塗装・印刷済みで接着剤も不要」という割り切った仕様は、Blokeesならではのアドバンテージであると感じます。

 

そのまま素組みするだけで120点満点の完成度を誇るキットですが、では我々のような模型マニアが手を加える余地が皆無かと言えば、決してそんなことはありません。
パーツの成型上、パーティングラインは随所に存在しますし、一部には合わせ目も発生します。これらを丁寧に処理し、ピンポイントで部分塗装やウェザリングを施したり、思い切って塗り直してみたりするのも非常に面白い素材です。

 

私自身、まずは一旦パチ組みで全体のプロポーションや可動を確認し、そこからどのようなアプローチで仕上げていくかじっくりプランを練ろうと考えています。

 

ということで、次回の記事では実際にパチ組みを進める工作の様子と、無加工・無塗装での素組み完成状態をじっくりとご紹介します。
 

それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファレホ塗料の各種シリーズと色見本

近頃、プラモデルの塗装において、お手軽で安全に扱える「水性塗料」が人気を集めています。


水で薄めたり筆を洗ったりできるため、昨今のナフサ供給の不安定化に端を発した模型用溶剤(シンナー)の在庫不足や価格高騰による値上げの影響を受けにくく、何より家族や隣人へのシンナー特有のキツい臭いを気にする必要がありません。そして水性塗料の筆塗りであれば、有機溶剤や粉塵によるご自身への健康被害も抑えられます。

 

そんな水性塗料の中でも、シタデルカラーと並んで筆塗りがしやすく、圧倒的に綺麗に仕上がると評判なのが「ファレホ(Vallejo)」です。
筆ムラが出にくく乾燥も早いため、自宅のリビングで快適に作業したい筆塗りモデラーには間違いなくおすすめの塗料です。

 

しかし、いざファレホを買おうと思っても、特徴の異なるシリーズがいくつもあり、パッと見は似たような色味のボトルがズラリと並んでいます。それもそのはず、ファレホ全体のラインナップはなんと1000色以上

「シリーズごとに何が違うの?」「結局、最初にどれを買えばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
日本での総代理店であるボークスのファレホ公式サイトを見ても、各シリーズの説明は意外とあっさりしていて、実際の使い心地まではイマイチ分かりにくいですよね。

私もファレホを使い始めたときはそうでした。

 

「どんな塗り心地や色味なのか、実際に確かめてみたい!」とついつい買い集めているうちに、我が家にもかなりの数のファレホが揃いました。
そこで今回は、私が実際に使ってみて感じた各塗料シリーズの特徴や、リアルな使用感を分かりやすくまとめてみました!
ファレホの購入で迷っている方は、ぜひ塗料選びや買い出しの参考にしてみてください!

 

 

■ 基本にして至高!「モデルカラー」シリーズ

ファレホを代表するもっともスタンダードな基本シリーズです。色数は200色以上を誇り、ミリタリーやスケールモデルに最適な落ち着いたつや消しカラーが豊富に揃っています。

① モデルカラー(基本色)

最大の特徴は、圧倒的な「隠蔽力の高さ」「ムラの出にくさ」です。
顔料の密度が非常に高いため、筆に適量を含ませて滑らせると、スッと伸びてピタッと定着してくれます。乾燥後の完全なつや消し加減も非常に美しく、上品な仕上がりになります。

発色が素直なので、ミリチュア塗装で行われる「NMM(ノンメタリックメタル)塗装」のような、細かなグラデーションや混色が必要な場面でも思い通りの色を作りやすいのが強みです。
メインの塗料として、よく使う主要な色味を揃えておくと安心感がありますし、使い勝手が良いです。

 

注意点として、原液のままだと少し濃度が濃いため、水や専用シンナー、フローインプルーバ(乾燥遅延剤)等で少し薄めてあげると格段に扱いやすくなります。
逆にこの濃さのおかげで、各種添加剤を混ぜて自分好みに特性を変えやすいというメリットもあります。(元から薄いシリーズだと、添加剤でシャバシャバになりすぎてしまいがちです)

② モデルカラー メタリック

モデルカラー内にある金属色ラインナップです。マイカ(雲母)などが含まれており、ギラギラしすぎない「しっとりと落ち着いた質感」の金属表現が楽しめます。
スケールモデルの細かな金属パーツの筆塗りにはバッチリ馴染みますが、キャラクター物、メカ物、カーモデルなどの派手な輝きを出したい場合は、後述する「ゲームカラーメタリック」や「メタルカラー」「トゥルーメタリックメタル」を選んだ方がイメージ通りに仕上がるかもしれません。

 

■ 薄塗り・重ね塗りに便利!「モデルエアー」シリーズ

こちらは最初からエアブラシ用に最適な濃度となるよう、専用シンナーで希釈されているシリーズです。

「エアブラシ用」と銘打たれていますが、実は筆塗りでも非常に優秀な働きをしてくれます!
最初から綺麗に薄まっているので、筆跡を一切残さずに、薄く薄く色を塗り重ねていく技法(グレージング)にドンピシャでハマります。手軽に透け感のある美しいグラデーションを作りたい時には欠かせません。

 

ちなみに、本来の用途であるエアブラシでの使用感ですが、ラッカー塗料に比べるとノズルの乾燥詰まりが起きやすく(フローインプルーバを混ぜる事である程度解消できます)、濃度調整がややシビアな点、また使用後のエアブラシの洗浄に少し手間がかかる点から、個人的には「筆塗りで使う方が手軽で美味しいとこ取りができるな」という印象を持っています。

ただ、「部屋が全くシンナー臭くならないエアブラシ塗装」ができるという点は、環境によっては最大の利点になりますね。

 

■ 鮮やかさと強靭な塗膜!「ゲームカラー」シリーズ

ボードゲームのミニチュアや、ファンタジー系のフィギュア向けに開発されたシリーズです。近年大幅なリニューアルが行われ、性能がさらに向上しました!
モデルカラーに比べて鮮やかで彩度が高く、何より手で触って遊ぶコマを想定しているため、ファレホの中でもメカカラーと並んで「塗膜が強く剥がれにくい」という大きな特徴があります。

① ゲームカラー(基準色)&ゲームエアー

パキッとしたアニメ調の塗装や、キャラクターモデルに最適な基本色です。私自身、発色の良い鮮やかな色が好きなので愛用しています。海外モデラーの方のような派手な色使いに近づけるかもしれません。
モデルカラーよりも最初から少し薄めに調整されているため、ボトルから出してそのまま水で薄めずにスラスラと直接塗れる手軽さも魅力です。
※なお、このゲームカラーをエアブラシ用に希釈した「ゲームエアー」もあり、こちらはクリアパーツのキャンディ塗装風仕上げなどに便利です。

② エクスプレスカラー & インテンス

シタデルカラーの「コントラスト」に相当する、いま大流行中(ボークスも押してる)の革新的な塗料です!
パーツにバシャッと大胆に塗るだけで、塗料が自然に凹凸に沿って流れ、奥まった部分に濃く残ることで「1回塗るだけで自動的に綺麗な陰影(グラデーション)がつく」という魔法のような性能を持っています。

※ただし、パーツの凹凸を利用して影をつける仕組みなので、平面が多くてディテールが少ないツルッとした装甲板のようなキットにはあまり向かないので注意してください。


さらに顔料を濃くして、より力強くビビッドに発色するように作られた「エクスプレスカラー インテンス」もラインナップされています。

 

下地をブラック、グレー、ホワイトでドライブラシをかけて陰影をつけ、その上にエクスプレスカラーを塗る「スラップチョップ」と呼ばれる技法を使えば、まるで時間をかけて何層もグラデーションを重ねたような重厚な質感を、驚くほどの短時間で表現することができます(ブラック&ホワイト下地の明暗調整がキモ)。

 

③ 特殊な表現に!蛍光、インク、ウォッシュ、スペシャルFX

ゲームカラーには、模型のクオリティを一気に引き上げる特殊なエフェクトカラーが多数用意されています。

  • ゲームカラー 蛍光:ブラックライトに反応して鮮やかに光るカラー。クリア塗料のような質感で、ガンプラのツインアイやセンサー類の表現に最適です。(※ラッカー系の蛍光塗料に比べると発色はややマイルドです)
     
  • ゲームカラー インク:透明度が高く、極めて高濃度なインク。シルバーの下地の上に塗ることで、輝きを活かした「キャンディ塗装」が簡単に楽しめます。液体としての流動性が高く、乾燥後は美しい光沢仕上がりになります。
     
  • ゲームカラー ウォッシュ:装甲の隙間や服のシワにスッと流れ込み、立体感を際立たせるシャドウ用塗料。先述の「インク」が面全体を均一に染めるのに対し、「ウォッシュ」は出っ張った部分から流れ落ちて凹みに濃く残る性質を持っています。かなりシャバシャバなので、濃くしたい場合は数回塗り重ねるのがコツです。乾燥後は質感が馴染むつや消しになります。
    クレオスのウェザリングカラーと似たような製品ですが、ウェザリングカラーとの違いは顔料が分離しにくい事と、濃度が薄い事。スミ入れに使うとかなりあっさり目の仕上がりになります。
     
  • ゲームカラー スペシャルFX:リアルな「血のり」「サビ」「ドロドロした液体」など、フィギュアやジオラマに生々しい特殊効果を与えるための専用カラーです。

 

■ ガンプラ・ロボット模型の決定版!「メカカラー」シリーズ

ガンプラをはじめとするキャラクターロボットモデル向けに調整された、非常に実用的なシリーズです。
ファレホの弱点と言われがちな「パーツへの定着力」を克服し、関節を動かしても剥がれにくい最強クラスのタフな塗膜を誇ります。乾燥後は上品な「半つや(サテン)」に仕上がります。

① メカカラー(基本色、蛍光、メタリック、ウェザリング)

アニメメカにそのまま使えるパキッとした発色のカラーが豊富。最初からサラッとした滑らかな濃度に調整されており、筆運びが驚くほどスムーズです。
特におすすめしたいのが「69001 ピュアホワイト」。水性塗料の鬼門である「白」でありながら、驚異的な隠蔽力を持っており、ガンプラの白い装甲を筆塗りするならこれ一択と言えるほどの神塗料です!
また、「69013 ティターンブルー」といった、某黒いガンダムにどんぴしゃな名前のカラーも存在します。
この他にも、カメラアイ用の「メカ蛍光カラー」、関節に最適な「メカメタリック」、オイル漏れを再現する「メカウェザリング」などが揃っています。

② 下地と仕上げの超優秀アイテム!プライマー&サテンバーニッシュ

メカカラーを語る上で絶対に外せないのが、周辺アイテムの完成度の高さです。

  • メカプライマー:塗装前に塗ることで塗料の食いつきを劇的に高める水性サフ。筆塗りでも薄膜で均一に驚くほど綺麗に伸びてくれます。グレー、ブラック、ホワイトなどの定番色が揃っており、このプライマー自体の質感が非常に良いので、下地として塗った後そのまま「内部フレームの完成色」として仕上げてしまう時短テクニックも可能です(ラッカーの人気サフ、NAZCAシリーズのような使い方が水性でできます!)。
     
  • メカサテンバーニッシュ:仕上げ用の半つやクリアコート。ファレホのバーニッシュ(コート剤)は、筆で塗っても泡立ちにくく、乾燥すると筆ムラが綺麗に消えて表面が超滑らかになります。ロボット模型において、つや消しだと渋すぎ、光沢だとオモチャっぽくなりがちな装甲を、絶妙にリアルな質感に整えてくれるため、最後の仕上げに手放せません。

 

■ リアルな輝きを追求!「メタルカラー」&「トゥルーメタリックメタル」

水性塗料とは思えない、極上の金属表現を可能にするハイエンドなメタリックシリーズです。

① メタルカラー

アルミニウム系の極小顔料を使用した、ファレホ最高峰のメタリック塗料。本来はエアブラシ用ですが、筆塗りでも驚異的な性能を発揮します!
筆で塗っても不自然なムラが一切出ず、まるで本物のメッキパーツかのような滑らかな金属光沢が得られます。航空機のエンジンノズルや、車のメカニカルな内部フレームなど、ここぞという見せ場に使うと作品の密度が跳ね上がると思います。

② トゥルーメタリック

実際の金属粒子を使用し、絵画的なハイライト技法をメタリック色で再現するためのセット(ベース色、シェード色、ライト色、エアブラシ用の4本構成)です。
光の反射を模型的に誇張した、ドラマチックな輝きを筆塗りで簡単に表現できます。

4本セットのうち1本はエアブラシ用塗料となっているため、完全な筆塗り派の方はバラで買った方が良いでしょう。

この塗料もエクスプレスカラーと同様にボークスが店舗や広報誌で押している感じがします。

 

■ AFV特化やウェザリング用のマニアックなシリーズ

戦車模型(AFV)やミリタリー系モデルへの本格的な汚し塗装を楽しみたい方向けの特化型シリーズです。ガンプラやボトムズ等へのガッツリとしたウェザリングにも良いかもしれません。

  • パンツァーエース:第二次世界大戦の戦車兵の軍服、履帯(キャタピラ)、ペリスコープ、木箱など、「特定のピンポイントな部位」を塗るためにあらかじめ完璧に調色されたマニアックなシリーズ。「古い木材の色」や「履帯のサビ色」など、自分で混色すると絶妙に再現しにくい色がズバリそのまま手に入るため、スケールモデラーの痒い所に手が届く神ラインナップです。
     
  • モデルウォッシュ:エナメル塗料で行うような「スミ入れ」や「ウォッシング(全体的な汚れ・退色表現)」を、安全な水性アクリルで行うための薄口塗料。エナメル溶剤の最大の弱点である「プラスチックへの浸透によるパーツ割れ」のリスクが一切ないため、ガンプラなどにもパーツを痛める心配なくガンガン汚しを入れられるのが最大のメリットです。
     
  • ピグメント:泥、ホコリ、サビなどを表現するための「粉末状」の顔料です。足回りに直接こすりつけたり、アクリル溶剤で溶いてリアルな立体感のある泥の塊を作ったりと、戦車模型やジオラマ製作において、究極のリアルさを追求するなら必須のウェザリングアイテムです。

 

■ まとめ:迷ったらまずはここから集めよう!

ファレホの膨大なシリーズを解説してきましたが、最後に「結局どれから買えばいいの?」という方へ、私なりの結論をまとめます。

  1. 戦車や飛行機などのスケールモデル、筆塗りの基本を極めたい:まずは「モデルカラー」をベースに揃えるのが王道!
  2. ガンプラやキャラクターロボットをガシガシ塗りたい:圧倒的な塗膜の強さと塗りやすさを兼ね備えた「メカカラー」(特にピュアホワイトとプライマーはおすすめ!)から始めるのがベスト!
  3. ファンタジーフィギュアやミニチュアを立体感豊かに塗りたい:発色が鮮やかで塗膜も強い「ゲームカラー」や、1発で影がつく「エクスプレスカラー」を試してみるのが楽しい!

 

色々書いてみましたが、ファレホはどの塗料も基本的には使いやすく、それでいてシリーズ毎に特性が結構違う(さらにその特性を変える添加剤も色々ある)ので、とりあえず買ってみて実際に塗ってみるのが一番かもしれません。

合う合わないもありますし、人それぞれ好みや塗装方法も違うので(身も蓋もないけどw)

 

ではまた!


▼ファレホ関連の記事リンク

  1. ファレホを使いこなす添加剤&溶剤の特徴と使い方
  2. ファレホ×少しの工夫!プラモの筆塗りが最高のリラックスタイムになる方法
  3. モデルカラーやメカカラーなどファレホ全シリーズの特徴・選び方まとめ ※この記事

 

 

 

 

 

 

 

今回は旅の大きな楽しみであるシンガポールのグルメ・名物料理編をお届けします!

 

多民族国家であるシンガポールは、中華、マレー、インドなど、さまざまな食文化が混ざり合う美食の街。今回は、現地で実際に食べて本当に美味しかったおすすめの名物料理や、絶対に訪れてほしい名店を詳しくレポートしていきます。

 

 

■ シンガポールの名物料理10選

まずは、シンガポールに行ったら押さえておきたい鉄板の名物料理10選を一覧でご紹介します。

  1. 海南チキンライス(Hainan Chicken Rice)

    茹でたりローストしたりしたしっとり柔らかい鶏肉を、鶏の出汁とニンニクで炊き上げた香り高いご飯と一緒に食べるスタイル。ピリ辛のチリソース、とろみのある黒醤油、生姜ソースをお好みでつけながらいただきます。
     
  2. バクテー(肉骨茶 / Bak Kut Teh)

    豚のスペアリブをじっくり煮込んだスタミナスープ。シンガポールで主流の「潮州系」は、胡椒とニンニクがガツンと効いたクリアなスープが特徴です。スープが減ってくる、店員さんが何度も無料で注ぎ足してくれるサービスも定番です。
     
  3. チリクラブ(Chilli Crab)

    シンガポール名物ディナーの代表格。カニをまるごと、チリやトマト、溶き卵を合わせたピリ辛で濃厚なソースで豪快に炒めた料理です。旨味が詰まったソースを、揚げパン(マントウ)につけて最後の一滴まで楽しむのが現地の定番です。
     
  4. サテ(Satay)

    スパイシーなタレに漬け込んだ鶏肉や牛肉などを、炭火で香ばしく焼き上げた東南アジア風の串焼きです。甘めで濃厚なピーナッツソースをたっぷり絡めて食べます。賑やかな夜台街(ホーカーズ)で、冷えたビールのお供につまむのが最高です。
     
  5. カヤトースト(Kaya Toast)

    シンガポールの伝統的な朝食やおやつの定番。サクサクに焼いた薄切りトーストに、ココナッツミルクと卵で作った「カヤジャム」を塗り、厚切りバターを挟んだものです。醤油と胡椒を混ぜた半熟卵にとろっと絡めて食べるのがローカル流です。
     
  6. ラクサ(Laksa)

    中華とマレーの食文化が融合した人気の麺料理。ココナッツミルクのまろやかな甘みと、エビの出汁、スパイシーな辛みが絶妙にマッチした濃厚なスープが特徴です。短くカットされた米粉の麺を、スプーンですくって食べます。
     
  7. ホッケン・ミー(福建麺 / Hokkien Mee)

    エビや豚骨の濃厚な出汁を、麺にたっぷり吸わせるように炒めたエビ焼きそばです。日本の焼きそばよりも汁気が多く、旨味が凝縮されています。添えられているライムを絞ったり、辛いペーストを混ぜたりして味変を楽しめます。
     
  8. ロティ・プラタ(Roti Prata)

    南インド起源のローカルフード。小麦粉の生地を薄く伸ばして何層にも折り畳み、鉄板で外はサクサク、中はモチモチに焼き上げたクレープのようなパンです。サラッとしたカレーソースに浸して食べます。
     
  9. ナシレマ(Nasi Lemak)

    ココナッツミルクで炊いたご飯のまわりに、フライドチキンや目玉焼き、小魚のフライ、辛味調味料(サンバルソース)などを盛り付けたマレー系の定番ワンプレート料理。すべてを少しずつ混ぜ合わせながら食べると絶品です。
     
  10. フィッシュヘッドカレー(Fish Head Curry)

    その名の通り、大きな魚の頭が丸ごとスパイシーなカレーに入っている、見た目のインパクトも抜群な料理。魚の旨味やコラーゲンがカレーに溶け込んでおり、ご飯やパンとの相性が抜群の隠れた名物です。

 

この中から、私たちが実際に現地で訪れたおすすめの絶品店を詳しくレポートしていきます!

■ ソンファバクテー サンテックシティ店(Song Fa Bak Kut Teh Suntec City)

最初にご紹介するのは、バクテーの大人気チェーン「ソンファバクテー(松發肉骨茶)」です。

ガイドブックやYouTubeの動画などでも必ずと言っていいほど紹介されており、特にスープの評価が非常に高い有名店です。

 

ソンファ バクテー ミシュランビブグルマン9年受賞

ミシュランガイドのビブグルマンにも、2016年から(発表のなかった2020年を除き)連続で選出され続けているほどの実力派。シンガポール国内に17店舗を展開しており、チャイナタウンやオーチャードロード、セントーサ島の入り口、チャンギ空港など主要な観光エリアには大体店舗があります。なお、現時点で日本には進出していません。


シンガポールの高層ビル群と噴水

今回私が訪れたのは「サンテックシティ店」。マリーナベイの観覧車(シンガポール・フライヤー)の近くにある、オフィスや展示場、ショッピングモールが入ったシンガポール最大級の巨大複合施設の中にあります。ここは観光客よりも地元のオフィスワーカーが多いエリアなので、中心部の店舗に比べると比較的空いていて穴場としておすすめです!


シンガポールで賑わうレストランで食事を楽しむ人々

穴場とはいえ、お昼どきに足を運んだこともあり店内は満席。入店までに10分ほど列に並びました。


シンガポール名物バクテーと添え物

注文は、席に用意されているQRコードをスマホで読み込んで行うスタイルです。今回注文したメニューはこちら。

① 注文したメニュー

  • Pork Ribs Soup(スペアリブのバクテー)ランチセット:約1,700円
    (漬物、ご飯、油条、ドリンク付き)
  • Prime Spare Ribs Soup(特上スペアリブのバクテー):約2,000円
    (単品に、ご飯と油条を追加)
  • 豆苗の炒め物:約1,000円
  • オリジナルビール(Song Fa King's Garden Ale):約1,000円

 

このバクテーが本当に美味しかった!通常のスペアリブと特上スペアリブを両方頼んで食べ比べてみましたが、特上の方がやはり肉質が柔らかいです。ただ、通常版でも十分に柔らかく、適度な歯ごたえが楽しめて甲乙つけがたい仕上がりでした。

 

精度高く煮込まれた「スープ」は感動モノです。塩味ベースのシンプルな見た目なのですが、豚肉の濃厚な出汁にニンニクと胡椒、さらにスパイスがガツンと効いていて、深いコクがあり病みつきになる味。ご飯や油条(揚げパン)をこのスープに浸して食べると、最高です!揚げパンはカリッと固めに揚がっており、スープをたっぷり吸わせるのに最適な質感でした。

 

さらに素晴らしいのは、このスープがおかわり自由(無料)という点です。店員さんがスープの入ったヤカンを持ってこまめに客席を回っており、器のスープが減っているとサッと注ぎ足してくれます。夢中になって飲んでいるうちに、気がつけば4回ほどおかわりしていました(笑)。

 

豚肉や塩コショウ系のスープが好きな方には間違いなく刺さりますし、臭みや癖がないので誰でも美味しく食べられると思います。

シンガポールに行ったら絶対に外せない名店です。

 

ちなみに、シンガポールのスーパーではこのバクテーを自宅で再現できる「バクテーの素(スパイスセット)」が何種類も販売されており、お土産にも最適です。私も購入して自宅で作ってみましたが、じっくり煮込むだけでお店に近い本格的な味が簡単に再現できました!ネット通販でも手に入るので、気になる方はぜひ試してみてください。

 

 

② 店舗情報

  • 営業時間:11:00~21:00(土日は10:30開店、金土は21:30閉店)
  • 定休日:なし
  • 価格帯:1人あたり S$10~20
  • Googleマップ詳細地図はこちら
  • Googleマップ評価:4.5点

 

■ ラオパサのサテー(Best Satay 7 & 8)

続いては、東南アジア風の串焼き「サテー」の名店をご紹介します。

 

シンガポールの夜景と賑わう街並みシンガポール名物サテーを焼く様子

マリーナベイ沿いの金融街、高層ビル群のド真ん中にある巨大ホーカーセンター「ラオパサ」。そこに隣接する道路(ブーン・タット・ストリート)が、夜になると完全に封鎖され、歩行者天国の「サテーストリート」へと変貌します。

路上に突如として無数のテーブルと椅子が並べられ、辺り一面がサテーを焼く香ばしい煙と熱気に包まれる光景は圧巻の一言です。


ラオパサのサテー屋台「SATAY 8」

数多くのサテー屋台が軒を連ねる中、圧倒的におすすめなのがこちらの「Best Satay 7 & 8」。看板に書かれた「No.7」「No.8」の数字が目印ですが、この屋台だけ異常な行列ができているので一目で分かります。私が訪れた際も50人ほどの列ができており、注文までに30分ほど並びました。

 

メニューは、鶏肉、牛肉、羊肉(マトン)、エビなどがセット(26本入りのAセット〜190本入りのFセットまで)になっているため、注文も非常にスムーズです。1本あたり約100円計算と、価格がリーズナブルなのも嬉しいポイント。会計後に呼び出しベルを渡され、ベルが鳴ったら料理を受け取りにいくシステムです。


シンガポール名物サテとエビ串

① 注文したメニュー

  • SET A(チキン10本、ビーフ&マトン10本、エビ6本):約3,000円

 

しっかりと下味が付けられ、炭火で香ばしく焼き上げられたお肉やエビを、すりつぶしたピーナッツがたっぷり入った甘辛い特製ソースに絡めていただきます。マトンを含めてお肉はどれもジューシーで臭みがなく、スパイスと炭の香りが食欲をそそります。特にこのピーナッツソースが絶品で、ビールとの相性が抜群です!

 

ビール党の私以上に、普段あまりお酒を飲まない妻がこの味に大ハマりし、勢いよく食べていました。後日、シンガポールの別のフードコートでもサテーを食べていましたが、「やっぱりラオパサのサテーの方が圧倒的に美味しい」と言っていたほど。大行列ができるのも納得のクオリティです。


シンガポール名物 蝦麺(エビ麺)のホーカーズ

「サテーストリート」はラオパサのすぐ目の前なので、ホーカーの建物内で別の料理や冷えたビールを買ってきて、サテーと一緒に楽しめるのも大きな魅力です。

私が行ったときは急にスコールが降って来てしまい、私を含め屋根のないサテーストリートのテーブルで食べていた人は大急ぎでラオパサ内に移動しました。屋根のあるラオパサが隣にあって良かった!その分、大混雑していましたが…

 

ちなみに、このラオパサは建物が綺麗な「正八角形」の構造をしているため、非常に迷いやすいという注意点があります。

私も方向感覚にはそれなりに自信がある方なのですが、それでも自分の席を見失い、しばらく歩き回る羽目になりました。席を確保したら、周囲にある店舗の看板を覚えておくか、スマホで写真を撮っておくことを強くおすすめします!

 

② 店舗情報

  • 営業時間:19:00~翌1:00(土日は17:30~翌1:30)
  • 定休日:なし
  • 価格帯:1人あたり S$10~20
  • Googleマップ詳細地図はこちら
  • Googleマップ評価:3.9点

 

■ ヤクン カヤトースト フォーチュンセンター店(Ya Kun Kaya Toast Fortune Centre)

シンガポールの定番朝食といえばこれ、カヤトーストの超有名チェーン「ヤクン カヤトースト(Ya Kun Kaya Toast)」です。

 

国内に90店舗以上を展開する老舗カフェで、実は日本にも「東京国際フォーラム店(有楽町)」が1店舗だけ進出しています。今回は宿泊していたホテルの近くにあった「フォーチュンセンター店」を訪れました。

 

シンガポールのヤクンカヤトースト店内の様子

 

シンガポール名物 カヤトースト

シンガポールのカヤトーストとコーヒー

① 注文したメニュー

  • カヤトーストとコーヒーのセット ×2:約800円 ×2
  • たまごサンド:約500円

 

カヤトーストは、炭火でカリカリ・サクサクに焼いた薄切りトーストの間に、厚切りのバターと「カヤジャム(ココナッツミルクと卵、パンダンリーフで作られた東南アジアの定番ジャム)」を挟んだシンプルな一品です。しかし、面白いのはその「食べ方」にあります。

 

セットに付いてくる温泉卵2個に、卓上のマイルドな甘口醤油(ダークソイソース)と胡椒を落としてしっかり混ぜ、そこにカヤトーストをディップして食べるのが現地流。一見ミスマッチに思えますが、卵のまろやかさと醤油のコクがジャムの甘み、バターの塩気と見事に融合し、絶妙な甘じょっぱさが病みつきになります!

 

また、セットのコーヒーは現地で「コピ(Kopi)」と呼ばれる、あらかじめ底に練乳(コンデンスミルク)がたっぷりと沈んだ非常に甘く濃厚なスタイル。この甘いトーストと甘いコピの組み合わせは、高温多湿なシンガポールで朝からエネルギーをフルチャージして動き回るのに、まさに理にかなったローカルの知恵なのだと感じました。

まあ、私たちは流石に甘い物×甘い物だと胃もたれしてしまうので、ブラックで頂きました。ちょうど良かったです。

 

ついでに頼んだタマゴサンドも濃厚&具がたっぷりで美味しかったです。

 

カヤジャムもお土産としてスーパーで手軽に購入できます。自宅のトーストにバターと一緒に塗るだけで現地の雰囲気を味わえるので、我が家でも重宝しています。もちろんAmazonなどでも購入可能です。

 

② 店舗情報

  • 営業時間:7:30~22:00
  • 定休日:なし
  • 価格帯:1人あたり S$1~10
  • Googleマップ詳細地図はこちら
  • Googleマップ評価:4.1点

 

■ 天天海南鶏飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)

続いては、シンガポール屈指の知名度を誇るチキンライスの超名店「天天海南鶏飯(ティンティン・ハイナニーズ・チキンライス)」です。

 

シンガポール、ラオパサのサテーストリート

チャイナタウンの中心部にある有名なホーカーセンター「マクスウェル・フードセンター」内に店を構えています。ミシュランのビブグルマンにも選出され続けており、観光客だけでなくローカルな人々でも連日大行列を作る人気店です。行列は必須ですが、店員さんの手際が信じられないほど良く、料理の提供が早いため見た目ほどは待ちません。私が行った時も30人ほど並んでいましたが、15分ほどで受け取ることができました。

 

シンガポール名物チキンライスと青菜炒め

① 注文したメニュー

  • Chicken Rice Steamed M(Mサイズ) ×2:約750円 ×2
  • Oyster Sauce Vegetables S(チンゲン菜のオイスターソースがけ・Sサイズ):約500円

 

ここのチキンライスは、まさに「噂に違わぬ」驚きの美味しさでした。チキンは驚くほどしっとりとしていてジューシー、鶏肉特有の臭みは一切ありません。ご飯のクオリティも特筆もので、鶏の出汁と旨味が米の芯までしっかりと染み込んでおり、ご飯だけでも食べ進められるほどの美味しさ。さっぱりとした味付けなので、長旅で少し疲れた胃袋にもペロッと収まってしまいます。このクオリティをホーカー価格で味わえるのは、本当にお得感があります。

 

ちなみに、サイドメニューで注文したチンゲン菜は、シンプルに茹でたものにオイスターソースを絡めた、良くも悪くも「素材そのものの味」でした(笑)。チキンライスの箸休めとしてはちょうど良い、優しい一皿です。

 

② 店舗情報

  • 営業時間:8:30~20:00
  • 定休日:月曜日
  • 価格帯:1人あたり S$1~10
  • Googleマップ詳細地図はこちら
  • Googleマップ評価:3.9点

 

■ チョンバルベーカリー(Tiong Bahru Bakery)

最後にご紹介するのは、現地で感動したベーカリー。実はシンガポール、非常にパンのレベルが高い国でもあります。

 

チョンバルベーカリーの看板と店内の様子

その中でも特におすすめなのが、フランス人シェフが手掛ける大人気店「チョンバルベーカリー(Tiong Bahru Bakery)」です。現在シンガポール国内に18店舗を展開していますが、日本にはまだ進出していません(ぜひ日本にも来てほしいクオリティです)。

 

シンガポールの主要ショッピング街であるオーチャードロード周辺だけでも5店舗ほどあるため、観光や買い物の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。

 

こちらのパンは上質なバターや砂糖が贅沢に使われており、一口食べた瞬間の満足感がとにかく高いです。特に名物の「クロワッサン」「クイニーアマン」は絶品。何層にも重なった生地のサクサク感と、バターの芳醇な香りがたまりません。

今回の旅では有名コーヒー専門店、バシャコーヒー(Bacha Coffee)のカフェでもクロワッサンをいただきましたが、個人的には生地の食感やバターの風味も含め、こちらのチョンバルベーカリーの方が頭一つ抜けて美味しいと感じました!

シンガポールで美味しい洋食やスイーツが恋しくなった際は、ぜひ足を運んでみてください。

 

とは言え、バシャコーヒーのクロワッサンも美味しいんですよね~。サクサクとした食感と軽さ、甘さが絶妙で美味しかったです。特にピスタチオ味がお気に入り。

こちらは銀座にも店舗が出来たので、日本でも食べられます。

 

 

ではまた!

 


▼シンガポール旅行日記のリンク

  1. 準備・到着
  2. チャイナタウン散策&ホテル紹介
  3. ナイトサファリ観光
  4. シンガポールGP F1市街地コース朝散歩
  5. 巨大植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
  6. グルメ・名物料理 ※この記事