プラッツ/NuNu BMW M8 GTE #03 ボディ工作・塗装 | kingmanの模型製作記Ⓐ

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プラッツ/NuNu 1/24 BMW M8 GTE 2019 デイトナ24時間レース ウィナー(PN24010)の製作記3回目です。
今回はボディや外装パーツの塗装前の下ごしらえや加工から塗装までの製作日記。

 

ボディ工作(凹モールド化、スジ彫り、開口部削り)




ボディや外装の塗装前の加工をしてきます。
まずはリアフェンダー周りやフロントバンパー周り等にある、凸モールドで再現されたリベットを凹モールドに変えます。凸モールドのままだと研ぎ出しの時に削れてしまうので。

ケガキ針を刺して凸モールドの真ん中に軽く穴を掘ってから、0.5mmまたは0.8mmのピンバイスで貫通しないように注意しながら掘り込みました。



続いてはモールドの掘り直し。
このキットのモールドは浅い箇所があったりエッジが緩い箇所が散見されるので、綺麗に墨入れできるようにする為にも掘り直しておきます。
ほとんどはスジ彫りカーバイトの0.2mmを使いましたが、元のモールドが太めの箇所には0.25mmも使いました。


お次は開口部の淵の削り込み。いわゆる薄々攻撃ってやつです。
このキットは全体的にはわりとシャープな造形になってるので、効果がありそうな箇所にだけ加工しました。
右側の穴が加工前、左側の丸で囲ってある箇所が加工後です。

加工前、

加工後。うーん、わかりにくい。

これはボンネットのフィンの淵。左が加工前、右が加工後。

あとはボンネットのNACAダクトの淵も一応削ってます。
だいたいこの辺を加工しました。自己満です。

 

下地処理



フロントフェンダー前方やテールランプの上に深めのパーティングラインがあり他にもヒケ等があるかもしれないのでその処理の為と、凸モールド化やスジ彫りの痕を綺麗にする為、塗装前にボディ全体をサンディングしておきます。

神ヤス2mmの600番、1000番で削ったあと、ラプロス2400、4000もかけて表面をなるべく滑らかにしました。


ボディにはヒケは見つかりませんでしたが、リアウィングにはヒケがあったのでパテで修正しておきました。

タミヤのキットとかだったらサーフェイサーを吹かずにいきなり塗装するんですが(その方が綺麗に仕上げやすいし)、このキットは綺麗に下地処理出来ているか自信無かったのでサフを吹きます。
デカール貼りや研ぎ出しのことを考えるとあまりザラザラの下地にはしたくないので、なるべく目が細かいクレオスのMr.フィニッシング サーフェイサー1500ホワイトを使いました。

一部軽い処理漏れがあったのでマイスターシートで修正してます。

 

ボディ塗装

この車両の外装塗装は、ボディ全体はホワイトで一部ブラックで塗分け、サイドミラーやキドニーグリルだけレッドという配色です。
ホワイトとブラックはどの塗料を使っても色味に大差は無いので問題無いと思いますが、レッドだけはデカールのレッドと色味が違うと変なので吟味します。

手持ちの赤色塗料のカラーチップを用意。写真だとほとんど違いが無く見えちゃいますが、肉眼だと結構違います。
ちなみにインストに記載されている指定色はMr.カラーのレッド(C3)です。
デカールと見比べて一番色味が近かったのはタミヤラッカーのピュアーレッド(LP-7)でした。

ということで、今回使うのはこの3つ。




まずはボディのパーツをクールホワイトで塗装。
いつも通り0.5mmのエアブラシ(クレオス プロコンBOY LWAトリガータイプ ダブルアクション)を使い、3倍希釈で3回塗り重ねてます。


塗膜が乾燥したあとラプロス#6000で埃取りをし、全体をラプロス#8000で軽く研磨して塗装面を平滑にしてます。
この段階から(なるべく)平滑にしておくと研ぎ出しが楽ということと、デカールを密着しやすくするという狙いがあります。

次はボディにマスキングをしてブラックの塗装。

ボンネットの黒いカラーリングの部分はデカールで再現されるので、デカールに隙間が出て下の白地が見えてしまいそうなNACAダクトの周りだけ塗装します。なのでマスキングは適当で大丈夫です。キドニーグリル下の台形の部分も上にカーボンデカールを貼るので塗らなくても良いっちゃあ良いんですが、デカールに隙間が出来たときの為に塗装しておきます。

全面黒いカラーリングのルーフもデカールで覆われるので塗装しなくても大丈夫なのですが、エアインテークやスジ彫りの部分に隙間が出来て下地が見えるといやなのと、マスキングしやすそうだったので塗装しました。
が、スジ彫りの隙間から吹きこぼれたりして修正が面倒だったのでボンネットと同じようにエアインテークの周りだけ塗装するようにすれば良かったなと後悔してます。
ドア下のサイドステップは黒いカラーリングの部分をデカールが全面カバーする訳ではない(一部だけカーボンデカールを貼るかたち)ので、塗装必須です。
モールドに沿ってマスキングするだけなので簡単です。

リアバンパーはデカールは無いので塗装必須。
サイドステップと違ってガイドになるようなモールドは無いので、実写写真やインストを参考にして位置決めします。


吹きこぼれがいやなのでガッツリマスキングします(結局何か所か吹きこぼれたけど)。

裏側から塗料が回り込まないように車内側も念のためマスキング。



パトカーのようなカラーリングになりました。


わりと丁寧にマスキングしたんですが、何か所か吹きこぼれしちゃいました。
吹きこぼれた箇所は筆塗りで修正しました。
写真撮り忘れたけどリアウィングのパーツも一緒にブラックで塗装してます。

3色目のレッドの塗装。

キドニーグリル内部とサイドミラーだけです。
このキット、赤色のキドニーグリル内部と黒色(カーボン地)の縁取りが別パーツになっているのが塗装しやすくて良いですね~。

サイドミラーはステーの部分は黒で塗装しないといけないので、赤色の塗装が乾いた後にマスキングしてブラックで塗装します。


そんな感じでボディの塗装は完了!
次回はこのキットの制作で一番楽しかったデカール貼りです(逆にデカール貼ったら満足してしまったという・・・)。
ではまた!