タミヤ 1/48 グラマン F-14D トムキャット(Item No:61118)の製作記7回目です。
今回は墨入れとデカール貼りの製作日記。
今回は機体本体の下地塗装、基本塗装、迷彩塗装の製作日記。
・クリアコート
塗装の保護と墨入れのふき取りやデカールを貼りやすくする為、全てのパーツにクリアコートしておきます。
ここで一回クリアコートしておくだけで大分違います。
使ったのはガイアノーツのEx-クリアー。
あまり厚めに吹いてしまうと繊細なモールドが埋まってしまうので極力薄めに吹きました。
・スミ入れ
墨入れはいつも通りMr.ウェザリングカラーのマルチブラックを使用。
この塗料はエナメル塗料と違ってパーツが割れたりしないので安心です。
墨入れ前。
墨入れ後。
やっぱモールドが多い現用機は墨入れすると映えますね。
兵装やパイロンとかも地味に数が多いので面倒でした。
モールドに沿って塗料置いていくだけでも結構大変・・・
平筆でドバっと塗っちゃうっていう手もありますが、そうすると拭き取りが大変になるので地道にやりました。
かなり時間かかりましたよ。
でもパネルラインが多くてカッコイイ。
・デカール貼り
このF-14は自衛隊仕様のF-14Jなので、キット付属のデカールからはコーションマークや兵装用のデカール等ほんの一部だけを使用しました。
メインで使うデカールはこちらのF-2用のデカールです。
1/48スケールのF-2用のデカールは、別売りのものが沢山出ているので良いですね。
写真左側の1枚がプラッツの「航空自衛隊 F-2B空自50周年記念塗装機 松島基地 独眼竜」で、それ以外がDXMデカールの「航空自衛隊 F-2A Viper Zero 6SQ Special Schemes」。
プラッツのデカールは、宮城県松島基地に所属する第4航空団隷下第21飛行隊F-2Bの空自50周年記念仕様を再現したものです。
尾翼の独眼竜正宗のマーキングが特徴的。
高品質でお馴染みのカルトグラフ製です。
この松島基地のF-2は東日本大震災の津波で18機が水没してしまっています。
DXMデカールの方は、福岡県築城基地に所属する第8航空団隷下第6飛行隊F-2Aの各種特別仕様を再現したものです。
5パターンの特別塗装を再現できます。
競技会用で撃墜マークが描いてあるものやF-86とF-1をイメージしたカラーリング等バリエーション豊富。
こちらもカルトグラフ製。
ちなみにDXMデカールは台湾のエアモデル用デカールメーカーで、主に現用機の色々な仕様のデカールを出してます。
公式ページはこちら。
この2つのデカールを良い感じに組み合わせて使い、F-14Jっぽくしようという寸法。
まずはパイロンや兵装等にキットのデカールを貼りました。
フェニックスミサイルはデカールが多く、貼ると映えます。
いつも通りタミヤのデカールのり(軟化剤入り)を塗ってから貼り付け、その後に同じくタミヤのマークフィット (スーパーハード)を塗って密着させてます。
まずは主翼とコクピット側面に日の丸を貼り付けました。
日の丸の位置はF-2に比べれば形状が似ているF-15Jを参考にしています。
日の丸が付くと一気に自衛隊機っぽくなりますね。
日本語のコーションマークも貼ると自衛隊機らしさが増します。
このデカールもそうですが、そのままだと位置が合わないものはバラバラにしてからそれっぽい位置に貼り付けてます。
垂直尾翼にどのデカールを貼るかは、かなり迷ったんですが、他のマークより日本らしさが強い松島基地の独眼竜にしました。
黒一色で目立ち過ぎないのも良いかなと思い。中二感があってカッコイイしw
F-2っぽさと言えばウォークウェイや給油口等にひいてある白線ですよね。
F-2用のデカールに入ってはいるんですが、当然サイズが合わないのでモデルカステンのラインデカールを使って再現します。
0.3mm、0.5mm、1mm、2mm、3mmの実線と、0.5mm、1mmの破線等がセットで入ってます。
護衛艦の歩行帯用に買ってあったものです。
主翼や機首付近の空中給油口には0.3mmのラインを貼りました。
垂直尾翼のラダーとの境目にはF-2も太めだったので0.5mmのラインを貼りました。
この後はもうマークの意味とか無視で全体のバランスだけ考えてベタベタ貼ってきました。
給油口が無いはずの箇所に給油口のマークがあったりしますが、F-14Jにはあるんです!
裏側にもそれっぽい感じでベタベタと。
こんな感じでF-14J シーキャット(海猫)になりました。
インストの指示通りに貼るのと違って、貼る場所考えながらだったのでかなり時間かかりました。
ちなみに、キット付属のデカールもプラッツ、DXMデカールのF-2用デカールもどれも丈夫で貼りやすかったです。
プラッツの方は若干厚めで段差が目立つかも。
あとは軽くウェザリングをして組み立てれば完成です。
ではまた!