タミヤ F-14Dトムキャット #08 ウェザリング、組み立て | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


タミヤ 1/48 グラマン F-14D トムキャット(Item No:61118)の製作記8回目です。
今回は、可変翼やエンジンのウェザリング、クリアコート、最終組み立ての製作日記。
これでF-14J(自衛隊仕様)の製作日記はおしまいです。
 


ウェザリングをする前、デカールの保護とデカールの段差を目立たなくすることやウェザリングをしやすくする為にクリアコートをしておきます。
デカールを貼る前と同様、艶有りクリアのガイアノーツ Ex-クリアー(Ex-03)を使いました。


デカールの上にラッカー塗料でクリアコートするときは、デカールにダメージを与えないようちょっとずつ吹くのが定石ですが、機体の面積が広いので途中で面倒になり一気に吹いたら一部のデカールに気泡ができました。
プラモづくりって丁寧さと根気が重要ですよね~。
まあ、沢山貼ったデカールのほんの一部だけだし、カーモデルと違ってそこまで目立たないし、最後の艶消しクリアで抑え込めそうなので、デザインナイフで軽く切込みを入れておくだけにしました。


F-14トムキャットの製作で避けては通れないのが可変翼根元のウェザリング。
主翼を稼働させる度に付け根が機体の中に格納されたり出たりを繰り返し、擦れて汚れるんですね。
ここをどう再現するかは製作前から悩んでました。
マスキングテープをサークルカッターで円形に切ったものを使ってマスキング塗装したり、フリーハンドで吹いたりと色々なやり方があります。
翼を広げた時にだけ見える汚れなので、完成後に閉じた状態にしかしないなら何もしないのもアリですよね。
デカいから広げた状態で飾ることも無いだろうし。
逆に、タミヤの1/48トムキャットで一番新しいキットのF-14A後期型の場合は、主翼を広げた状態固定なのでその汚れを再現する為のデカールが付いてます。
F-14Dのときから付けて欲しかったなー。その部分のデカールだけアフターパーツメーカーから出てないか探してみたけど、なさそうでした。
結局一番楽なフリーハンドでやる事にしました。失敗したら翼を広げないようにすれば良いだけだし!


翼をたたんだ状態で機体と主翼の境目にマスキングテープを貼り、Mr.クリアカラーGX GXクリアブラック(GX101)をかなり薄めて0.2mmのエアブラシで線を描くように何度も細吹きしました。


それなりにそれっぽい感じになったと思います。

さらにAKインタラクティブのウェザリング用エナメル塗料のグリースシャフトベアリング(AK2032)を塗って油汚れを追加します。
この塗料は元々濃度がウェザリング用に調整されているので、そのまま塗れます。

そしてこれまたAKインタラクティブのウェザリング用色鉛筆のダークグレイ(AK10024)を使って、擦れた汚れを主に機体側のエアバック等に追加します。
鉛筆なのでそのまま書き込めるのが便利です。硬めで薄っすらとしか色が乗らないのも調整しやすくて良いです。

あまり変わらないけどそれらを足した状態。


あと実は塗装に深みを加えようと、スペインの模型用油絵具「502アプタイルンク」を使ってドッティングも試してみました。
模型用というだけあってミリタリー系の模型のウェザリングに使えそうな色がそろってます。

とりあえず主翼の裏面で試してみました。
爪楊枝を使ってランダムに絵の具を置きます。
その後、クレオスのMr.ウェザリングカラー専用うすめ液を浸み込ませた綿棒で拭き取ります。

写真下が何もしていない状態。上がドッティングをしたもの。
塗装面がクリアコートによってツルツルな事もあって拭き取り過ぎたのか、ほとんど違いが判らない・・・
面倒臭くなって全体にやるのはやめましたw
まあ、あまり汚し過ぎても自衛隊機らしくないし(言い訳)!


予め下地をシルバーで塗ってあった機体の各所のライトの部分に、タミヤエナメルのクリヤーレッドやクリヤーグリーンを筆塗りで塗装。
濃い目の塗料を厚めに塗って盛り付け、ライトっぽくしてます。


排気口内部は、タミヤのウェザリングマスターBのススを擦り付けて排気汚れを表現。

排気ノズルの内側は実機写真だと白っぽくなっていたので、同じくウェザリングマスターBのスノーをアクリル溶剤で溶かして塗り付け、乾いた後にざっと拭き取ってます。




ランディングギアを組み立てて取り付け。
追加工作無しのキットのまんまですが、良く出来てます。
シリンダー部分はミラーフィニッシュを貼っても良かったかも。

遊びも無いし接着面もしっかりしていて、きっちり頑丈に取り付けられます。



ついに自立しました。カッコイイ!




おまけでエンジン下面に、AKインタラクティブのウェザリング用エナメル塗料のケロシン(AK2039)とラストストレーキ(AK013)で油汚れを追加。




最後の仕上げに、ガイアノーツのEx-フラットクリアープレミアム(Ex-10)で艶消しクリアコートを吹いて塗装終了!



キャノピーのマスキング剥がし。綺麗に出来ました。



キャノピーを機体に取り付け。
オープンした状態ならコクピットもちゃんと見えますね。


あとは兵装を取り付けるだけ。
兵装とパイロンにはネオジム磁石を仕込んであるので取り外し可能です。
実際の搭載パターンとか関係なく、好き勝手に取り付けてブンドドできます。


ブーン!ドカーン!(垂直落下)






これで完成です!

やっぱ洋上迷彩に日の丸はカッコイイ!

ではまた!