タミヤ カルソニック スカイラインGT-R 2003 #05 クリアコート・研ぎ出し | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


タミヤ 1/24 カルソニック スカイライン GT-R 2003(R34)(24272)の製作記5回目です。
今回はボディのスミ入れ、クリアコート、研ぎ出し、ピラー塗装等の製作日記。

 


レーシングカーはデカールの段差をクリアコートで消さないといけない。という行政からの要請があるので、クリアコートを厚めに吹かないといけません。
実車の場合分厚いカッティングシートみたいなのを貼りっぱなしで段差があるレーシングカーもありますが、この車両は綺麗にクリアコートされているのでやらないと。
まあデカールの段差が残っていると見栄えが悪いってのもありますしね(個人の感想)。

 

・ロゴ塗装、スミ入れ


ということで、ボディのモールドがクリアで埋まる前にリアのスカイラインのロゴを塗装をしました。
タミヤエナメルのクロームシルバークロームシルバーを流し込み、はみ出た所を拭き取る方法で塗ったんですが、クリアコートしているうちに微妙に粒子が流れだしちゃいました。
一応色自体は残ったし目立つ程では無かったので結果オーライ。



同様の理由でスミ入れもこのタイミングで行いました。
いつも通りMr.ウェザリングカラーのマルチブラックマルチブラックを使用。
この時点だと濃すぎる感じもしますが、クリアに埋もれる事によって最終的には丁度良い感じになりました。クリアで微妙に溶けているのもその要因かもしれません。

 

・クリアコート


デカールが多いキットの場合はおまじないのように、このMr.カラーGX スーパークリアⅢ UVカット光沢Mr.カラーGX スーパークリアⅢ UVカット光沢を最初に吹いてます。
紫外線による日焼けや退色を防ぐ効果があるらしいんですけど、実際どうなのかは知りませんw
少なくても3年前に作ったマクラーレンMP4/8はまだ退色してはいません。



前に作ったフィエスタはクリアコート時の慎重さが足りず、しばらく経ってからデカールがヒビ割れしまくるという残念な結果になったので、今回はかなり慎重に進めましたよ。
濃い目に希釈したUVクリアを遠目から慎重に砂吹き。
1回吹いた後乾燥機で(本当は自然乾燥の方が安全らしい)1日乾かし、計2回砂吹きしました。



でもね、なんかゼッケンのあたりとかが微妙に浮き出してますよ?不穏な空気・・・
まだクリア層が薄かったので、デザインナイフで切込みを入れてマークセッターやソフターを流し込んで綿棒で抑えたりしてみたものの効果無し。


その後、普通にUVクリアを全体に吹き付け。
まだデカールの段差は消えてないし、砂吹きのデコボコが目立ちますね。

吹き付けしやすいリアウィングは既に綺麗な状態に。


フロントウィンドウとリアウィンドウ、ヘッドライトにもデカールを貼ってあるのと、他のクリアパーツには微妙に傷がついちゃってたのでクリア塗装。
だがしかし、塗装の度に付くホコリをサンドペーパーで取り除いていたところ、リアウィンドウの傷が消えなくなりました。
もしかしたら削りカスだったのかもしれません。
ボディは目立たない埃は無視しちゃえばよいんですけど(今までは結構神経質に取り除いていたんですけど、小さい埃は結局目立たなくなることにやっと気付いた)、クリアパーツは目立つんですよね~。
これからはクリアパーツにはなるべくクリアコートしないようにします。
傷とかは高番手のサンドペーパーとコンパウンドで消せるし。
今まではそうしていたんですけど、クリアコートしちゃった方が楽かなと思っちゃったんですよね~。
クリアする度にホコリが入ってそれを取り切れなかったりして、逆に面倒な事になりましたよ。


ここからはEx-クリアーEx-クリアーを吹き付け。
今回もTipoマルチシンナーTipoマルチシンナーを使って希釈しています。
中研ぎ前のクリアコートは毎日1回ずつ計5回吹き付け。
最初の4回は2倍希釈でクリアをしっかり乗せて、5回目だけ3倍強に希釈したシャビシャビのクリアで平滑にしました。

で、この作業の間に問題が発生したんですよねー。


たしか1回目のEx-クリア吹き付けの後、ドア周りのデカールに軒並み細かい気泡が出来たんですよ。
ゼッケンは元よりカルソニックやTOTALのロゴあたりに。
やっぱデカールがちゃんと密着していなかったんでしょうね。塗膜も平滑では無かったし。

もう一思いにキットをゴミ箱に捨て、ブログの製作記も消して無かった事にしようかとも思いましたよ。
こんなニキビ肌じゃブログにも上げられない!もう学校行きたくない!
そんなときに父がプロアクティブプロアクティブを買ってきてくれたんです。
使い始めたらすぐにニキビが消えて、ブログにもアップでき今は正面向いて話せるようになったし笑顔になった気がします。
※個人差がありますのでご注意ください。

なんの話でしたっけ?
そうだデカールの気泡の件ですよ。
ネットで調べた解決策だと、クリア後に気泡が出来た場合はサンドペーパーでクリア層と気泡を削り落とし、リタッチした上でクリア塗装。
もしくは完全にクリア層を削ってデカールも剥がし、再度デカール貼りからやり直す。
・・・面倒臭くてどっちもしたくねー!!

という事で迷わずそのままクリアを吹き重ね、成り行きに任せる事にしました。
迷わず行けよ、行けば分かるさ!



そしたらですね、なんという事でしょう。
クリアを3回ぐらいを吹いた後の乾燥後、勝手に気泡が潰れたんですよ。デカールへのダメージも無く密着してます。
TipoマルチシンナーTipoマルチシンナーの強力な溶剤成分のお陰なのか、乾燥機の熱で膨張した空気が抜けだしたのか、理由はよく分かんないけど結果オーライ!
ただ、気泡の箇所のクリアが凹んだ状態になったので、その箇所には重点的にクリアを吹いておきました。


そんなこんなで最後(5回目)に3倍強に希釈したEx-クリアを吹いてクリアコート完了!

それなりに綺麗な光沢は出ているものの、


デカールの段差やクリアのうねりがあるので中研ぎで平滑にします。
中研ぎ前に完全に硬化させる為、1週間ぐらい放置(最初の1日だけ乾燥機を使用)して乾燥させてます。

 

・中研ぎ


中研ぎに使うのはいつも通りこの辺の研磨用ツール。
ざっとタミヤ研磨スポンジシート2000番タミヤ研磨スポンジシート2000番や神ヤス2000番で研いで、細かい所をラプロス#4000ラプロス#4000(2000番相当)で研ぐ。
3000番のスポンジシートを挟んで4000番の神ヤスとラプロス#6000ラプロス#6000(4000番相当)で仕上げ。
という感じで、今回は安全に2000番から始め、簡単に4000番で終わらせました。


この後オーバーコートをするので、平滑にさえなっていれば傷は消えてなくて大丈夫。

 

・オーバーコート



マルチシンナーで3.5倍ぐらいに希釈したEx-クリアを計2回吹き付け。
粘度がかなり低いので垂れないように注意。
リアウィンドウとリアサイドウィンドウはスモーク指定なので裏からGXクリアブラックGXクリアブラックを吹き付け。傷が目立たなくなったw





結構綺麗な光沢が出た気がする。

 

・ピラー塗装


はみ出してもこの後の研ぎ出しで削り取れると思い、このタイミングでピラーやガーニーフラップの塗装。
クリアも十分乗っているし大丈夫だとは思うけど、このタイミングでデカールごとベロっと剥がれたら今度こそゴミ箱行きなので、デカールの上になるべくマスキングテープが乗っからないようにビニール袋と紙を併用してマスキング。
でもリアウィングは難しかったので粘着力を落としてマスキングテープを貼り付け。

タミヤラッカーのセミグロスブラックセミグロスブラックで塗装。

綺麗に塗装出来ました。
これだけの為にあの大仰なマスキングか・・・カーモデルは大変やで・・・

このリアウィングのガーニーフラップ、ただの小さい板ですけどこれだけで1.2~3倍のダウンフォースを得る事が出来るんですよね~。
アメリカ人ドライバーのダン・ガーニーさんが開発したのが名称の由来。

 

・研ぎ出し

最後に研ぎ出しします。

今回、初めて評判の良いフィニッシャーズのコンパウンドを使ってみました。
バラ売りもしているんですけど、クロスも付いてお得なコンパウンドセットコンパウンドセットを購入。
1500番相当のハード以外は粘度が丁度良くてスムーズに磨け、光沢も出やすい気がしました。
付属のクロスもガーゼのように柔らかくてこれも光沢の出やすさに影響しているのかなと思いました。
ただ、めちゃくちゃ毛羽立ってホコリがウザいので一回洗ってから使った方が良いのかも。



今回はハードは使わず、ファイン⇒ミクロの順で使用。
良い光沢になったんじゃないでしょうか。


続いていつも通りハセガワのセラミックコンパウンドセラミックコンパウンドで磨き上げ。
クリアパーツはこれだけで磨いてます。


で、最後にこれまたハセガワのコーティングポリマーコーティングポリマーで艶出しして終了。




最早あまり違いが分かんないけど、綺麗に仕上がったんじゃないでしょうか!
これにてボディの仕上げは終了!
お疲れさまでした!

 


カーモデル作ってるととにかく埃が気になるんですよね~。
なのでカーモデル製作中は掃除の頻度が上がります。


でも掃除しても掃除しても埃が減らないのでダイキンの強力な空気清浄機を買ってやりましたよ。
部屋の倍以上の適用面積(31畳まで対応)!
花粉症&コロナ対策という建前で購入。
ヨドバシとビックに勤めてる友人がいるんですが、二人とも空気清浄能力はダイキンが一番って言ってました。

でも、結局大してホコリは減りませんでしたね~(前に使ってた18畳用のパナソニックの空気清浄機に比べれば全然ホコリは吸い寄せてますけど)。
なのでもう気にしない事にしましたw
ちなみに、塗装中は空気清浄機を停めておかないとシンナー臭がこびりつくので注意。


ではまた!

 


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