ハセガワ 1/450 海上自衛隊 あたご型イージス護衛艦 DDG178 あしがらの製作記3回目です。
今回は組み立て完了までの製作日記。
映画版「空母いぶき」が悪い意味で話題になっていて残念な限り。
中国ではなく架空の国が攻めてくるし、出てくる艦船も全て架空艦になっちゃってます。このあしがら(か、あたご)も「あしたか」に・・・
ヤフーブログで記事をアップ出来るのもあと3カ月(移行ツールが未だにリリースされないので伸びるかもしれないけど)、どんどん行きましょう!
艦橋部分のディティールアップをしていきます。
まずは垂直梯子のモールドを削り取り、エッチングパーツに置換えました。
この汎用パーツのエッチング梯子、最初は他メーカーのに比べて繊細&サイズが小さいレンボーモデルの1/350 モンキーラッタルを使っていたんですが、あまりに繊細過ぎで切り出すときや取り付けた後にちょっと触っただけでフニャフニャ曲がってどうしようもありませんでした。
ガサツな自分には向かないので、結局前回の製作記で階段にも使ったピットロード(ゴールドメダルモデル)のものを使用。
艦船用語では梯子のことを「ラッタル」って言うんですね。ドイツ語だかオランダ語が訛ったものだとか。
英語だとWWE等の海外プロレスではお馴染みの「ラダー」。ここからしばらくラダーデスマッチです。
艦橋天板パーツと本体の間に隙間が出来るので、伸ばしランナーを接着して隙間埋め。
始めてやった手法だったので伸ばしランナーが太すぎですが、塗装後は目立たなくなりました。
フェーズドアレイレイダー上の配線っぽい何か(調べても何用か良くわからず)を0.3mm真鍮線で再現。ちょっと太すぎたので0.2mmにすれば良かった。
いろんな箇所のラダーモールドを削りとり
エッチングに置き換え。めんどくさいけど満足感はあります。
階段はキットでは省略されているのでこれもピットロードのエッチングで再現。こんな地味作業よりエッチングしたいものです。
キットのホイップアンテナは棒状、実物は先が尖ったテーパー状。
真鍮線に置き換えても変だし、伸ばしランナーだと丁度よい長さに2本揃えるのも大変そうだったので、キットのものをサンドペーパーで削り込んでディティールアップ。
そしてここからは艦橋への手すりの取り付け。
マストとかに使ってたテトラモデルの現用艦艇用手すりは一段切り取ってから使わないとサイズ感が合わず、それが面倒になり
テトラモデル 1/350スケール 艦船用アクセサリーパーツ WWII 米海軍 手すり(SA3508)
に切り替え。
これだと手すりの高さが低くそのまま使え、かつ支柱の間隔が狭いものと広いものが入ってるので長さ合わせもしやすいんです。
末端が船体にくっつく箇所の手すりは現物に合わせるだけなので長さ決めが楽なんですけど、両端を支柱にしないといけない個所だと長さ決めが結構難しい。
あと、地味に手すり上下の切り出し跡を削るのが面倒。
なんでこんな修行をやりだしちゃったのかなぁ・・・(笑)
艦橋天板の手すりは一番形を合わせるのに苦労したかも。もう一回やれと言われたら全力でお断りしますね。手すり無しで滑落すればよい。
上部構造物後方にも何とか見れるレベルで手すりを取り付けられました。面倒くせー!!
でも、船体に各パーツを載せてみると、良い感じでその苦労も吹き飛ぶんですよね~。
ちょっと工作しては組みつけて眺め、シコシコしてやる気を取り戻す。の繰り返してなんと気力を保ちます。正気は保ててませんけど。
船首のパーツはキットだと穴が開いた半円状のパーツに棒が刺さった1パーツだけ(写真左下)のあっさりしたものです。
プラ棒を薄切りして半分にしたものと真鍮線や手すりでディティールアップ。
それっぽくなったかな。
船首部分に手すりも取り付け、おかず度UP!
船尾のアンテナやポールもパーツ削り込みや真鍮線置き換えでディティールアップ。
段差が若干目立ちますけど手すりを取り付けたら誤魔化せました(たぶん)。
ここの手すり形状も地味に複雑で面倒だったなぁ。
後部ヘリ甲板のネットは広げた着艦状態に。
アライアンスモデルワークスの1/350 現用 米海軍 海上自衛隊 韓国海軍 ミサイル駆逐艦用 手摺り(NW35008)の中のものを使用。
ポールやアンテナを伸ばしたままだと変なんでしょうけど、見栄え重視!
ここはこの後何度も触って曲げちゃったんで今となってはガタガタですよ・・・
どんどんおさわり厳禁状態になっていくので緊張します。
キットのミサイル追尾誘導レーダーはあっさりした感じなので、真鍮線とプラペーパーでディティールアップ。
良い感じ!
貼り線(はせっかく艦船模型作るのでやりたい)する為に、艦橋天板の物干しざおみたいなパーツを0.3mm真鍮線で再現。
ここのアンテナはキットだと省略されているので、真鍮線で再現。
最後にSH-60K哨戒ヘリコプターを素組して組み立て、工作は完了!
塗装やウェザリングのしやすさを考慮し、これらのパーツは接着してません。
いやー、初めての艦船模型の工作、戦車に似た工程でどんどん組んでいけばよいし細かくて大変だけど雑でもそんなに目立たなそうだし、その細かい工作が満足感あって楽しいですね!
ま、途中なんども心が折れかけましたけど(笑)
でも、この状態を見るとやって良かったと思っちゃうのでドMアフターパーツモデラーは辞められませんな(笑)
そういや東京オリンピックの抽選チケット申し込みは明日までですが、皆様申し込みしました?
絶対見たい野球を中心に、メダル取れそう&見たい競技をMAXの30枚申し込んでみたけど、恐ろしい金額になりましたよ。
前部当たってしまったら逆に困るなぁ。良い感じに2,3枚当たってくれたらよいなぁ。
そういや、中国は南京出張のとき、孫権が水軍の訓練をしていたという玄武湖っていう歴史ある湖を散策してたんですよ。
その歴史ある城壁に思いっきりオリンピック(南京なのに北京オリンピックの?)のモニュメントをぶっ刺してたのを見て、中国人の豪快さを感じましたね。
ではまた!
■ハセガワ 1/450 DDG178 あしがらの目次(リンク)
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・ハセガワ 1/450 海上自衛隊 イージス護衛艦 あしがら(40095)
・テトラモデルワークス 1/350 海自・手すり、セーフティーネットエッチングパーツ(SA-35002)
・ピットロード(ゴールドメダル) 1/350 艦船用エッチングシリーズ ラッタル(GM3509)
・海上自衛隊「あたご」型護衛艦モデリングガイド イカロスMOOK イカロス出版