プラッツ/NuNu 1/24 BMW M8 GTE 2019 デイトナ24時間レース ウィナー(PN24010)の製作記2回目です。
今回はパーツ整形をしながらの仮組みをする製作日記。
nunuのキットを作るのは初めてなので、仮組みして手順や合いを確認します。
夏の間はプラモ作りもブログ更新もさぼってましたが久々に再開!
シャシー、内装
インストに従って仮組みしていきます。
まずはフロアーに足回りのパーツを取り付けていきます。
フロア上面後部の押し出しピン跡は、ボディを被せたあとでも見える部分なのでパテ埋めして処理しておきます。
これ以外の押し出しピン跡は見えなくなるので処理しなくて大丈夫。
フロントのラジエータフィンは完成後に覗き込めば見える外側と見えない内側両方とも純正エッチングパーツが対応してます。
写真は見えない内側の方。
プラパーツのままよりそれっぽくて良い感じです(実車のラジエーターはもう少し細かいパターンだけど)。
ディスクブレーキもエッチングパーツが対応。
実車のブレーキディスクはカーボンセラミック製なので黒っぽい色味ですが、このまま無塗装で使いたくなりますね。
ブレンボのロゴもちゃんとモールドで表現されてます。
フロントの足回りはこんな感じの構成です。
サスペンションは若干ちゃっちい気もしますが、ほとんど見えないので問題ないですね。
ダンパーは最後にはめ込む手順になっているのですがなかなか入れにくかったので、塗装後に組み立てるときは注意が必要ですね。無理やり組もうとすると塗膜が剥げそう。
リアの足回り。
こっちもシンプルな構成です。
完成後には完全に見えなくなるけど、プロペラシャフトが再現されてます。
このキット、ちらほら完成後に見えなくなる箇所が再現されています。
フロアーはこれで終わり。
コクピットの仮組みをします。
コクピットはこのパーツがメインで、これにこまごまとしたパーツを乗せていきます。
計器類含めてかなり一体成型されているので組み立ては楽なんですが、その代わり塗装が若干面倒ですね。
計器類を塗り分けるには細かいマスキングが必要です。
実車に合わせてパイピング等のディティールアップをしたくなる内装ですね~。
フットペダル。
セミオートマなのかクラッチはありません。
押し出しピン跡が気になるところ。
これは給油口の車内側のパーツ。
実車の給油口はコースの回り方(時計回りか反時計回りか)によって給油する向きが変わるので左右切り替えられるようになっているんですが、このキットは反時計回りのデイトナ24時間耐久レース仕様なので給油口は左側にきます。
今回は時計回りで周回するワトキンズ・グレン6時間耐久レース仕様にするので、本当は給油口が右側なんですよね。
給油パイプのパーツは押し出しピン痕があるのでパテ埋めしておきます。
ダッシュボードやハンドル、計器類のパーツ。
ちゃんと実車に近いかたちに再現されています。
フロアーにコクピットのパーツを乗せた状態。
パーツの合いが良くてきっちり組めます。
ロールケージ。
室内側ではなく完成後には全く見えなくなる外側にフルードタンクか何かのモールドがあるのが面白い。
ロールケージも合いが良くて組みやすいです。
接着してしまっても後からはめ込めるし、合わせ目処理もしたいので先に接着しました。
パーティングラインがあるので組む前にしっかり処理しておきましょう。
実車だとロールケージにクッションが付いているので、それを再現するのも面白そう。
ロールケージをコクピットに取り付けるとこんな感じ。
先にロールケージを取り付けて、後からダッシュボードを取り付けるのがスムーズです。
ドアの内張を取り付けます。
コックピット内をちゃんと塗装&ディティールアップするなら、このパーツは接着せず取り外せるようにした方が完成後にボディを外したときに中身が良く見えてよいのかも。
コックピット内の最後のパーツはルーフからリアエンドへのダクト。
何の意味があるのか調べても良くわかりませんでした。
ルーフから空気を吸い込んで下向きに排気することによってダウンフォースを生み出すのかな?
タイヤは前後同じサイズなので4個全て同じパーツです。
タイヤを取り付けた状態。
GTカーらしい車高の低さが良いですね。
タイヤのゴム自体が内側にテーパーがかかっているように見えますが、実車は扁平だし、抜きの問題なんですかね。
カウルはめたら見えないから良いけど。
ボディ、外装
ボディはリアバンパーとサイドスカートが別パーツになっています。
サイドスカートは黒で塗装することになるので接着しない方が塗り分けはしやすいですが、塗装後に接着するのはリスクがあるので先にしっかり接着しちゃいます。
リアバンパーはほぼ黒で塗装しますが一部白で塗らないといけなく、どの道マスキングが必要なのでこれも接着します。
車体側面右側の下には別パーツでエキゾーストパイプのパーツが付きます。
少し削って綺麗にしておくと良い感じになります。
純正エッチングパーツを使う場合は、リアバンパーに牽引フック用の穴を自分で開けないといけないので忘れずに。
フロントのライトまわりに深めのパーティングラインが入ってます。
結構頑固なパーティングラインで綺麗に消すのが大変でした。
フロント周りや側面のNACAダクトの周りには小さい凸モールドでボルトヘッドが再現されていますが、表面処理の邪魔になるので削り落としてしまい、0.5mmのドリルで貫通しないように穴を掘り凹モールドに換えておきます。
ボンネットに大きく口を空けたエアアウトレットは真ん中のフィン状のパーツが別パーツになっています。
このパーツを接着してしまうと塗装やデカール貼りが難しくなるので、このタイミングでは接着しません。
フィンの淵は削って薄くしておきました。
BMWのデザイン上の特徴であるキドニーグリルのパーツ。
塗装やデカール貼りががしやすいよう、3分割されています。
一番外側のパーツは黒字塗装にカーボンデカール、真ん中のパーツは赤(25号車)または水色(24号車)で塗装、一番奥側は黒で塗装するようになっているので、このパーツ分割はありがたいですね。
キドニーグリル真ん中には牽引フックが入ります(鼻フック)。
ちなみに「キドニー」は英語で腎臓という意味で、グリルの形状が腎臓に似ていることから名付けられました。
サイドミラーは空力を考えた攻撃的な形状です。
地味にパーティングラインがあるので処理しておきます。
灯火類のメッキパーツをボディに合わせます。
接着面積は小さめですが合いは良好です。
ウィンドウのクリアパーツも合いは良いです。
サイドウィンドウの上下が若干ハマりにくいですが、どのみちボディの塗装やクリアコートで厚みが変わるので、クリアコート後に調整します。
リアウィングの翼端板、ステーは純正エッチングパーツに置き換え用のパーツが入っていますが、キットのプラパーツは分厚いわけでもないのでそのまま使おうと思います。
そんな感じで仮組み終了。
全体的に合いも良く、組み立てやすいキットです。
流石にタミヤ程の精度はありませんが、組み立てやすさは近いものがあると思います。
最近の海外キット、特に中華系メーカーのものは良く出来てますね。
何より日本のメーカーと違って最新のレーシングカーを出してくれるのでありがたいです。
最新のレーシングカーと言えば、アメリカのサルビノスJRモデル(Salvinos JR Models)も注目です。
2018年に初キットをリリースしたあと、NASCARマシンやアメ車を中心にカーモデルを発売していますが、2023年シーズンのインディカーも発売予定なんです。
しかもタクマ・サトーの車両を!これは期待せずにはいられないですね。
このメーカーのキットもプラッツが輸入代理店になって日本で発売されます。
流石プラッツさん。
ただ、値段が高い(15000円前後)のは難点ですけどね。円安なのもあるんでしょうけど。
久々に買いたいキットができましたよ。
アメリカでもF1人気が高まっていると言うし、F1マシンも出してくれないかなー。
ではまた!