アオシマ ウラカン ペルフォルマンテ #01 キット紹介 | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


アオシマ 1/24 ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテの製作記1回目です。
初回はキット紹介。

今回からウラカン ペルフォルマンテの製作記を書いていきます。
派手なボディカラーのスーパーカーを作りたかったのでこれにしました。
積みプラの中でも比較的作りやすそうだったし(そうでもなかったけどw)。
既に完成済みなので完全に後追いの製作記です。

 


■実車紹介


皆さんご存じランボルギーニは、フェラーリと双璧をなすイタリアの高級スポーツカーメーカー。
創設者のフェルッチオ・ランボルギーニがチューニングショップ、農業用トラクター製造を経て1962年に設立。
所有していたフェラーリが故障しまくるのでクレームを言ったら、対応がクソでムカついたので自分で作ることにした、
フェラーリを自分で直そうと分解してみたら、中身が意外に単純で自社のトラクターと同じパーツを使っており、それなのに高い値段で売られているから高級スポーツカーが儲かると思った、等諸説あります。
いずれにせよフェラーリがランボルギーニ創設の契機になっており、ランボルギーニのエンブレムの猛牛もフェラーリの跳ね馬に対抗したものと言われています。これも諸説あるみたいですけど。
その後はミウラ、カウンタック等の成功で高級スポーツカーメーカーとして確固たる地位を築いています。
ただ、経営的にはかなり不安定でイタリア政府の管理下におかれたり、クライスラー傘下になったり、現在はアウディの傘下になっています。

ランボルギーニはフラッグシップのカウンタック、アヴェンタドール等のV12モデル、ガヤルド、ウラカン等のV10モデルの2系統がメインになっていて、現行車種はV12がアヴェンタドールS、V10がウラカンEVOになります。
お値段はそれぞれ4500万円、3200万円なり。
2014年から販売しているウラカンはパフォーマンスと操作性や快適性を兼ね備えたモデルで、ランボルギーニ史上最も売れた車種になっています。
それもそのはず、ウラカンはアウディと共同開発しており、エンジン含めたシャシー等のプラットフォームがアウディR8と共用になっています。ハイパフォーマンスカー開発が得意なランボルギーニと高級車開発が得意なアウディがタッグを組んだからこそのパッケージングなんでしょう。
車名の「ウラカン(Huracán)」はスペイン語で「ハリケーン」を意味し、暴風のような荒ぶる走りをイメージしてこの名称がつけられた…かと思いきや、ランボルギーニの車名の伝統にならい闘牛の名前から取っています。
ちなみに、「ディアブロ」「アヴェンタドール」は同じく闘牛の名前、「ミウラ」は闘牛牧場の名前に因んでいます。
「カウンタック」はイタリア語の方言で「驚いた」の意味、「ムルシエラゴ」はスペイン語で「コウモリ」。勉強になりますね。
デザイン的にはアヴェンタドールの攻撃的なデザインとは異なり、フロントからリアまでを滑らかな線で引いたようなシルエットで、シンプルで美しいデザインが特徴的です。
ボディ各所には日本の折り紙からインスピレーションを得たオリガミラインが走っており、特にルーフ上の縦の4本線にそれが表れています。

そしてLP640-4ペルフォルマンテは、2017年に発売されたウラカンのパフォーマンスアップモデルです。

名称の「ペルフォルマンテ」はイタリア語の「パフォーマンス」。そのままですね。
エンジンを30馬力アップし640馬力とした他、内外装にカーボンを多用し40Kgの軽量化を実現しています。
カーボン自体も通常のカーボンとは異なり、大理石のような模様のフォージドカーボン(いわゆるクラッシュカーボン)を用いて見た目にもインパクトを与えています。このカーボンは通常の綾織パターンと異なり、同じ模様が二つと無く個体によって模様が違います。
最大の特徴は変更されたリア&フロントスポイラー等からなるアクティブ・エアロダイナミクス 「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ (ALA)」で、走行状態によってダウンフォースを変化させる事によりコーナリングスピードと加速・最高速の向上を図っています。ダウンフォース自体もノーマルのウラカンに比べ750%も増えています。
それらにより、0-100km/h加速は2.9秒、トップスピードは325km/h超、ニュルブルクリンクでは量産車としては当時最速の6分52秒のタイムを記録しているのであります。

 


■キット紹介


このキットは2016年発売のウラカンに、ペルフォルマンテ用のパーツを追加し2018年に発売されたバリエーション展開キットになります。
ただし、外装はペルフォルマンテを再現していますが、内装は実車と異なりノーマルと同じです。

アオシマのキットですけど、わりと新しいキットという事もありそれ程作りにくいわけではありません(タミヤに比べれば作りにくいけど)。



エンジンが再現されておりノーマル版ウラカンのパーツもほぼそのまま入っているので箱は結構な大きさ。
クリアパーツの他、テールランプ用の色付きクリアパーツ、メッキパーツ、ウインドウマスクシール等も入っています。



ボディのパーツはフロントバンパーやサイドリップ、リア周りは別パーツ。
ボディ本体と別パーツの接着面が小さく心細いので、接着時に裏側からプラ板で補強しました。
ボディとシャシーを合体するとき前後左右に広げる必要がある為、これをやっておくと安心です。
ボディ本体はヒケはほぼなく綺麗な整形で、形状もシンプルなので研ぎ出しもし易かったです。
ただ、そのままだとスジ彫りが浅くクリアで埋まる可能性がある為深堀りしました。
ピラーが細いのでランナーは一部残したまま整形、塗装をしました。


アンダーパネルとホイール、エンジンパーツ。
アンダーパネルは意外に実車に近い繊細なモールドが入っていていい感じです。
特徴的なペルフォルマンテ専用ホイールも綺麗に整形されてます。
エンジンパーツはそれなりの感じ。エキパイはチープな感じですけど実車もシンプルな形状です。
ただ、完成後はエンジン上面(サージタンクとロッカーカバーぐらい)しか見えないのでそのまま仕上げました。



内外装のパーツ類。
思ったよりパーツ数は少ないので塗装や組み立ても大変ではないですが、一部合いが悪かったり組み立てにくい箇所はありました。


クリアパーツ類。
このウインドウやライト、テールランプ用のクリアパーツはくせ者でした。
ウインドウのクリアパーツはそのままだときつくてハマらないし、接着面積も極小。
ライトのクリアパーツはボディに対してゆるゆる。
テールランプのクリアパーツは取り付け位置が曖昧で綺麗に組むのが大変。
色々調整しながら組みましたよ。


ウインドウマスクシール、デカール、リアゲート開状態を支える為の支柱(針金)、タイヤ等。
デカールは少なめで貼りにくいとかは無かったです。
ウィンドウマスクシールは微妙に窓枠に合わないので、分割してマスキングテープと併用して使いました。


ライトやマフラーエンド等のメッキパーツ。
マフラーエンドは専用ディティールアップパーツを使用したので使わず、それ以外は表面には出ないし光沢自体は良いのでそのまま使いました。
ライト、テールランプ用のパーツはLEDを仕込めるようにボックス状になってます。


インストはそれなりに解りやすいのですが、ヘッドライトとテールランプ、リアショック周りの組立図がイマイチで組み立て手順が解りにくい。

使用色はインストだと少ないのですが、そのままだと味気ないのでほぼ無視して実車を参考に塗り分けしています。

最終ページのパーツ一覧。
グレーに網掛けしているパーツがノーマルのウラカン用で使用しないもの。
間違えて使わないように注意が必要です。間違えそうなら先に切り離しちゃった方が良いかもしれません。



アオシマ純正のペルフォルマンテ専用ディティールアップパーツ。
現在はこれとノーマルウラカン用のパーツが一緒になったものが販売されています。

このディティールアップパーツは難しい曲げ加工や工作は不要で、インレットマークや塗装済みエッチング、マフラーエンド用の金属パーツが入って2000円程度で買えるので、手に入るなら使った方が良いと思います。
特にインレットマークとマフラーエンド、リアのエアアウトレットメッシュは効果が高いです。
インレットマークは普通にキットに同梱させればいいのに・・・
ディスクブレーキ用のエッチングパーツも塗分けの手間が減るので使った方が楽。


取説もディティールアップパーツにしては解りやすい方かな。

右上のエアアウトレットメッシュの取り付けだけはパーツを切り刻む加工が必要。それ程難しくはないです。


ただ、組み立ての最後の方に気付いたんですけど、サージタンク用のインレットマークのラインが一本欠けてるんですよね~。不良品でした。
ミラーフィニッシュミラーフィニッシュを細切りして代用しましたけど、ちょっとイラっとしましたよね。

そんな感じでキット紹介は終了。
今回は

  • ウラカン ペルフォルマンテの純正カラー「ヴェルデマンティス」(日本語訳でカマキリの緑)に近い、良い感じの黄緑塗装。
  • 下地から都度平滑にして、クリア薄目で艶々の綺麗なボディに仕上げる。
  • 仮組やすり合わせをちゃんとして、綺麗に組み上げる。

を目標に作りました。

ではまた!

 


■キット情報

メーカー:アオシマ
スケール:1/24
製品名 :
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ

型番  :056004
発売日 :2018/12/22
定価  :¥5,280
購入店 :ヨドバシ.com
購入日 :2019/10/13
購入価格:¥3,890

 


■使用ディティールアップパーツ

種別  :エッチングパーツ、金属パーツ、インレットマーク
メーカー:アオシマ
製品名 :
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ 共通ディテールアップパーツランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ 共通ディテールアップパーツ

型番  :056011
購入店 :ヨドバシ.com
購入価格:¥1,870

 


■参考サイト

 


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