忌野清志郎スーパースター烈伝
(2024年9月の投稿に加筆)
ガールズバンド編
朝ドラ「虎に翼」が終わってしまいました。。
なんか、寅ちゃんロスになりそう(笑)。
そもそもフェミニズムについて
日本は後進国なのですが、
今は夫婦別姓と言った問題が、
ごく身近で議論されるように
なってきました。
特に若者いカップルにとっては
重大な問題です。
ロックにおいては80年代のど真ん中、
男女雇用機会均等法制定時期と前後して、
ガールズバンドも続々と活躍を始めています。
まあ、法との相関関係は、ないと
思いますが。。😃。
清志郎とガールズバンド
清志郎と女性ミュージシャンの
コラボでは、金子マリさん、
矢野顕子さん、山下久美子さん、
玲葉奈さん、YUKIさん、篠原涼子さん、
小泉今日子さんなどなど、
それ相応の親交がありました。
ただ、ガールズバンドと
どうかというと、
バンド自体が少ないこともあり、
コラボレーションもそんなに多くないか?
でもそんな中でもさすがKing of Rock、
しっかり影響を与えていました。
❶プリンセス・プリンセス
私、プリプリデビューの頃は、
きっとアメリカの
GO-GO’sのウィー・ガット・ザ・ビート
のような曲を得意とする
ロックバンドというイメージでしたが、
実はとてもポップでキャッチーな
メロディーメーカーでしたよね。
大ヒットを連発しました。
そのプリプリのボーカル岸谷香さん、
RCサクセションに大きな影響を
受けたようです。
最初の出会いはテレビで見た
清志郎と坂本龍一さんの
「いけないルージュマジック」で、
ものすごい衝撃を受けたそうです。
なんてすごい組み合わせなんだ!
シビレちゃった〜
と話しています。
コンサート初体験は高1の時で、
武道館のRCサクセションだそうです。
相当苦労してチケットを
入手したそうですが、
2階の一番後ろから2列目。
メチャ遠いんだけど、
それこそ声を枯らし、
手が腫れるほど拍手をしまくって、
夢中になって見てたそうです。
その時の体験が、
岸谷香さんのプロ・ミュージシャン
としての原点になったらしいです。
あの時の憧れた気持ちとか、
チケットを取った時の苦労とか
知っておいて良かったし、
プリプリのライブでも、
あの時の武道館で観ていた
私みたいに一番後ろの席で
観ている人もいるんだってことを、
いつも思って演奏されていたそうです。
E話じゃないですか!
そう言えば清志郎もライブでは
「後ろのやつら」
って歌をユーモアを交えて歌ったり、
とても後ろや2階の席も
気にかけてくれてたことを思い出しました。
❷ロリータ18号
ボーカルの石坂マサヨさん中心の
ガールズ・パンク・バンドです。
2000年の清志郎デビュー30年記念の
武道館で行われたイベント
「Respect!」で初めて知りました。
その時は、「ぼくの好きな先生」を
演奏してくれましたが、
CDでも同曲をレコーディングしています。
石坂さん、ものすごく個性的な声を
お持ちですが、
下北沢のライブに、突然清志郎が
藤井裕さんとやってきて、
ステージでサックスを
吹いてくれたそうです。
石坂さん、
パンクバンド「えび」の華丸さんの
YouTubeに出演しています。
ここでは、
清志郎との思い出ばなしや、
500マイルを聞かせてもらうことが
できますよ!
↓↓↓
そしてロリータ18号、
今年の11月、野外で
結成35周年記念の
ワンマンライブを行うそうです。
52歳にして初野音の石坂さん、
告知からもとても気合いが感じられます!
❸GO!GO!7188
清志郎の自転車チーム
「LSD」出発前の2000年8月25日に
野音でおこなわれた
壮行ライヴ・イベント
〈LSD CARNIVAL
~ Von Voyage a Kagoshima~〉や、
2006年の
新・ナニワサリバン・ショーに
出演されています。
新ナニサリでは、2・ 3'sの
「Let's Go (IKOHZE)」、
オリジナルの「浮舟」と、
最後はこれまた2・3'sのカバーで
「芸術家」をやってくれました。
2・3'sとの相性、とてもE感じです。
ベース担当で、鹿児島在住の
野間亜紀子さん、バンド解散後も
地元で音楽活動を続けるかたわら、
不登校の子どもたちの
居場所づ くりという新たな挑戦を
始めているそうです。
バンド活動を振り返って、
地元のTVでこう話されています。
「とにかくみんなで
音楽をつくるのがすごい楽しかったし
ライブをするのも楽しかったです。
忌野清志郎さんのような、
音楽シーンを作ってこられた先輩たちと
ステージをご一緒させていただいたりとか、
横で間近で演奏しているのを見たりとか、
一緒に音を出したりとかして、
20代の自分の全部みたいな感じです」
私、GO!GO!のチューリップ「心の旅」の
カバー、とても気に入ってました。
もしかしたら、RCの「上を向いて歩こう」に
触発されたのかも?
それと、やはり清志郎をリスペクトする
のんさん(あまちゃんの能年玲奈さん!)も
バンドをやってますが、
アマチュアの時、GO!GO!の
「ジェットにんじん」を
コピーするほど大好きだったそうですね。
因みにGO!GO!、
3ピースバンドですが
ドラムは男性ですので念の為!
❹GO-BANG`S
札幌で人気のあったGO-BANG`S、
ボーカルの若森香織さんが
お父様の転勤で東京へ行く事になり
解散が決定、
記念に解散LIVEを行ったのですが、
そこへたまたま清志郎が
プライベートで遊びに来てたそうです。
清志郎、ことのほかGO-BANG`Sを
気に入ったらしく、
彼女達を東京に呼び寄せ
デビューさせる原動力となったようですね。
森若香織さんって、実は
菊地桃子の従姉妹だそうです。
1989年発売のシングル
「あいにきてI・NEED YOU!」は、
アルペン のCMソングと
なったこともあり大ヒットしました。
現在も若森さん、ソロプロジェクトで
活躍されているようですね。
#若森香織
清志郎の行動力は凄い!
このように、RCサクセションは、
ガールズ・バンドにも大きな影響を
与えていました。
それと特筆すべきは、
清志郎のその行動力です。
押しも押されぬロック・スターなのに、
気になるアーティストに対しては
自ら足を運んでその音楽を生で聞き、
そしてコラボレーションまで発展させる、
そういう行動パターンが
すごく多い気がします。
そして相手が男だろうが女だろうが、
ロックに関してのスタンスは
全然変わらないように思います。
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ところで私個人の推しの
ガールズ3ピースバンドは、
『サヨナカ』です。
9月にはファーストEP「ブーケ」を
発売したばかりで、
ライブハウスツアーも始めています。
確か下北沢も予定してましたね。
とてもスピード感溢れるロックの中に、
弱さと強さがないまぜとなりながらも
今この時を生きて行く覚悟を
感じさせてくれる、
そんな令和のバンドです。
伸びやかなツインボーカルや
高い演奏力に裏打ちされた
楽曲の良さ、これからの活躍、
とても期待しています!
以上です。
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