ROCK’N’ROLL忌野清志郎
こちらもなかなか良い選曲ですね〜!
ガチのロックンロールと、その合間にビートルズで言ったら『レアリティーズ』的な選曲もあり、飽きさせません。さすが高橋(RMB)さん!
不死身のタイマーズから
メジャー初登場?
特に私が思うに、タイマーズの「ゴミ」、これアルバム『不死身のタイマーズ』からの初のメジャー盤収録曲となったのでは?
映画だったら、詩の内容はR15指定レベルだから可能ではあったと思いますが、なかなか攻めてる選曲だと思います。
「宗教ロック」は、『復活!タイマーズ』からの選曲ですが、今この時勢で取り上げたこと、こちらもかなり大胆なチャレンジだと思います。
ただ、この過激路線をさらに強化するには
十字架シリーズ、特に夏の十字架からの選曲もほしかったかな。選挙や警察やライブハウスへのコンプレインを歌ってますのでね。ただ大人の事情もあるかもだし、コンセプトはまずはロックンロールですからね。
決して古びない視点の鋭さ
ジャングルジムやメルトダウンも清志郎の目線の鋭さは決して古びていないことを示す重要な選曲だと思いました。
特に「メルトダウン」、本当に聞くと辛く悲しく心がギュっと痛みます。
♪恐ろしいことが起こってしまった。。
♪科学の力を信じてたのに。。
♪もうダメだ、助けられない、もう遅い
そしてこの言葉、清志郎自身にも重なってきてしまいます。アルバム『Baby♯1」にも収録されましたが、清志郎が旅立った直後だったし、今でもそれを聞いた時の絶望感を思い出します。
Jumpは後期の清志郎の
大ヒットナンバー
Disc1トップのJump、この曲は忌野清志郎後期における「雨上がりの夜空に」に相当する代表曲と言っても過言ではないと思います。
♪目の前を殺人者がパレードしている
このセンテンスが今、刺さらないファンはいないんじゃないかな。そして旅に出ようとも歌っていて、若い人たちへの訴求力も、ものすごくある一曲だと思います。
至高のビートルズカバーから
人間のクズから、、
プライベート、コレも殿堂入りクラスの素晴らしさです!やっぱりピンク・クラウドとの合体、貴重です。
そして「ドントレットミーダウン」、この曲は、日本最高峰のビートルズカバーと言えると思います。
1988年という、清志郎にとってもとても重要な年にチャボとアコギで録音した名作です。
他にも、
Love Jetsが入ってるのは嬉しいですね〜、つい見過ごされがちなのですが、すごく良いです。ロックンロールしてます!
非常ベルなビル、初めて聞いたのですが、こりゃカッコE!
デイ・ドリーム・ビリーバー、しっかりアルバムを彩っています。
Sweet Lovin' これライブ版なのですが、ラフィー・タフィーのライブでは欠かせない終盤のロック・ナンバーでした!盛り上がりました!
激しい雨、もう、言葉はいらない、とにかく入っていてくれて良かった。。
人間のクズ 、あんなに自信に溢れている清志郎が、こういうことを歌った事にはとても驚きましたが、嘘のない清志郎だからこそ、King of Rockな清志郎だからこそ、歌ったのだと思います。素敵な曲です。
今年も、清志郎の誕生日、そして旅立ちの日が近づいてきましたし、来年はデビュー55周年を迎えます。まだまだファンを喜ばせ続けてくれそうですよね。
以上です。