私の場合、物心ついた時は既にGSブームは終わっており、「沢田研二はどうやらタイガースからソロになったらしい」ということ程度は知ってるというレベルでした(笑)。
GSの代表曲をしっかり聞いたのは、1987年あたりかな、急速に音楽業界を席巻し始めていたCDが、次々とアナログ音源を取り込みはじめ、その流れの中で発売されたGSのコンピレーション・アルバムを買ったことがきっかけでした。
うろ覚えですが、確かその中に「ザ・ゴールデン・カップス」の『長い髪の少女』があったんじゃなかったかな。この曲、同バンドの代表曲です。
でも、自分の中では多くのGSヒット曲のOne of themでしかなく、特別気に入ったというわけでもありませんでした。
そんな私が、ザ・ゴールデン・カップスをしっかり認識したのは、彼らが2003年に活動を再開した時、ザ・ゴールデン・カップスをリスペクトする忌野清志郎とのリアルなコラボがあったからでした。
その時のザ・ゴールデンカップスのメンバーは、
デイブ平尾
マモル・マヌー
エディ藩
ルイズルイス加部
ミッキー吉野
さて、バンドとしてのカップスとのコラボはこの時が初めてだったと思いますが、個々のメンバーとの交流はそれ以前からありました。
ミッキー吉野さん
言わずと知れた「ゴダイゴ」のリーダーでキーボード担当と言った方が通りがいいと思います。
実は、RCサクセションの名盤「シングル・マン」に収録されているバラードの名曲、「ヒッピーに捧ぐ」で、ハモンドオルガンを演奏しています。
ルイズルイス加部さん
Charとのバンド、「ジョニー、ルイス&Char」、「ピンク・クラウド」のメンバーで、その頃RCサクセションと、アニメ「県立地球防衛軍」のサントラを手掛けています。
1986年03月21日 ★県立地球防衛軍 主題歌 「S・F」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
「夢・音楽堂」では、この曲と、「長い髪の少女」「本牧ブルース」の3曲を共演しています。
デイブさん
エディさん
2017年、ザ・ゴールデン・カップスは、フジロック出演を果たしました。サウンドチェック後、演奏開始直前に鳴り響いたのは、忌野清志郎の「ゴールデン・カップスは僕の青春です! 」という、ライブで彼らと共演した時のMCでした。
さすが、フジロック生みの親、日高正博さんらしい
粋な演出ですね!
なお、
とても残念なことに、清志郎と共演した時のカップスのメンバーのうち、デイブ平尾さん、マモル・マヌーさん、そしてルイズルイス加部さんは鬼籍に入られてしまいました。日本ロックの黎明期に活躍し、後進達にも大きな影響を残したバンドをもう二度と見られないというのは、なんか、とても悲しいです。
以上です。