忌野清志郎ロックン・ロール・ショー・ファイナル20195月の野音でした。木村拓哉さんの飛び入り出演がスポーツ新聞にも大きく取り上げられましたが、私が参加したアーチストの中でとりわけその出演が嬉しくて、そして感動したのは村越弘明さん、そうです、あのThe Street Slidersハリーです!


きっとチャボ(仲井戸・CHABO・麗市)蘭丸(土屋公平さんです)のルートで直接出演交渉に一役買ってくれたんじゃないかな。当日は名曲中の名曲、RCの「いい事ばかりはありゃしない」を演ってくれました。





スライダーズって、デビューがRCの人気が頂点くらいの時期だったし,何よりそのビジュアルからRCファンの私としてはデビューアルバムのポスターを目にした時から胸騒ぎをおぼえましたね。


そしてアルバムを聞いてみると一発で好きになりました。初めて見たライブが当時暮らしていた甲府市にある会館でのARBとの対バンでした。


何となくその佇まいや音楽が真夜中の日活無国籍映画って感じがして、とにかくノリの良いストーンズばりのブルース系黒いロックンロールとあのネバっこいボーカルスタイル詩の一人称の世界観が好きになりました。


英語のタイトルや詩が凄くカッコ良く決まってる一方、「野良犬にさえなれない」「すれ違い」とか「がんじがらめ」とか「虹を見たかい」とか「風の強い日」とか、とにかく日本語のチョイスも凄く胸に迫るものがありました。


バラード系では特に「Get Back of My  Mind」が好きでしたね。これ確かEPIC SONYから、シングルCD3枚同時発売した時の一枚でした。スライダーズのロックバラードここにあり!と言わんばかりの傑作じゃないかなと思います。



ところで、かつて70年代に日本語はロックに合わないうんぬんカンヌンの議論があったようですが、RCやスライダーズを聞く限り「いったいなんのこっちゃ?」と思ってしまいます。


でもRCとスライダーズの共演って聞いた事がないし、特にハリーと清志郎って、特にハリーは絶対清志郎をリスペクトしてるに違いないとは思いつつも具体的なコラボって知らないし。。なので私にとっては2019のハリーの野音出演は鳥肌がたったことをよく覚えています


但し、清志郎とハリーが同時に同じステージに上がってセッションした訳ではありませんが、1988年4月10日の汐留ピットでRCとスライダーズの対バンやってましたね。これ、NHKで放送されています。


オープニングアクトは、エレファント・カシマシという、とてもとても贅沢な対バンだったようです。

以上です。