忌野清志郎スーパースター烈伝
クドカンこと脚本家の
宮藤官九郎さん、
この方も
相当、清志郎をリスペクトしています。
そもそも清志郎は、
ものを書くことが職業の方に人気が高く、
糸井重里さん(コピーライター)、
吉本隆明さん(詩人・評論家)、
渋谷陽一さん(音楽評論家)、
湯川れい子さん(音楽評論家)、
筑紫哲也さん(元記者・キャスター)、
重松清さん(作家)、
角田光代さん(作家)、
などの方々にも支持されていました。
中には考え方の相違が顕在化した方も
おられますが(笑)。
但しクドカンさんは脚本家ですが、
バンドでギターを弾いている
バンドマンでもあります。
ナニワ・サリバン・ショー
テーマはクドカンさん作詞
清志郎とクドカンさんが
どういう経緯で知り合ったのかは
詳しくないのですが、
最初の二人の共演と言えば、
2004年の
「続 ナニワ・サリバン・ショー」
じゃないかな。
アンコールで、
「ナニワ・サリバン・ショーのテーマ」を
共演しています。この曲は、
作詞クドカン、作曲清志郎です。
2006年の
「新 ナニワ・サリバン・ショー」では、
「グループ魂」として本格参戦、
「ペニスJAPAN」「本田博太郎」
「君にジュースを買ってあげる♡」など
5曲演奏しています。
その時、清志郎から
「チャボが君のギターのこと、褒めてたよ」
と言われたらしく、
そのエピソードについては
ご本人が語ってくれてます❤️
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ナニワ・サリバン・ショーは、
映画版も製作され、
「ナニワ・サリバン・ショー
感度サイコー!!!」として公開、
クドカンさんも出演しています。
2019年の
「忌野清志郎ロックンロールショー
ファイナル」では、
増子直純さん、
TOSHI-LOWさん、
Leyonaさんらと
ザ・タイマーズの
「タイマーズのテーマ」
「偽善者」
「原発賛成音頭」
「デイ・ドリーム・ビリーバー」
「あこがれの北朝鮮」
「LONG TIME AGO」を
演奏しています。
2020年の
「ナニワ・サリバン・ショー
Oh!RADIO ~50年ゴム消し~」では、
「自由」をメインで演奏、他にも
トータス松本と
「Try A Little Tenderness」、
浜崎貴司と
「トランジスタ・ラジオ」、
奥田民生、チャボ、のんらと
「ドカドカうるさいR&Rバンド」
を演奏しています。
シャイな2人?
昨年、NHKで放送した「Dear 清志郎」では、
クドカンさん、このように話していました。
〜清志郎さんは、あれだけの
パフォーマンスをステージで
やれているのは、
『どうだ、ロックってカッコいいだろ!』
といった振る舞いは恥ずかしいと
思ってるからこそ、
あそこまでできるんじゃないか。。
それが、シャイなところと
繋がってるんじゃないか。。
でもそのパフォーマンスは
物凄くカッコいいのですけど。。〜
独自の観察眼によるコメント、
逆説的だけど、感じるものがありました。
クドカンさん本人も、
上手く言い表わせてないような、
そんなもどかしさを抱きながら、
絞り出すようなコメントの
仕方でしたね。。
クドカンさんはステージで
ロックアーティストよろしく振舞うのが
とても苦手らしく、
そこから類推したようです。
クドカンと歌舞伎との繋がりの原点はナニサリ?
話は変わりますが、
最近シネマ歌舞伎でみた
クドカンさん作・演出、
中村勘九郎さん主演の新作歌舞伎には、
中村獅童さんが出演していました。
獅童さん、
「新 ナニワ・サリバン・ショー」に
出演していて、清志郎やクドカンさんの
グループ魂と共演して暴れていましたね。
それ以前にも獅童さんと清志郎、
舞台で共演していて、
獅童さんが丹下左膳を演じた時、
清志郎にゲスト出演を依頼したところ
清志郎本人の希望で
『丹下右膳』として出演してもらうことに
なったようです(笑)。
清志郎の渦が新たな渦を巻き起こす
今はロックフェスは盛んですが、
清志郎のように、
個人のアーティストの求心力をもって
多くのアーティストが参加するイベントを
成立させることができる人って
いないんじゃないかな。
いたとしても敢えてやったりは
しないと思います。
また、元々日本の土壌や気質では、
バンド・エイドやUSA FOR AFRICAも、
難しいのだと思います。
でも、そんな中でも
いろんな才能が集まって
いろんなところで共鳴しあって、
繋がって高まっていくことって
間違いなくあると思います。
宮藤官九郎さんも本業以外で
清志郎の音楽の渦に飛び込んだことで、
また別の渦である
歌舞伎だったり
新しいタイプのドラマ作りの
中心になったり、
そういう創造性に
繋がっていったという側面も
あるんじゃないかな。
以上です。
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