忌野清志郎スーパースター烈伝
山下洋輔編
山下洋輔さん、
日本を代表する
ジャズピアニストにして
作曲家、作家としても
大活動されています。
1969年にトリオを結成し、
フリージャズの先駆者として
国内外で活躍されてきました。
独特のアグレッシブな奏法や、
即興演奏を主体とした
ダイナミックなスタイルで知られていて、
海外のジャズフェスティバルにも
多数出演し、国際的な評価も高いです。
クラシックや日本の伝統音楽との
コラボも積極的で、
多様な音楽表現を追求して来ましたし、
また、文筆活動では
多くのエッセイや著作を発表しています。
タモリの芸能界入りの
キッカケをつくった方としても
有名です(笑)。
清志郎と釧路での出会い
清志郎と山下洋輔さんとの出会いは、
北海道・釧路だったそうです。
RCサクセションの釧路での
ツアー・ライブの際、
清志郎とチャボが打ち上げで行った
ジャズ系のバーに、
偶然山下洋輔さんがいらしたそうです。
そこですっかり意気投合した
清志郎、チャボ、そして山下洋輔さんの
3人でカウンターの上にのぼって、
ジャズのスタンダード・ナンバー
"FLY ME TO THE MOON"を
絶叫しながら一緒に歌ったそうです(笑)。
その縁もあってか、
清志郎の初のソロアルバム
「RAZOR SHARP」に、
山下洋輔さんとの共作「SEMETE」が
収録されました。
クレジットは、
作詞・作曲:忌野清志郎 山下洋輔
となっていて、
前衛JAZZが4ビートのロックと融合し、
オルタネイティブで
エネルギッシュな曲に仕上がっています。
こういう曲をヒラリとしなやかに
キメる清志郎と、山下さんの共鳴力、
とても凄いと思うし、
きっと音楽IQが高い二人ならではの
コラボなのだと思います。
山下さんの超絶ピアノ・プレイも聞けて、
メチャクチャカッコEですね。
ちなみにレコーディングに際しては、
山下さんほどの大物だと
テープなどを送ってくるだけというのが
通常のようですが、
山下さん、レコーディング中のスタジオに
清志郎を訪ねて来てくれたそうです。
また、その日の晩の出来事は、
やはり忌野旅日記に詳しいです(笑)。
山下さん、はちゃめちゃさと
折り目正しさが同居した、
とても人間臭い方のようです(笑)。
国立音大コネクション
山下さんは、
国立(くにたち)音大出身です。
国立音大というと、
地理的にも清志郎が生まれ育ち、
そして悶々とした売れない時代を
過ごしたエリア、
国分寺、国立、日野高校、甲州街道、
たまらん坂、福生、横田基地、、、
と非常に近いです。
だからという訳ではないと思いますが、
偶然の磁力が働いたのか、
山下さん以外にも清志郎と縁の深い
国立音大出身がいらっしゃいます。
皆さんそれぞれ、
清志郎の心強いパートナーでした。
✅梅津和時さん
清志郎とRC時代から
ずっと一緒にやってます。
ニューブルーデイホーンズ、
生活向上委員会、
DUB、DANGER、
色々なバンドでも活躍しています。
今もとても精力的に
ライブ活動をされていて、
つい最近はタイ・バンコクでの
ソロライブをファイスブックに
アップされていました。
(私、フォローさせて頂いてます)
清志郎にとっての
クラレンス・クレモンズ
(Eストリート・バンド)
ですよね。
✅Gee2wo(柴田義也)さん
言わずと知れたRCのキーボード、
ゴンタ2号、G2です。
RCサクセションのサウンドは、
ロックンロール、ブルース、ソウルに
根差したチャボのギター、リンコさんの
ベース、新井田さんのドラム、
梅津さん、片山さんの
ニュー・ブルーデイ・ホーンズが
骨格ですが、
RCサクセション最大のヒット曲
『サマー・ツアー』のメチャクチャ
カッコいいシンセのイントロなどに
代表されるように、
キーボードのG2の優れた音楽性が
あったればこそ、RCのバンド・サウンドが
時代にフィットし、広く世の中に
認められることになったのだと思います。
現在のGee2wo、
7g classic's(ナナグラム クラッシックス)
というナナマリさんとの
ボサノバユニットなどで活動、
CDも2枚出されています。
これについては、
私がフォローするゆあんさんのblogに
詳しいです。
↓↓↓↓
また、RCサクセションの楽曲と、
ヒットチャートとの
関連性を鋭く分析された
tsupparitaro2さんのblog、
ご参考ください。
↓↓↓↓
✅佐山雅弘(セクシー佐山)さん
RCサクセションがエレキ化推進途上で
もがき苦しんでいた1976年、
セクシー佐山のステージ・ネームで
ライブをサポートしていました。
G2の音大での学友でもあります。
2000年には、佐山雅弘さん、
村上ポンタ秀一さん、
村田陽一さん(トロンボーン奏者)の3人で、
ニューレーベル「 3 views」を立ち上げ、
清志郎もボーカルで参加しています。
(自慢ですが村田陽一さんは、
高校の同級生です。お話ししたことは
ありませんが😅)
佐山さんは
モントルー・ジャズ・フェスティバルで
演奏されたり、ジャズの枠を越えた
多様な音楽家との共演や
大学で教鞭をとるなど、
まさにオルタナティブな
活動をされていました。
とても残念なことに、
2019年にお亡くなりに
なられました。
セッションだ!
1986年の日テレ
「メリークリスマス・ショー」での
山下洋輔さんとの共演、
これも素晴らしかったですね。
「セッションだ!」は、
桑田佳祐と清志郎が、
山下さんの前衛ピアノ・プレーを挟んで
ボーカル対決するかのような曲です。
何気に桑田と清志郎の
両巨頭ありきの企画にみえますが、
そこに金を払ってでも見たいと
思わせる素晴らしいセッションが
成立しているのは、
アウェーの場をものともしない
山下さんのピアノがあったればこそだと
思います。さすがです!
まだまだライブ活動中!
今年で83歳となった山下さんの
公式ホームページです。
↓↓↓↓
今年も精力的にライブ活動を
行っているようで、
その不滅のエネルギーたるや
素晴らしいですよね。
マジで励みになります。
以上です。
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↓↓↓↓




















