シャクシャインの乱を背景に描くアイヌ版「ダンス・ウィズ・ウルブズ」だった「シサム」 | キネマ画報

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「タイムスクープハンター」シリーズの監督がアイヌと和人との歴史を描いた人間ドラマです。

江戸時代前期、北海道南西部の松前藩は、アイヌとの交易品を主な収入源としていた。松前藩士の息子の孝二郎と兄の栄之助は、アイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていた。ある日、栄之助は使用人・善助の不審な行動を見つけるが、そのせいで善助に殺されてしまい、復讐のため善助を追って蝦夷地へ向かった孝二郎は、そこで異なる文化や風習に触れ、自身の人生を見つめ直し…


簡単に言えばシャクシャインの乱を背景にアイヌ版の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」が展開する作品でした。

寛一郎はいつも通りの可哀想な役でこの作品でもまあまあ報われません。

前半はダルめですが、中盤からの松前藩がアイヌを攻めてきてからは一気に物語が展開して最終的にはまあまあ楽しめる異色時代劇でした。

シャクシャインの乱がなぜ起こったのかが勉強出来ました。