ブレイク前の松田優作や原田美枝子が出演していてびっくり。
京浜工業地帯の中核・K市の小学校六年生の将来はサッカーの名選手になることを夢みている松村新太は席替えで、斎藤良子が隣の席になる。良子は四年の時、岩手から転校して来た時は元気な女の子だったが、気管支端息にかかって陰気になっていき、それからは仲間はずれに。そんな良子を何とか明かるくさせようと、戸山先生が新太に頼むが…
世界を股にかけるサッカー選手を夢見る新太が岩手からの転校生で川崎に来るなりぜんそくになってみんなに仲間外れにされる少女良子と仲良くなって明るくしてやってと先生に頼まれて奮闘するお話でした。
主人公はあくまで新太で先生は地井武男です。松田優作は近所の気のいいあんちゃんでちょい役でした。
松田優作目当てで観ただけに残念ではありましたが新太の姉役が原田美枝子さんでちょっと得した気分。終盤の展開はちょっと衝撃的でした。
子供向けの映画ですが、大人にも身につまされる現実が描かれていてただの美談じゃないのが凄いです。
新太の口癖がヘイユーワッチュアネームなのはきっと左とん平の「ヘイ・ユー・ブルース」から来ていると思いますが、昭和世代にしかそんなことはわからないから若い人には謎だと思われます。

台北、夜市の麺屋台。5歳のイージンは、借金を背負ったシングルマザーのシューフェンとハイティーンの姉イーアンと共に、生活を立て直すため田舎町から戻る。イージンは昔気質の祖父に、利き手である左手を「悪魔の手」と咎められ、罪悪感を抱くようになる。その悪魔の手は家族それぞれが胸に秘めてきた罪をあぶり出していき…
台湾夜市で麺屋を始めるシングルマザー一家のお話で、お母さん役が杏さんそっくりでした。
長女もキツめの美人でタイトルの左利きの少女は子役時代の小野花梨さんみたいです。
シングルマザーの母の夫は工場を潰し、別れて久しかったけど入院したと連絡が来て、母は病院に見舞いに行くけど長女は父を母に酷い思いをさせた男として嫌っていて、病院で瀕死の父に毒づいたりします。
娘は母より稼ぐと母の屋台とは別にビンロウ屋で働き、その店の主人と浮気していたり荒んだ生活。たまたま高校時代の同級生に再会し彼女が実は優等生だった過去が語られます。
そんな彼女がなぜ進学しなかったのか、母は左利きの少女に病院の男を父とは言いません。左利きの少女の父は誰なのか?
その辺の伏線が終盤で回収され衝撃の告白があります。
そんな大変な一家の話が酷いけど愛情深く描かれていて、今年一番のお気に入りになりました。

