人を見分ける能力を身に付けるために必要なこと(123話目)

 

「そんな人じゃないと思っていたのに…」という話を聞いたことはありませんか?

 

恋は盲目なんて言いますが「好き!」とか「凄い!」という感情が目を曇らせてしまうことがあるのです。

 

私自身の体験を踏まえてお伝えしたいと思います。

 

 

 

以前から読んで頂いている読者の方々には、私の暗黒時代からのお話をご紹介したことがありますが…。

 

【不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)】

 

 

 

この頃の私は色んな講座やセミナーに参加していました。

 

書籍を読んだり、講演会で話を聞いたりして「面白い!」「凄い!」などと感じながら、盲目になっていた自分に気付いてもいなかった時期です。

 

 

上記の記事で私と松井先生を繋げてくれた講演会をしていた男性(Nさん)のことを「凄い人」だと思って応援していました。

 

そのNさんは松井先生のことを著名な方と1500名以上お会いしてきたけれど「別格」と言っていた方です。

 

共に同じ師を尊敬する先輩弟子のようにも勝手に思っていたのですよね。

 

 

 

そのNさんは書籍も出して講演会もしていて、どんな内容かと言うと、色々な方の体験談(良い話)を集めたものです。

 

当然、書籍を出し講演会を継続していく為にも、色んな人脈を広げていく必要があるわけです。

 

「この前、こんな凄い人に会って…」というような話をよくしていたのを覚えています。

 

 

 

そんな話を聞いた松井先生がNさんにこう言います。

 

「この世には凄い人なんていないんだよねぇ。尊い人はいるよ。でも凄い人というのは一人もいないんだよねぇ。」

 

「もし凄い人がいるというのなら、僕の前に連れて来てどれだけ凄いのか教えて下さい。」

 

「それが分からないと、ずっと色眼鏡でしか人や世界を見られないようになるよ。」

 

 

 

と指摘された後も、Nさんは色々な人に出会いに行っていたし、私自身もNさんを含め、色んな講演会に行ったりしていました。

 

ある日、松井先生がこんなお話をされます。

 

「本を出しているとか、講演会で話しているとかで、『あの人は凄い!』って思う人が多いけれど、良いことを言っていることと、それを実践しているかということは別なんだよねぇ。」

 

「例えば、誰かから聞いた良い話をまとめて書いている人がいたとするよねぇ。それを読んだ人は、著者が凄いって思ったりしてしまうのかもしれないけれど、言い方を変えたら著者は『ただのパクリ屋』なんだよねぇ。」

 

「みんなブログを書いたりして、自分のことを外にアピールしたりしているよねぇ。それが自己表現だと思っているんだけど、実のところ、それは全部ペケ。」

 

「本当の自己表現というのは、自分の外に向かってするものじゃなくて、自分の内側を見ることで分かるようになるんだよねぇ。」

 

 

 

※この辺りのお話は以下に書きました。

 

【尊い人はいるけれど凄い人はいない(37話目)】

 

 

後から、あれは盲目だった私たちに伝えてくれていたことが分かったのですが、当時はそんなことにも気付いていなかったのです。

 

ですが、ある日松井先生と飲みに行った際、直接お話をされます。

 

「Nさんのことなんだけどねぇ…」

 

 

 

詳細は省きますが、Nさんは色々と嘘をつき続けていて引っ込みがつかない状態になっていたのですね。

 

それに気付かずにいた私たちが巻き込まれないように…と伝えてくれたのです。

 

松井先生のお話を聞いて、自分の目が曇っていたことを恥ずかしく思うと同時に、今までのことが繋がってきました。

 

 

 

いつもNさんに付き添っていたTちゃんという女性がいたのですが、ある日Tちゃんが松井先生にこんなお話をしていたのです。(Nさんはその場にいません)

 

「どうして松井先生はいつまでもNさんのことを認めてくれないんですか?」

 

そう言われた松井先生は体勢を正してTちゃんの方を向き、次のような話をされます。

 

 

 

「聞かれたから答えるんだけどねぇ。」

 

「Nさんは東北の方にボランティアに行ったりしているけど、その行為の中に少しでも『自分の為』というのが無いかなぁ?」

 

「良く思われたいとか、そういう気持ちが少しでもあれば、それは本物じゃないよねぇ。」

 

 

 

そう言われたTちゃんは何も言い返せなかったのですが…。

(Tちゃんは本来、賢く優しい女性です)

 

そのやり取りを聞いて納得するところがあったのです。

 

確かに講演会で被災地の話をしたり、書籍に書いたりしていて、まったく偽善の気持ちが無いかと言えばそんなことはなく…。

 

「自分の活動の為」という目的があるのは明らかでした。

 

 

 

ですが、問題は私自身のことで…。

 

「凄い人」と思って講演会に行っていた時は、その話も美談にしか聞こえなかったのです。

 

「自分はどれだけ物事が見えていなかったのか!」

 

と衝撃を受けたものでした。

 

 

松井先生が開発した泥パックを必要な方の為に広げていきたいと活動していた時、Nさんが「凄い人がいます!」と色々と連れてくるのですが…。

 

これがまた「自分の利益」のことを考えている人ばかり。

 

類は友を呼ぶというか「ビジネス」と呼ばれる世界には、そういう人が多いことも知りました。

 

【菩薩のビジネスと餓鬼のビジネス】

 

 

 

口先では良いことを言うのですが、その裏を見抜くことができなかった自分自身を何度恥じたことか…。

 

どうして盲目になってしまうかというと、感情に流されてしまうからです。

 

では、感情はどこから出てくるのかというと、根底にある思考から起こってくるのですね。

 

 

 

「思い込み」を見つめ直さない限り、自分の盲目な状態に気付くことはできません。

 

自分では見えているつもりで、目を瞑ったまま高速道路を横断しようとしていたり…。

 

自由を求めながら、縛られている手足に気付かず、余計に締まる方向にグルグル歩き回ったり…。

 

そんなことをしていたのが過去の私でした。

 

 

 

仏教のことを深く学んで実践していくと、自ずと人が見分けられるようになっていきます。

 

言葉の表面だけではなく、その裏にある本質的な部分までもが見えるようになっていくのです。

 

見ようとするのではなく、自然と見えるようになっていくのは…。

 

「自分自身の内面を見る」からなのですね。

 

 

もしAさんとBさんが同じ話をしていたとして、あなたはどこで相手を見分けるでしょうか?

 

服装?人相?地位?お金?人脈?

 

エゴが強いうちは「見て分かったつもり」になるのです。

 

エゴが薄くなってくると自ずと「見たら解るようになる」のです。


 

 

目を養うために、あなた自身の心を見つめ直していってみて下さい。

 

思考から起こる感情で見ようとするのではなく、思考から頭を出してみて下さい。

 

目が曇らないように心のお掃除を続けていきましょう♪

 

 

 

仏教の学びの入り口をまとめたものがあるので、相手を見極める目を養いたいという人がいたら読んでみて下さい。

 

無料で学べるので活用して頂ければ幸いです♪

 

★エゴの世界から抜ける心の学び

【全ての悩みを解決する4段階の解決法】

 

 

<122話目に続く>

 

 

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

「常識破りの松井式(12話目)」

 

「松井先生の誓い(13話目)」

 

「気功の力で繋がるご縁(14話目)」

 

「弁財天様と白い蛇(15話目)」

 

「神通力が付いた女性への相談(16話目)」

 

「目の前に現れた神様からの神命(17話目)」

 

「数々の難病を治すゴッドハンド(18話目)」

 

「神様に伺う人生相談(19話目)」

 

「神様が降りてきた理由を求めて(20話目)」

 

「神様との対面と体に伝わる霊気(21話目)」

 

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話(22話目)」

 

「不思議な泥とのご縁(23話目)」

 

「幹細胞が新生する泥の発見(24話目)」

 

「放射線治療の痕も綺麗になった奇跡の泥(25話目)」

 

「歯科衛生士さんも認めた奇跡の泥(26話目)」

 

「シミにも火傷にも傷痕にも効いた奇跡の泥(27話目)」

 

「エゴにまみれた世界で綺麗な花を咲かせる(28話目)」

 

「抗がん剤治療で抜けた髪が元通りに(29話目)」

 

「某エステ協会理事から伝えられた言葉(30話目)」

 

「精神レベルと陰陽と除霊の話(31話目)」

 

「死神のカードと皇帝のカード(32話目)」

 

「霊は陰の気の時にしか憑かない(33話目)」

 

「鬱病の人を救った松井先生のお話(34話目)」

 

「子供が5年間引きこもっていた理由(35話目)」

 

「引き継がれる布施の心(36話目)」

 

「尊い人はいるけれど凄い人はいない(37話目)」

 

「恥ずかしい昔話と心の師の教え(38話目)」

 

「自分に悩みがある人は人の悩みを聞けない(39話目)」

 

「失敗して成長する人間力(40話目)」

 

「足を切断予定の男性も回復させた松井式(41話目)」

 

「人間の寿命と生きる意味(42話目)」

 

「邪気に同調してしまう心を変える(43話目)」

 

「助けを求める声には必ず手を差し伸べる(44話目)」

 

「天眼通が身に付いた弁護士さんの話(45話目)」

 

「今生の内にアストラル体くらいは抜けて頂きたい(46話目)」

 

「世間の常識から外れた結婚相談の答え(47話目)」

 

「仕事はガラスの城ではダメ(48話目)」

 

「神様に伺う人生相談2(49話目)」

 

「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談(50話目)」

 

「神様に伺う人生相談3(51話目)」

 

「信仰というものの思い違い(52話目)」

 

「心の道を極めるということ(53話目)」

 

「師の後を引き継ぐということ(54話目)」

 

「教える立場の人は3倍の努力が必要(55話目)」

 

「松井先生が倒れた日(56話目)」

 

「師が倒れた後の講座と勉強会(57話目)」

 

「松井先生に救われた受講生さん達からの支え(58話目)」

 

「松井先生の優しさと人間力(59話目)」

 

「看護士さんの目を盗んで行った松井式施術(60話目)」

 

「くも膜下出血から回復していく師(61話目)」

 

「松井先生が亡くなられた日(62話目)」

 

「師と共に過ごした濃密な2年間(63話目)」

 

「過去の集大成としての今(64話目)」

 

「夢に現れた師に教えられたこと(65話目)」

 

「師亡き後の協会運営(66話目)」

 

「三軒茶屋会場への引っ越し(67話目)」

 

「苦労人の父の協力(68話目)」

 

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した施術(69話目)」

 

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した心根(70話目)」

 

「聞こえてきた不協和音(71話目)」

 

「松井先生の思いを引き継いだ一般社団法人の設立(72話目)」

 

「子供は天からの預かりもの(73話目)」

 

「おうち整体への思い(74話目)」

 

「死への観念(75話目)」

 

「障りが伝える業の波(76話目)」

 

「余命3ヵ月と言われた方からの相談(77話目)」

 

「母の寿命を延ばした思い(78話目)」

 

「弁財天様への千日参り(79話目)」

 

「裁判の判決を覆した神様の言葉(80話目)」

 

「会社の危機を何度も救った神様の言葉(81話目)」

 

「神棚に祈るということ(82話目)」

 

「自分が綺麗に生きていればそれで良い(83話目)」

 

「うつ病の原因は身近な人の救いの声のこともある(84話目)」

 

「医者も諦めていた卵巣癌を救った松井先生のお話(85話目)」

 

「思い込みから抜けるということ(86話目)」

 

「「まだ死にたくない。」という乳がんの女性を救った話(87話目)」

 

「師が残した言葉(88話目)」

 

「お墓参りの大切さ(89話目)」

 

「動物も感じる癒しの手(90話目)」

 

「膵臓ガンが治った不思議な話(91話目)」

 

「相続税の支払いに困っていた男性へ神様からの助言(92話目)」

 

「当たるも八卦当たらぬも八卦の占いとは違い確実に当たる人生相談!(93話目)」

 

「癌と仕事と生きる意味(94話目)」

 

「本当のスピリチュアルとは?(95話目)」

 

「経営とは未来へ種を残す営みを継続すること(96話目)」

 

「引きこもりの息子さんを心配した母の心労(97話目)」

 

「登校拒否の子を救った松井先生の施術と心根(98話目)」

 

「「離婚」と「元鞘」それぞれの夫婦の選択(99話目)」

 

「救えなかった肝臓ガン末期の腹水患者(100話目)」

 

「何でもがむしゃらに5年はやってみるということ(101話目)」

 

「願いを叶える為に大切な心の在り方(102話目)」

 

「アイデアは自分の過去の経験からしか出てこない!(103話目)」

 

「自分の限界より大きめに設定すると集客も出来るようになる!?(104話目)」

 

「神様に伺う人生相談4(105話目)」

 

「お涙頂戴じゃダメな理由(106話目)」

 

「「特殊な人だから治らない」と言われた白血病の女性(107話目)」

 

「新年に思い出す日常生活での師の姿(108話目)」

 

「「分かった」というエゴとの同一化から抜ける!(109話目)」

 

「小欲を捨てて大欲を持った先にあるもの(110話目)」

 

「全てのものは移りゆく(111話目)」

 

「善友を得るということ(112話目)」

 

「「人は経験したことしか解らない」ということ(113話目)」

 

「恩師が亡くなってから9年経っても続いていること。(114話目)」

 

「人の本性はいざという時に顕わになる①(115話目)」

 

「人の本性はいざという時に顕わになる②(116話目)」

 

「人の本性はいざという時に顕わになる③(117話目)」

 

「人の本性はいざという時に顕わになる④(118話目)」

 

「オーラが見えるのは透視能力!?(119話目)」

 

「ゴッドハンドおじいちゃんが説いたエゴと瞑想の話(120話目)」

「取材した女性が何度も驚いたビックリ体験!(121話目)」

 

 

 

病気で悩む人の体も、悩みで苦しむ人の心も救ってきた松井先生。

 

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