引き継がれる布施の心(36話目)

 

松井式講座が始まったきっかけは、大震災の一日前に松井先生が神様から「お前の技術と心根を若い者達に残していけ。」と言われたことが始まりでした。(8話目参照

 

私もあっちゃんも、最初は本当にお手伝いのつもりでした。

 

※あっちゃんは一般社団法人日本おうち整体協会の現理事です。

https://ameblo.jp/kotonowa/

 

 

協会が始まった当初、私達以外にもお手伝いをしていた人もいたのですが、大変で辞めてしまったり、問題を起こして離れていったり…というようなことがあり、最終的に私とあっちゃんが残ったのです。

 

何が大変だったかのかはいくつかあるのですが、まず松井先生が一般的には考えられないようなことをするのです。

 

そのことは以前にも少し書かせて頂いたことがあります。

 

【常識破りの松井式(12話目)】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12364559287.html

 

 

 

「普通こうじゃないの?」という「普通」が無いのです(笑)

 

今でこそ、それが自分の頭の中にある「常識」というものに捉われていたことが分かるのですが、松井先生は一般常識に捉われないのですよね。

 

故に「こうあるべき!」という自分ルールが強い人ほど、付いていけなくなるようです。

 

 

そんな周りの姿を見せてもらいながら、少しずつ気付かせて頂いたような感じで今までやってきました。

 

 

 

当時、私はホームページ制作の仕事をしていて、あっちゃんは編集の仕事をしながら個人サロンを運営していました。

 

小顔矯正の講座(現小顔セラピスト講座)が逗子だけでなく自由が丘でもスタートして、全身施術の講座(現ボディセラピスト講座)も始まり、週に3~4日は講座のお手伝いに関わる時間になります。

 

私はまだ何とかやっていけたのですが、あっちゃんはお手伝いの日数が増えると編集の仕事をやるのは難しいので、個人サロンとお手伝いだけに集中するようになっていきました。

 

 

 

松井先生は私達にお手伝い賃まで下さっていたのですが、とてもそれだけで食べていけるようなものではありません。

 

松井先生は泥パックを作った株式会社の維持をしながら整体の仕事で収入を得て、私達はお手伝いをしながら別で収入を得て何とかやっていたのですが…。

 

あっちゃんが個人サロンだけではやっていけなくなり、貯金を減らしながらお手伝いをしていました。

 

 

 

ちょっとこのままだと先が見えないかもしれない…ということで、ある日、あっちゃんは松井先生に相談します。

 

「少し生活が大変になってきて…。」

 

と、そんな相談を聞いた松井先生はこう言います。

 

「そんなの簡単だよねぇ。」

 

 

 

「おぉ!また神様のお力で何とかなるのかな?」とか勝手なことを思っていたら…。

 

松井先生の答えは意外なものでした。

 

「まーくんが貰わなければ良い話だよねぇ。」

 

 

 

ええっ!?

 

と、私には衝撃の答えでした(笑)

 

 

当時の私は正直、心の中でこう思いました。

 

「いやいやいや、私も妻子がいて生活があるし、ただでさえ収入を減らしてお手伝いしているのに!?」

 

人間、いざという時に心の中が露わになります(笑)

 

 

 

仏教には布施という言葉がありますが、布施をするのではなくさせて頂くということなので、物惜しみの気持ちがあっては布施ではないのですね。

 

当時の私は布施には程遠い気持ちながらも…(笑)

 

「もう仕方ないか!」と思いました。

 

 

 

でも、あっちゃんは受け取らなかったんです。

 

「そんなことは出来ないよ。」

 

と、頑として受け取りませんでした。

 

 

 

そんな所も信頼して、松井先生はお金の管理を全てあっちゃんに任せていたのですよね。

 

私もそんなあっちゃんを信頼して、今でも協会の財務大臣はあっちゃんです。

 

 

不思議なことなのですが、本当に大変な時は、どこからか臨時収入が入ったらしいのです。

 

「来月の家賃どうしよう…」と思っていたら、生存祝い金がポンと入ったり、辞めていた編集の仕事の方から臨時で仕事を頼まれたり、時にはお母さんがお金を送ってくれたこともあったそうです。

 

私もいざという時は何とか助けるつもりでいましたが、そうなる前に何とかなってきたのですよね。

 

 

 

お金の為だけにやっていたら、とっくに協会は潰れて無くなっていたと思います。

 

私はその時から、松井先生もあっちゃんも家族だと思うようになりました。

 

血の繋がった家族ではないけれど、今後も助け合っていくのだろうなと。

 

 

 

本来、会社もそういうものではないかと思うのです。

 

一つの目標に向けて心を一つにしていく家族。

 

例えば、社員の一人のご家庭で、親に介護が必要になったとします。

 

ヘルパーにも頼むけれど、それだけでは看切れなくなり、家で何とかしないといけなくなった時があったとします。

 

 

 

そんな時、会社は家族なのだから、「それならしばらく休んでいて良いよ。後は私達が頑張るから。」と、その人の給料の分まで一生懸命に働く…。

 

もちろん依存させることも無く、お互いが出来ることをやって支え合う…。

 

そんな会社が増えていけば良いと思うし、そんな社会にしていきたいとも願っています。


 

松井先生が残した心は、昨年立ち上げた一般社団法人日本おうち整体協会の理念にもなっています。

 

「家庭から社会を平和に」

 

※一般社団法人日本おうち整体協会の理念と目的

https://www.ouchiseitai.net/rinen/

 

 

<37話目に続く>

 

 

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

「常識破りの松井式(12話目)」

 

「松井先生の誓い(13話目)」

 

「気功の力で繋がるご縁(14話目)」

 

「弁財天様と白い蛇(15話目)」

 

「神通力が付いた女性への相談(16話目)」

 

「目の前に現れた神様からの神命(17話目)」

 

「数々の難病を治すゴッドハンド(18話目)」

 

「神様に伺う人生相談(19話目)」

 

「神様が降りてきた理由を求めて(20話目)」

 

「神様との対面と体に伝わる霊気(21話目)」

 

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話(22話目)」

 

「不思議な泥とのご縁(23話目)」

 

「幹細胞が新生する泥の発見(24話目)」

 

「放射線治療の痕も綺麗になった奇跡の泥(25話目)」

 

「歯科衛生士さんも認めた奇跡の泥(26話目)」

 

「シミにも火傷にも傷痕にも効いた奇跡の泥(27話目)」

 

「エゴにまみれた世界で綺麗な花を咲かせる(28話目)」

 

「抗がん剤治療で抜けた髪が元通りに(29話目)」

 

「某エステ協会理事から伝えられた言葉(30話目)」

 

「精神レベルと陰陽と除霊の話(31話目)」

 

「死神のカードと皇帝のカード(32話目)」

 

「霊は陰の気の時にしか憑かない(33話目)」

 

「鬱病の人を救った松井先生のお話(34話目)」

 

「子供が5年間引きこもっていた理由(35話目)」

 

 

 

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おうち整体®こころセラピスト入門前編講座(1回目)

 

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