神様が降りてきた理由を求めて(20話目)
19話目の続きです。
不思議なご縁から、松井先生にも神様が降りてこられるようになり、神通力がつくようになったのですが…。
松井先生は、ある疑問を持ちます。
「どうして、何の修行もしてない私にこんな力が身に付いてしまったのだろう?」
その答えが知りたくて、ヒントとなるような文献を探し求めて「世界一の本屋の街」と言われる神保町に通い詰めたそうです。
古い文献を買っては読んで…ということを繰り返したとのことでした。
神智学を提唱したヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー 、シュタイナー教育で有名なルドルフ・シュタイナー、「オショウ」の愛称で有名なバグワン・シュリ・ラジニーシ、インドの哲学者ジッドゥ・クリシュナムルティなど、海外の著名な神秘主義的な哲学者の本を読んだりしたそうですが…。
残念ながら、そこに答えは無かったそうです。
ある時は、神様のお話をするという方の講座に参加してお話を聞いたものの講座内では具体的な話が出ず、終わった後に講師の方に質問をしに行ったそうです。
「実はこれこれこういうことがあって、私に神様が降りてくるようになったのですが何故でしょう?」と質問したところ…。
「そんなバカなことがあるわけが無い!いい加減なことを言わないで下さい!」と言われてしまったこともあったそうです。
その会話を聞いていた参加者の女性が、松井先生が部屋を出た後を追いかけてきて呼び止められたことがあったという話も聞きました。
「あなたのような方を探していたんです!良かったらお話を聞いて下さいませんか?」と、帰り際に喫茶店に誘われ、そこで人生相談に乗ったこともあったとか。
ある時は、イベントの後に人生相談をやってもらいたいとのことで知人からお願いされて、仕方なくやることになったこともありました。
松井先生の他に、もう一人占い師の先生がいらっしゃって、参加者はどちらかに並びます。
松井先生のお話を伺って帰る方々が、「あの先生凄いね。」と言って帰るのを聞いた、もう一人の先生の方に並んでいた人達が、係の人にこんなことを頼みます。
「あちらの先生の方に変えて頂きたいのですがダメですか?」
すると係の人も慌てて、「もう決まっていますから、そのままでお願いします!」とのこと。
松井先生が人生相談に乗っている時、隣の占いの先生の方から、パシーン!パシーン!と音が聞こえてきて何だろうと思っていたそうです。
参加者全員の人生相談を終えて帰ろうとしたら、その占い師の男性から声をかけられます。
占い師のなんたるかから話が始まり、まずは格好から入らないとダメだと言われたりもしたそうです(笑)
松井先生は、地鎮祭などでご祈祷を頼まれた時も、普通の格好で行くものですから、相手に「え?このままするのですか?」と驚かれるような形には捉われない方でした。
で、その占い師の方が、聞いてもいないのに、ご自身の占いのやり方から説明されたそうなのですね。
「まず最初に相手に『この人凄い!』って思わせなきゃダメなんだよ。私はまず最初に自分の名刺を相手に渡す前に、その名刺で割りばしを叩き折って見せるんだよ。そうすると、相手がビックリするだろう?あなたもそのくらいやらなきゃ!」
その話を聞いて、さっきのパシーン!という音は、名刺で割りばしを折った音だと分かったそうです(笑)
ある時、こんなこともあったそうです。
知人の方が○○会という新興宗教に入っていて、そこの支部長の方が、弁財天様が降りてこられるという話を聞いて、松井先生を試してみたいと思ったらしく…。
「○○会の本部に夜12時に連れていらっしゃい。その人は動物霊に憑かれているだろうから、きっと来られないわ。」と言われたそうで、それなら…ということで承諾し、本部へ行ったことがあるそうです。
当然、普通に着いたので、その支部長の方が悔しがっていたそうですが…。
本部にある社の前の石畳の上にあぐらをかいて座った松井先生。
少し経つと社の木の扉が開き、中に正座をしていた立派な昔の武士の方がいて、正座したままスーッと出てきて、松井先生の前で深々と頭を下げたそうです。
「よくおいで下さいました。御苦労様でした。今後とも宜しく頼みます。」と言われ、スーッと下がっていかれると扉も閉じられたとのことでした。
それは松井先生にしか見えなかったそうなのですが、周りの人達は一時間くらいピクリとも動かずに座っている松井先生を見て、この人は凄いと思ったそうです。
すると、その支部長がやはり悔しく思ったらしく、後日、松井先生の整体院まで話をしにきたそうなのですね。
普段、信者さん達の前ではビシッとした姿を見せている支部長の女性が、松井先生の前に来ると、ダラ~っと横になってしまったそうで…。
松井先生の話では、狸の霊が憑いていたということでした。
動物例が付いている人が、松井先生やMさん(15話目参照)のような方の前に来ると、姿を保っていられずに、憑いている霊の姿が出てきてしまうようです。
松井先生に「あの人は動物例が憑いている」と言ったのも、見抜かれるのが怖かったのかもしれませんね。
そんな笑い話のような体験をしながらも、自分自身に何故神様が降りてきたのか、どうして○○会の本部に行った時、立派な武士の姿をした方が自分にお辞儀をしたのか…などは、まだ分からなかったそうです。
色々と学んで最後に行き着いたのが仏教だったとか。
松井先生が蒲郡から東京に出てくるきっかけとなったヨガの行者のMさん。(13話目参照)
そのMさんから「これを読むと良いですよ。」と渡された7冊の仏教の本。
当時は読んでもサッパリ意味が分からなかった本を改めて開いてみたら読めるようになっていたそうです。
そして、それを読んで「仏教の中に全ての答えがあった…」と気付かれたそうなのですね。
仏教は神を立てない学問です。
どうして、その仏教の中に神様が降りてくる話の答えがあったのか…。
私もその話を聞いた当時は理解出来ませんでした。
ところがある日、「ハッ」と気付いたことがあったので松井先生に質問してみました。
「もしかして、神様が降りてくる器って、これこれこいうことですか?」
「そうそう!そういうことだよねぇ。良く分かったねぇ。」
と言われたことがあります。
その答えは自分で探すべきものだと思っているので、私が答えをお伝えすることはありませんが、確かに仏教の中に答えがあるのです。
松井先生も、「遠回りせずとも、最初からこれだけで良かったんだよねぇ。」と仰っておりました。
私自身、心理学や各種スピリチュアルな学びをしてきた結果、松井先生が勉強会(7話目参照)でお伝えして下さった仏教にたどり着いて、「自分が求めてきた真理がここにあった。」と思ったものです。
ところが、仏教というのは各種新興宗教でも使っているものだったりしますから、しっかりと理性を保ったまま学ばないと洗脳されてしまうようなことにもなります。
本来の仏教は生きている人間が幸せになる為のもので、とても理性的な学問で妄想から離れる為のような学びなのです。
その話を短い文章だけでお伝えすることは難しいので、本格的に学びたい方は、毎月開催している心の勉強会に参加されてみて下さい。
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松井先生からは、本当に心のことを沢山教わってきました。
ただ勉強会で教わる仏教の理性的な教えと、松井先生の神秘歴なお話とのギャップもあり、個人的に疑問に思うところもあったのですが…。
ある時、松井先生にこんなことを言われます。
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