目の前に現れた神様からの神命(17話目)
16話目の続きです。
義理の母であるHさんが長年やってきた神様との繋がり。
後を継ぎたくないというMさんから今までの経緯を聞いた松井先生は、Mさんにこんなことを聞きます。
「神様にお伺いを立てるやり方は知っているのですか?」
「ええ、ずっと近くで見ていたのでやり方は知っています。でも一度もやったことはありませんよ。」
「それなら、どうかHさんが拝まれた通り一度神様を拝んでみて下さい。あなたなら出来る筈だ。」
「私は修行したことも無いのですよ。私には無理です。」
「Hさんが次はあなたに託そうとしていたのでしょう?頭を下げますから、一度やってみて頂けませんか?」
Mさんは、「無理無理。」と言い張ったのですが、松井先生が何度もお願いして半ば無理矢理お祈りをして頂くことになります。
御神前に向かい、中央にMさん、松井先生はMさんより少し下がった左側に座ったそうです。
30センチもある蝋燭を新しいものに取り替え、左右2本灯りを付け、線香はMさん家では三本立てるとの事。
線香にも三本灯りを立て、お辞儀を三回して、拍手も三回打ち、神を呼び出す為のお経を唱え始めたMさん。
しばらくしてお経が終わると、Mさんは私の方に向き直り深々とお辞儀をします。
松井先生も突然のことなので驚いたものの、Mさんに合わせて深々とお辞儀をされたそうです。
するとMさんは、こんなことを話し始めます。
「この家の婆でございます。この度はありがとうございました。以前より娘に拝むように何度も言いましたが、嫌だ嫌だの繰り返しで絶対に拝もうともしませんでした。それがあなた様に言われ拝むとは、本当にありがとうございました。今後とも我が家を頼みます。」
とHさんが降りてこられたかのように話されたそうです。
松井先生が驚いていると、次は神様が降りてこられ、次のようにお話をされます。
「お前はもう実家には帰るな。この地に留まれ。この鎌倉・逗子・葉山は昔から因縁の深い土地で重病人が多い。その者達を治せ。」
それを聞いた松井先生は、こんな返答をしたそうです。
「神様、実は私は病気のことは何も知りません。習ったこともないし学校にも行っていません。でもどうしてもやれと言われるのならば、私の身体を差し出しますから私の身体に乗り移り、私の身体を使って皆様を治して下さい。」
それを聞いた神様は…。
「そうか。よし、その様にする。」
と言われます。
そして拝み終わった後、ふと松井先生の前にあった蝋燭を見ると、全て燃え尽きて無くなっていたそうです。
右側の蝋燭は立てたままの状態で灯っています。
驚いた松井先生がMさんに尋ねると、Mさんもビックリしていたそうです。
「今までこんなことは一度もありませんでした。神様が喜ぶと大きく炎が上がりヘビの鱗状にはなりますが、このようなほんのわずかな時間で全て燃え尽きるとは。神様が大変喜んだのね。」
そんなことがあるのだろうか…と、松井先生も疑ったものの、神前で感じた霊気(15話目を参照)のこと、燃え尽きた蝋燭のことと、何やら不思議なことが目の前で起きたことを体感した松井先生は、神様を信じこの地に留まることに決めたそうです。
枕元に立った武士の言う通りにして病気が治り、そこから神通力が付いて多くの人の相談に乗ってきたHさん。
人の為に尽くすHさんの大変な姿を幼少の頃から見ており、絶対に後なんて継ぎたくないと思っていたMさん。
そのMさんも松井先生とのご縁がきっかけで神様を拝むと、そこからHさんと同じように神通力が付くようになります。
そして、Mさんが拝んだ時に現れたHさんと神様によって、松井先生までも神通力が現れるようになっていくのです。
★「心」「気功」「体」の三つが学べる無料メルマガ一覧
★最短5日間で整体講座が開催可能
★素人からゴッドハンドを目指せる気功整体講座
★仏教と気功が学べる心の勉強会
★☆★☆★☆★ 【心の勉強会スケジュール】 ★☆★☆★☆★
★4月8日(日)、仏教数秘編「9の話」
★4月11日(水)、逆さまの世界に生きる人間
気功と仏教の入門講座申込みフォーム