弁財天様と白い蛇(15話目)

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

「常識破りの松井式(12話目)」

 

「松井先生の誓い(13話目)」

 

「気功の力で繋がるご縁(14話目)」

 

14話目の続きです。

 

 

 

「神様、もし今後、少しでも自分の欲の事を考えて行動するようなことがあればどうか殺して下さい。」

 

そう誓ってから、様々なご縁が繋がり、病院では治らない症状を持つ方々改善させてきた松井先生。

 

ここから少し不思議な話に入っていきます。

 

 

 

前回のお話で出てきたA旅館のお手伝いをされている方の紹介で、頭痛持ちだというMさんという60歳くらいの女性が松井先生の元へ施術に訪れます。

 

そのMさんが施術中に、こんなお話をされてきたそうです。

 

「私の家に神様を祭っている神棚があるのですが、先代が亡くなってから信者さんも減り、寂れてしまっているのです。神棚を片付け、息子の部屋にしたいと思いますがどうでしょうか?」

 

 

 

そんなことを相談されても分からないし困ったな…と思ったそうですが、「どの様な神様をお祭りしているのですか?」と尋ねてみると、「弁財天様です。」と答えられたとのこと。

 

松井先生の郷里である蒲郡には、竹島という場所があり、竹島にある八百富神社に弁財天様が祭ってあるのですね。

 

松井先生も竹島弁財天様の氏子で、毎年正月はかかさずお参りに行っていて、子供の頃からの遊び場だったそうです。

 

 

東京の方に出て来てから参っていないので、何かの縁かと思い、こう答えたそうです。

 

「弁財天様でしたら一度拝ませて下さい。都合をつけて行きます。」

 

そして、家までの道順を教えて頂くことになります。

 

おまけのようになりますが、もちろんMさんの頭痛は解消されたそうです。

 

 

 

だいたいの道順の説明を伝えられたので3日後に尋ねていったそうです。

 

初めての道なので、車でゆっくり走って行くと、Mさんが手を振って「ここよ、ここよ!」と呼んでいます。

 

その時、松井先生は不思議に思われたそうです。

 

何故なら、いつ行くという連絡をしないで向かったからです。

 

どうして来るのが分かったのか不思議に思ったものの、とりあえず車を停め家に上がらせて頂いたとのことでした。

 

 

 

「お話したのはこちらの部屋なんです。」

 

と、Mさんに促され神様を祭ってあるという部屋に入ると、24帖敷で正面二間に立派な神棚が祀ってあったそうです。

 

Mさんが襖を閉めた後、参る作法など知らないので、松井先生は座敷布団の上にあぐらをかいて座っていたとのことでした。

 

 

 

しばらくすると、足元よりとても気持ちのよい涼しい風でもなく、何かの霊気かと思われるようなものが上に上ってきて、身体全体を覆ったそうです。

 

その感じがとても気持ち良く身を委ねておりましたが、ふと我にかえったので襖を開けてMさんを呼んだそうです。

 

松井先生の感覚では長くても五分程過ぎたような感じだったそうですが、Mさんに「松井さん、長い時間出て来ないから寝ているかと思いました。ずいぶんと長い間、神様のところに居たのですね。」と言われます。

 

 

 

神様の部屋でお茶を頂きながら、こんな会話をしたそうです。

 

「僕はよく分からないけど、どうもこの部屋に神様がおられるみたいで、祭壇は壊さない方がよいと思いますが。」

 

「そうですか。壊さない方がよいですかねぇ。」

 

「もし良かったら、こちらの神様のいわれを教えてくれませんか?」

 

すると、Mさんが今までのお話をして下さったそうです。

 

 

 

「実は私は養女でここの叔母の家に赤ん坊の頃から来て、幼稚園の頃から叔母の横に座ってお客様にお茶を出していました。私の実家は隣の家で、父は叔母の弟です。」

 

「M家は代々名主をしているのですが、M家に女の子が生まれると、みんな18歳で死んでしまっていたのです。私の母(叔母)も18歳で病気にかかり、人力車で鎌倉の病院まで通っていました。」

 

「ある日、母が部屋に寝ている時、白ヘビが現れて、柱を通って上ったかと思ったら、当時にあった神棚の上でトグロを巻いて死んでしまったらしいのですが、それを母のお父さんが不憫に思い埋葬してあげたそうです。」

 

 

「その何日か後、母の枕元に武士が立ち、『お前達の墓の下に私達が埋まっているので埋葬し直して供養してくれないか。そうしたらお前の身体を治してやる。』と言われたらしいのです。」

 

「母はその話を両親に伝えたのですが、普通なら信じられませんよね?でも、M家の女性が全員18歳で亡くなっていたのは事実で、母も病気だったので信じてみることにしたということでした。」

 

「親類の者達も総出で白装束を着て、頭に白の三角布を付け、鍬を持って、夜中の丑三つ時に言われた所を掘ったら、ご遺体が3体出てきたそうなのです。」

 

「真ん中に子供が居て、左右に殿と奥方らしき方が亡くなっていたそうです。殿は手に短刀、奥方は頭に冠、首に首飾りをしていました。短刀は今も神棚に祭ってありますが、冠と首飾りはいつからか紛失してしまったそうです。」

 

 

 

「その後、また母の枕元に武士が立ち、『まだ近くに家来がいるので同じように供養をしてくれないか。』と言われ近くを掘り起こすと、77体ものご遺体が出てきたそうです。」

 

「内藤家というところのお殿様と家来だったそうで、戦に負けた後、殿と一緒に自害したのではないかということでした。」

 

「全てのご遺体を供養して埋葬し直したところ、母の病気も治り、それから母には神様も降りて来られるようになり、不思議な力が身に付いていったようです。」

 

 

 

と、ここまででもにわかには信じられない話なのですが、Mさんのお母さんに身に付いた神通力は多くの人を救っていくことになります。

 

 

<16話目に続く>

 

 

 

 

 

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