光の見えない暗黒時代(3話目)
「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
2話目の続きです。
※途中、少し生々しい表現もありますので、暗い話が嫌いな方は読み飛ばして下さい。
私が好きだった会社を辞めてからというもの、完全に精神的なバランスが崩れてしまったように思います。
会社付属の病院には通えなくなってしまったので、別の精神科を探し投薬治療を続けながら、色んなカウンセラーやセラピストと言われる人にもお会いしてきました。
改善の気配も見えず、何とか少し元気になってきたと思っては「働かないと!」と仕事を探して職に付いても、またフラッシュバックのようなものが襲ってきて…。
また激しい動機と過呼吸で倒れてしまったりして、通えなくなり退職することになっては自分を責めて…。
まるで先の見えないトンネルの中にいるようでした。
「もう人生詰んだ」と、家族に当たり、彼女に当たり、友人に当たり…。
自分を憎み、世間を憎み、どうしたらこの暗闇から逃れられるのかも分かりませんでした。
そんな私の状態だから、当然の如く、周りから人が離れていきます。
それが寂しいものだから、同じような状況の人と傷を嘗め合い、人を求め…。
自分から求めるくせに、離れていかれるのが怖いから、自分からまた人を突き放し…。
自分でも何をどうして良いのかも分からず、自分の心をコントロールどころか理性も失っているような状況でした。
人に言えないような悪いことをしたこともありますし、警察のお世話になったこともあります。
統合失調症と診断され、都知事の命令で措置入院をさせられていた時期もありました。
その時は、身動きが取れないようグルグル巻きにされ、ストレッチャーで運ばれて入院しました。
当時、社会問題にもなった自殺方法を書いた本があって発売禁止になったのですが、私と同じ傷を持つ仲間から譲ってもらい、その本を読みながら致死量に至る薬を集め…。
いざ実行したのですが、たまたま当時の彼女が私に内緒で家に遊びに来たらしく…。
私の部屋に鍵がかかっているのを不審に思い、私の両親に連絡すると同時に救急車も呼んでくれたらしいのです。
私が気付いた時には病院のベッドの上でした。
丸二日くらい昏睡状態だったらしく、起きたら隣には彼女がおりました。
どうやら会社を休んで看病してくれていたらしいのです。
その彼女が私にこう言いました。
「どんなに辛くても絶対に死んじゃダメだからね!まーちゃん(私のこと)は一人が嫌いでしょう?自殺したら、ずっと一人で暗い所にいなきゃいけないんだよ!ずっとなんだよ!」
と、彼女は私を止めたい一心で訴えてくれたのですよね。
そんな素晴らしい彼女がいて、恵まれているにも関わらず、それでも未来に希望も生きる意味を見い出せず、その後も何度か自殺を実行しようとしました。
でも死ねないのです。
ある時は、ドアノブに電気コードを引っ掛けて、座った状態のままの首吊り自殺を実行しようとしたこともありましたが…。
電気コードがブチっと切れて助かったこともあります。
丈夫な電気コードが切れたりするものだろうかと不思議に思いながらも、当時はそんなことも幸運だとは思えませんでした。
長らく支えてくれていた彼女とも、色々あって私から別れ話を切り出したのですが…。
最後に彼女から言われた一言を今でも良く覚えています。
「まーちゃんには、まーちゃんの道があるから!必ず見つかるから!」
そう言われて、今はその道を歩んでいるわけですが、当時の私にはまだまだ道の見えない状態でした。
私の家は自営業で、両親が働いている姿が間近に見えます。
目の前に働いている両親がいるのに、自分だけ働いていないのが心苦しくて…。
「どうしてこうなってしまったのだろう?」
「これからどうやって生きていったら良いのだろう?」
「一体、何の為に生まれてきたのだろう?」
と自分を責めている時期が長かったのです。
そんな状態の私でも、支えになった存在が彼女以外にもありました。
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