常識破りの松井式(12話目)

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

11話目の続きです。

 

 

 

だんだんと認知されて広まっていく松井式ですが、最初は本当に大変でした。

 

2011年の3月30日に身内で体験会を行ってから、2週間後の4月14日には講座が始まったのですが…。

 

最初は規約も何も無い状態からのスタートでした。

 

テキストも普通のコピー機で印刷した白黒のもの。

 

 

 

松井先生は思い立ってから行動するのが早く、考えてから行動するタイプだった私には、目まぐるしいスピードで付いていくのが大変でした。

 

それは、あっちゃんも同じだったようで…。

 

元々、編集の仕事をしていたあっちゃんは「段取りが命」という人。

 

「先生、無茶苦茶です!」と思ったことも一度や二度ではありません。

 

 

 

運営に関わる私達がそうなのだから、受講生さんの中には、あまりにもアバウトな感覚に付いていけずに離れていってしまう人も…。

 

でもある時、松井先生がこんなお話をしていたのです。

 

「どれだけ綿密に準備したとしても想定外の出来事は必ず起こります。原発の問題にしてもそう。頭の良い学者さん達が集まって『絶対に安全だ!』と作ったけれど、いざ災害が起きてみた時の答えは『想定外』でしょう?大切なのは、何か起きた時、臨機応変に対応することです。」

 

 

 

それは後になってから、確かにその通りだと思ったのです。

 

もし規約を作って、テキストを作って、講座内容をしっかり吟味して…と考えていたとしたら、準備に一年くらいかかってしまっていたかもしれません。

 

松井先生の傍にいる間に、私達にも「とりあえず動く」という習慣が身に付いていきました。

 

今まで常識に捉われていた自分の価値観が、だんだんと剥がれていくような感覚もありました。

 

 

そのアバウトさは、施術の方にも見受けられて…。

 

松井式気功美容インストラクター講座(現おうち整体ボディセラピスト講座)が始まった時、「捻挫は冷やさない」というような話を聞いて質問したのです。

 

「え?何でですか?普通だとコールドスプレーで冷やしたり、湿布を貼ったりしますよね?」

 

「そんなことはどうでも良くって。とにかく冷やさずに施術で流してあげたら良いんです。」

 

などと細かい理論は、ほぼやりませんでした(笑)

 

 

 

整体を学びに行っているのに、体の仕組みなどの話は滅多にしないのです。

 

それより、「心が大事なんだよねぇ。」と心の話しばかり教わって来ました。

 

 

 

そんなある日のこと、体験講座に参加された女性がおりました。

 

病院に行ったら「膵炎」と判断されて、医師からは「もう治らないから一生薬を飲み続ける必要がある。」と言われたそうなのです。

 

それを聞いた松井先生が、こんなことを言いました。

 

「それは、治らないんじゃなくて治せないだけなんだよねぇ。ハッキリ言ったら良いのにねぇ。『私には治せません』って。自分に治せないからって、そんな酷いことを言ったらダメだよねぇ。」

 

その時も、松井先生が施術をしてあげていて、「はい、もう大丈夫だよ。」と、治らないと言われた膵炎を治してしまったこともありました。

 

 

 

その時も、松井先生はこんなお話をしておりました。

 

「知識がいくらあっても、目の前の人を元気に出来なかったら意味が無いよねぇ。知識というのは、時に目の前を曇らせてしまうものなんだよねぇ。」

 

 

それも私にはカルチャーショックのような出来事でした。

 

今まで学校で学んだ時も、就職して研修をしていた時もそうですが、まずは知識を得てからやるのが一般的なように思います。

 

でも松井先生は違うのです。

 

知識よりも実践重視!

 

知識と経験は後から付いてくるという考え方なのです。

 

 

 

そして、やり方には拘りません。

 

叩こうが、揉もうが、擦ろうが、揺すろうが、目の前の人が元気になるなら、やり方は何でも構わない…というスタイルなのです。

 

なので、松井式には決まったスタイルはありません。

 

基礎は教えますが、手技はそれぞれ異なっていたりします。

 

 

 

その時、以前にエステ協会の理事が驚いていた短期間で育つ秘密が分かったような気がしました。

 

※10話目を参照

 

余計なものを省いて実践重視だから身に付くのが早いのです。

 

そして、決まった型が無いということは、人それぞれの状態に合わせて臨機応変に対応可能だということも分かりました。

 

 

 

決まった施術方法があったとして、そのやり方でどうやっても改善しない方がいたとします。

 

決まった型があると、枠から外れた方が来た時に対応出来ないのです。

 

だから、相手に合わせて臨機応変に対応する必要があるのですよね。

 

 

 

ある意味、常識外れなことをしているのですが、常識外れだからこそ、一般的には改善が難しいと言われるアトピーや喘息の他、慢性病などと呼ばれる症状にも対応可能なのかもしれません。

 

枠に捉われない為にも心のことを学ぶ必要があり、芯をしっかり持っているからこそ柔軟だけれどもブレない自分でいられるのですよね。

 

 

常識の壁を乗り越えられるのは、松井先生が本質を見抜く力があったからだと思います。

 

 

<13話目に続く>

 

 

 

 

 

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