幹細胞が新生する泥の発見(24話目)

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

「常識破りの松井式(12話目)」

 

「松井先生の誓い(13話目)」

 

「気功の力で繋がるご縁(14話目)」

 

「弁財天様と白い蛇(15話目)」

 

「神通力が付いた女性への相談(16話目)」

 

「目の前に現れた神様からの神命(17話目)」

 

「数々の難病を治すゴッドハンド(18話目)」

 

「神様に伺う人生相談(19話目)」

 

「神様が降りてきた理由を求めて(20話目)」

 

「神様との対面と体に伝わる霊気(21話目)」

 

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話(22話目)」

 

「不思議な泥とのご縁(23話目)」

 

23話目の続きです。

 

 

 

松井先生が不思議な泥に出会い、研究をして下さる人ともご縁があり、マウスを使って研究をしていると、有り得ないようなことが次々と起こり…。

 

一体何が起きているのだろうと、皮膚の下の細胞を取って調べてみると…。

 

幹細胞が新しく出来ていたそうなのです。

 

 

幹細胞というのは、全ての細胞の元になるようなもので、幹細胞が分裂して爪になったり、皮膚になったり、血液になったりと、足りない細胞を補うそうなのです。

 

その幹細胞が再生するのではなく、新生しているというのは、普通では有り得ないことらしいのです。

 

ところが、その幹細胞が皮膚の下に新しく出来ている…。

 

研究画像を見せて頂いたことがありますが、専門的なことは分からなくとも、確かに増えているというのは分かりました。

 

 

これは凄いものだということで、新薬として開発しようかとも考えたらしいのですが、医薬品にしようとすると更に3年の研究期間に加えて5億円ほどかかるとのこと。

 

普通の整体師をしている松井先生にそんなお金は無いので、とりあえず化粧品として作ることを考えたのですね。

 

化粧品だと効能は謳えないけれど、とりあえず必要な人の元へは届けられるかもしれない…と。

 

 

 

そこで松井先生は、製造してくれる化粧品会社を探すことになるのですが、これがなかなか見つからない。

 

まず信じてもらうのが大変だということもありますが、普通のおじいちゃんが言っても、相手にしてもらうのも難しいようでした。

 

以前、私が松井先生が開催している勉強会に参加させて頂いたことを書きましたが(5話目参照)、そこに大手ブランド会社の副社長さんも参加されていて、松井先生が相談したこともあるらしいのです。

 

ところが、その副社長さんのお答えは次のようなものでした。

 

「松井さん、それは難しいと思いますよ。もし作ってくれるメーカーが見つかったとしても売るのも難しい。○○○(某有名化粧品会社)のようなところが作るなら別でしょうけどね。」

 

松井先生はその話を聞いて、確かにその通りだと思いながらも、整体院に施術に来てくれるお客さんに協力してもらい泥を塗ったりしていました。

 

 

 

そんな協力者の中に、アトピー症状のある娘さんとお母さんがいたのですが、皮膚がだんだんと綺麗になっていったのですね。

 

妻と娘の変化を見ていたお父さんが疑問に思って質問します。

 

「最近、お前達の皮膚綺麗になってきてないか?何をしているんだ?」

 

「松井先生の所で泥を塗ってもらってたら綺麗になってきたんだよね。」

 

 

その話を聞いて泥に興味を持ったお父さん(Tさん)が松井先生の元へ会いに来ます。

 

Tさんが事情を聞くと、こう言います。

 

「松井先生、それなら私の所で作ってあげますよ。」

 

驚くことに、そのTさんが某有名化粧品会社の研究所長さんをしているということでした。

 

松井先生が勉強会の時に相談された副社長さんが、「○○○(某有名化粧品会社)のようなところが作るなら別でしょうけどね。」と言った、正にその会社です!

 

 

 

そのTさんが、続けてこんな話をします。

 

「実は、○○○(某有名化粧品会社)を辞めて、もうすぐ△△△(某有名化粧品会社)に移るのですが、そちらで作ってもらえるよう頼んでみます。」

 

渡りに船とは正にこのこと。

 

松井先生が神様に、「こういうものを作れ」と頼まれ(23話目参照)動き出したら、嘘のように話が繋がっていって…。

 

商品化されることになったのです。

 

 

 

ただ、すんなりと商品化されるわけではなく…。

 

最初はTさんが移った会社の社長さんに反対されたそうです。

 

それでもTさんと、その会社の副社長さんで直談判したということでした。

 

 

 

こんなやり取りがあったと聞きました。

 

社長:「そんなアパートの二階で作ってるような化粧品が売れるわけないだろう!」

 

Tさん:「それでも、この化粧品は凄いものになります!お願いします!」

 

と、副社長と共に頭を下げて承認をもらったということでした。

 

私もTさんにお目にかかったことがありますが、とてもダンディーで格好良い方でした。

 

 

 

そうやって泥パックが商品として完成したのは良いのですが、そこからもまた苦難の道程があったのです。

 

 

<25話目に続く>

 

 

 

 

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