聞こえてきた不協和音（71話目）

2011年3月10日に松井先生が神様から「お前の技術や心のことを若い者達に伝えていけ。」と言われ、同年4月14日から松井式講座がスタートしました。

2012年11月12日に松井先生がお亡くなりになり…。（62話目参照）

2013年11月1日から三軒茶屋会場にと移転して講座を続けてきました。（67話目参照）

松井先生が亡くなられた後、松井先生の奥様を代表として継続してきたのですが…。

その奥様が2014年12月11日に急死されます。

私達が出会った頃には体の方を患っていたのですが、それまで持ったのもあっちゃんが松井先生から頼まれて遠隔施術を続けていたからかもしれません。（61話目参照）

松井先生が倒れた時、私達のことを「家族より大切な存在。」と病院側に説明して頂き、ICUに入れて頂けたのも奥様のおかげです。（56話目参照）

通夜と葬儀にも出席し、最後のお別れもさせて頂きました。

奥様には講座のお手伝いをして頂いたこともありましたし、とても寂しい気持ちもありました。

松井先生亡き後、奥様が有限会社の社長（協会の代表）を務めていたのですが、その奥様まで亡くなると後を引き継げる人がいませんでした。

商標登録などのこともあったので、松井先生の息子さんともお話させて頂いた結果、会社勤めの息子さんは代表にもなれないということでした。

そこで、仮の代表ということで、息子さんの奥様のお名前を借りて継続していくことになります。

ただ、協会の内容も知らない親族の方に、税金などの面でご迷惑をかけてはいけないということで、東日本は私とあっちゃんが担当し、西日本はKさんが担当し、それぞれ有限会社のフランチャイズのような形で経理面も別に分けることになりました。

経理面には色々と問題点もありました。

まず三軒茶屋会場を借りていたのは、奥様が代表をされていた有限会社になりますが、それ以後は私個人が借主になります。

その際、借りていたのは有限会社で保証金も有限会社から不動産会社に支払ったことになっているので、不動産会社から返金される保証金を有限会社の方に返して欲しいという話がKさんよりありました。

私もあっちゃんも、それはおかしいということでお話をしました。

何故なら、保証金を支払ったのも、私達が開催してきた講座や勉強会の売上からだった上、引き継いだ後も私個人から支払うということは保証金を二重に支払うことになります。

しかも、借りる際の保証人は、奥様もKさんも拒否したので私の父になっています。（68話目参照）

東京講座にかかる家賃などの費用も講座運営の中から支払い、出た利益は全て有限会社の借金返済ということで渡していました。

細かい費用など足りないものに関しては、私やあっちゃんが自腹で出しつつ、何とか補ってやってきたのです。

にも関わらず、更に保証金を出す余裕はありませんでした。

その事情をKさんにお伝えしたのですが、松井家の方からそう言われていると…。

「今まで私達が払ってきたお金の中から出せませんか？」と聞くと、次のような回答でした。

泥パックなどを製造している会社の資金が無い時、有限会社から貸し出したことになっていて、それも経理の数字の上だと、有限会社に返さないといけないことになってしまう…と。

その貸し付けの分も、有限会社の方に返して欲しいと言われているけれど、その分のお金は、西の方の講座分から負担するという話でした。

松井先生の息子さんとも直接お会いして話していたので、そんなことを言う人には見えなかったのになぁ…と思いました。

そこで私とあっちゃんで松井先生の息子さんに直接会いに愛知県まで行って、お話を伺うことになりました。

何とか資金をやり繰りして保証金を準備して、仕方ないということになればお渡しして帰るつもりだったのですが…。

今までの経緯をお伝えしたところ、息子さんは何の事情も知らなかったそうで、「そんなものを受け取るわけにはいきません。こちらで何とかするので大丈夫です。」というお話でした。

また有限会社の借金返済のことや、今までお支払いしていたロイヤリティーのことについてのお伝えしたところ…。

「え！本当にそんなに頂いているんですか？こちらには何も頂いていませんよ？」

「Kさんから何も聞いていませんか？大阪講座などの分からもロイヤリティーが支払われていると思うのですが…。」

「いえ全然！そもそも、大阪で講座なんてやってるんですか？」

「大阪だけじゃなく、愛知・広島・徳島でもやっていたはずですよ。」

「そういう話も私は何も聞いていません。本当にやっているんですかね？」

あれあれあれ？という話が出てきて…。

松井先生が残された借金についても、もう返済が終わったということでした。

後日、改めてKさんに確認すると、「いえ、そんなことは言ってません。松井家の人達はそんな人達ではありません。」と態度が一変します。

当時、Kさんの発言が二転三転して、何が本当なのか分からず、追求しようとすると上手く胡麻化されてしまうようなことが多々ありました。

辻褄を合わせる為に、嘘に嘘を塗り固めて、自分が何を言ったのか分からなくなっているように感じました。

経理のことだけでなく、講座運営に関してもどうもおかしいという所が多々ありました。

西日本講座に参加されている受講生さん達から、Kさんが私やあっちゃんのことを悪く言っているらしいという話も耳にして…。

更にKさんが担当していた愛知講座や徳島講座が気付いたらホームページから削除されていたので、各地の受講生さん達にお話を伺ってみたら、「Kさんのやり方に付いていけない。」ということでした。

他にも細かいことを挙げればキリが無いのですが、どうやらちゃんとお話をしないといけないということで、逗子で話をすることになります。

その話の中でKさんが色々と勘違いしていたことが出てきました。

愛知講座や徳島講座が無くなったことの理由も聞いていくと、「私が普段お付き合いしているのは経営者ばっかりなので、主婦の愚痴なんて聞いてられない。」という話をされて…。

松井先生とお話していたのは、世のお母さん達から何とかしていかないとねぇ…と今まで講座を続けてきたのです。

Kさんも同じ気持ちで活動してきていたと思っていたので、とてもガッカリしたのですが…。

Kさんがそういう考え方なのであれば、これから継続してやっていくのは難しいかもしれない…。

そう思いました。

そこで、今までずっと言わなかった話をさせて頂きました。

生前、松井先生が「僕の後を継ぐのは二人しかいない。」とみんなの前で言っていたこと、私に経営やビジネスの勉強をしてもらいたいと言っていたことをお伝えしました。（54話目参照）

するとKさんは、こう言います。

「私は別で会社をやっていて、それに命をかけてやっています。それは協会に命をかけている池本さん達と同じでしょう？私は会社を守る為に整体ばっかり勉強しているわけにはいかないんです。最初から無理があったんです。」

「私はもう辞めさせてもらいます。」

「え！今の受講生さん達はどうするのですか？まだ認定を受けていない人達もいますよね？」

「まだ認定を受けていない人達に関しては、私が責任を持って最後までみます。」

そういうことなら…ということで、了承させて頂きました。

その話をしていたのが、奥様が亡くなられてから約二年後の2016年12月9日です。

年内で全て辞めるということだったので、引き継ぎが大変でした。

西日本の受講生さん達にも報告しないといけないのですが、全員の連絡先が届いたのが翌年以降となり…。

実際には、まだ受講を終えていない人達が何人かいたようで、最後まで受講出来ずに離れて行った方々には本当に申し訳なく思いました。

こちらからKさんに東京講座の情報はお伝えしていたのですが、西の講座に関しては、Facebookなどで繋がりのある一部の受講生さん達から聞く話しか知らなかったのです。

Kさんからどうお話を聞いたのか、私達がKさんを追い出したとお怒りのメールを頂いたりもして、誤解を解く機会もないまま離れてしまう方々もおりました。

過ぎたことはもう仕方のないことなのですが、大変なことが色々とあった時、松井先生が言っていたことを思い出しました。

「Kさんは頑固。本当に頑固。まーくんとあっちゃんもKさんには気を付けてねぇ。」

人のことを悪く言わない松井先生が、どうして一緒にやっているKさんのことをそんな風に言うのだろう？と、疑問に思ったことがあったのです。

色々と起きた時、「あぁ、これも松井先生は予測されていたのだなぁ…。」と。

同じ志を持ってやってきたと思っていたのですが、やはり同じ方向を向いていないと続けていくのは難しいことも実感して…。

Kさんが講座運営を全て思い通りにする為に主導権を握ろうとしていたことや、裏で私達のことを有ること無いこと悪くいっていたこと、最終的にどこにいったのか分からず不明瞭だったお金のことも含めて、良い勉強をさせて頂いたと思っています。

その時、受講生さん達にもKさんの細かい話はしなかったので、誤解されることも多々ありましたが、また一からのつもりで真摯に前を向いてやっていくしかない…と気持ちを新たにスタートさせることになります。

＜72話目に続く＞

「不思議なおじいちゃんとの出会い（１話目）」

「鬱病に至るまでの経緯（２話目）」

「光の見えない暗黒時代（３話目）」

「大好きな祖母との別れ（４話目）」

「心の琴線に触れた松井先生のお話（５話目）」

「様々な病気が改善していく小顔施術（10話目）」

「医療関係者にも認められる気功整体施術（11話目）」

「神通力が付いた女性への相談（16話目）」

「目の前に現れた神様からの神命（17話目）」

「数々の難病を治すゴッドハンド（18話目）」

「神様に伺う人生相談（19話目）」

「神様が降りてきた理由を求めて（20話目）」

「神様との対面と体に伝わる霊気（21話目）」

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話（22話目）」

「不思議な泥とのご縁（23話目）」

「幹細胞が新生する泥の発見（24話目）」

「放射線治療の痕も綺麗になった奇跡の泥（25話目）」

「歯科衛生士さんも認めた奇跡の泥（26話目）」

「シミにも火傷にも傷痕にも効いた奇跡の泥（27話目）」

「エゴにまみれた世界で綺麗な花を咲かせる（28話目）」

「抗がん剤治療で抜けた髪が元通りに（29話目）」

「某エステ協会理事から伝えられた言葉（30話目）」

「精神レベルと陰陽と除霊の話（31話目）」

「死神のカードと皇帝のカード（32話目）」

「霊は陰の気の時にしか憑かない（33話目）」

「鬱病の人を救った松井先生のお話（34話目）」

「子供が５年間引きこもっていた理由（35話目）」

「引き継がれる布施の心（36話目）」

「尊い人はいるけれど凄い人はいない（37話目）」

「恥ずかしい昔話と心の師の教え（38話目）」

「自分に悩みがある人は人の悩みを聞けない（39話目）」

「失敗して成長する人間力（40話目）」

「足を切断予定の男性も回復させた松井式（41話目）」

「人間の寿命と生きる意味（42話目）」

「邪気に同調してしまう心を変える（43話目）」

「助けを求める声には必ず手を差し伸べる（44話目）」

「天眼通が身に付いた弁護士さんの話（45話目）」

「今生の内にアストラル体くらいは抜けて頂きたい（46話目）」

「世間の常識から外れた結婚相談の答え（47話目）」

「仕事はガラスの城ではダメ（48話目）」

「神様に伺う人生相談２（49話目）」

「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談（50話目）」

「神様に伺う人生相談３（51話目）」

「信仰というものの思い違い（52話目）」

「心の道を極めるということ（53話目）」

「師の後を引き継ぐということ（54話目）」

「教える立場の人は３倍の努力が必要（55話目）」

「松井先生が倒れた日（56話目）」

「師が倒れた後の講座と勉強会（57話目）」

「松井先生に救われた受講生さん達からの支え（58話目）」

「松井先生の優しさと人間力（59話目）」

「看護士さんの目を盗んで行った松井式施術（60話目）」

「くも膜下出血から回復していく師（61話目）」

「松井先生が亡くなられた日（62話目）」

「師と共に過ごした濃密な２年間（63話目）」

「過去の集大成としての今（64話目）」

「夢に現れた師に教えられたこと（65話目）」

「師亡き後の協会運営（66話目）」

「三軒茶屋会場への引っ越し（67話目）」

「苦労人の父の協力（68話目）」

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した施術（69話目）」

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した心根（70話目）」

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【心の勉強会スケジュール】　

★8月19日（日）、おうち整体こころセラピスト１Day講座（愛媛）
https://www.reservestock.jp/events/281347

★8月24日（金）、おうち整体こころセラピスト１Day講座（Zoom）
https://www.reservestock.jp/events/279826

★8月23日（日）、潜在意識を変えてより良い未来を創造する
おうち整体®こころセラピスト入門前編講座（４回目）

★9月9日（日）、仏教の説く無限の愛とは？
心の勉強会能力開発編

★9月16日（日）、おうち整体こころセラピスト入門前編講座第二期スタート！
おうち整体®こころセラピスト入門前編講座第二期受付開始！