教える立場の人は3倍の努力が必要(55話目)
松井先生が神様から「若い者にお前の技術と心根を残していけ。」と言われて始まった松井式講座(現おうち整体講座)。
信じられないような実話なのですが、興味のある方は最初から読まれてみて下さい。
【不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)】
https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12363403508.html
講座が始まってから少し経った頃、松井先生からこんな言葉をかけられます。
「僕の後を継ぐのは二人しかいない。」
前回、そんなお話をお伝えさせて頂きました。(54話目参照)
それから少し経った頃、こんなお話をされました。
「人にものを教えるというのは大変なこと。先生と呼ばれる人は、人の3倍努力しないといけないんだよねぇ。」
松井式講座のお手伝いをさせて頂いて、松井先生の代わりに指導することもあるけれど、人の3倍なんて、とてもじゃないけれどやっていない…。
正直、そう思いました。
松井先生が10年ほど、ご縁のある方に向けて続けていた心の勉強会。
その心の勉強会(通称:ここべん)を誰でも参加出来るようにオープンな場で開催するようになり、初めて開催したのが2011年10月9日でした。
それから毎月開催するようになり、2012年7月1日の心の勉強会が終わった後、居酒屋に松井先生とあっちゃんと私の3人で行った席で、こんな話をされました。
「次はまーくんとあっちゃんにやってもらうから。」
「え?何をですか?」
「まーくんが仏教の話をして、気功はあっちゃんが担当してやってね。」
それを聞いた私とあっちゃんは、同時に「いえいえいえ、無理ですから!」と答えてました。
松井先生から教わるのとは別で、独学で仏教の勉強もしていましたが、とても人に伝えるような理解も経験も自信もありません。
ところが松井先生は、「そのうちやってもらうことになるから。」とボソリと言うのです。
いやいやいや、私なんかがとんでもない…というのが正直な気持ちで、その言葉もさほどしっかりと受け止めてはいませんでした。
松井先生は神様から不思議な力を授かって、先が見えるようになったり、聞いてもいないことを見通せてしまったり、病院で「もう治らない」と言われた人を何人も治してきたのですが…。
何の努力もせず、そんな力が身に付いたかというと、決してそんなことはありません。
松井先生は仏教の勉強を10年した後、自分を客観的に見られるまで7年かかったと言っていたことがあります。
その間、整体では毎日10人施術して、人並み以上の努力をされていたのですよね。
また、松井先生はこんなお話もよくされておりました。
「多くの人は、すぐに諦めてしまうんだよねぇ。ちょっとやってみたけどダメだった…というような話をするでしょう?当たり前だよねぇ、ちょっとしかやっていないんだから。」
「やるなら徹底的にやってみる!その上でダメなら、もう仕方が無いけれど、徹底的にやってみることで初めて見えてくるものがあるんだよねぇ。」
そんなお話を聞いてきていたし、松井先生がどれだけのことを陰でしていたのかを、お手伝いさせて頂く中で少しばかりでも見てきていたので、松井先生の後を継ぐなんて、自分にはとても無理だと思っていました。
松井先生に神様が降りてくるきっかけとなったMさん。(15話目参照)
そのMさんが、先代のHさんから後を継げと言われ、大変なのを見てきたMさんは嫌で寝込んでしまった…というような話をしたことがあります。(16話目参照)
大変な努力をしていた人の後を継ぐということは、どれだけプレッシャーだったのでしょう。
もしかして、松井先生が引退される時には、私達も少しはマシになっていて、松井先生にはたまに来て頂いて、それ以外は私達が担当する…というようなことはあるかもしれないけれど…。
まだまだ経験も浅いし、そうなるとしてもずいぶん先の話しだろうなと軽く考えておりました。
ところが…。
それから半月ほど経った頃、大変なことが起きます。
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