松井先生が倒れた日(56話目)

 

前回の続きの話です。(55話目参照

 

「次はまーくんとあっちゃんにやってもらうから。」と言われ、「無理です!」と断ったところから半月後のこと。

 

7月16日、逗子で婦人科系疾患の技術講習会を開催していました。

 

 

 

生理痛・生理不順・無月経・子宮内膜症・不妊症・更年期障害・つわりなどの施術を学んだのですが、松井先生は今まで何人も不妊で悩まれている方の施術をしてきて、過去、妊娠しなかったのはわずか2人だけ。

 

そして、その2名も体調は良くなったというようなお話を聞かせて頂きました。

 

当日はお医者さん、助産師さん、鍼灸師さん、整体師さん、リンパドレナージュの施術家さん、美容師さん、セラピストさん、絵描きさんなどが参加し、相変わらず和気あいあいムードでの講習会の後、お酒を飲みながらの懇親会をしていました。

 

 

写真は別日の様子ですが、技術講習会の後、こんな形で懇親会を行っておりました。

 

宴もたけなわになってくると、毎回のように松井先生からの深いお話しがあり…。

 

深いお話しになると、みんな聞き入っているようでした。

 

そんな時、松井先生が突然首の痛みを訴えて倒れられたのです。

 

 

 

突然のことで驚いたのですが、参加されていた女医さんが的確に指示をして横にして下さって救急車を呼びました。

 

相当に苦しそうな状態だったのですが、松井先生が近くで見守っていた私の手を取って「こういう時は、ここを施術すると良いんだよ。」と教えて下さったのです。

 

私の拙い施術がどれだけ役に立つのか分かりませんが、とにかく少しでも楽になれば…という気持ちで行っていました。

 

 

 

それから少しして救急車が到着し、救急隊員の方が松井先生をストレッチャーに乗せ、アパートの二階から一階へ降ろしていくのを、私は靴を履く暇もなく、靴下のまま付いていきました。

 

救急車の中で応急処置をしているのを見守っていたのですが、女医さんが「私が付き添います。」と仰ってくれたので、そのまま救急車を見送りました。

 

その後、病院から連絡が来るのを逗子のアパートで待っていました。

 

 

 

夜遅くに連絡が来て、診断の結果「くも膜下出血」で2週間は予断を許さない状態ということでした。

 

ICUに入っていて面会は家族しか出来ないということも伝えられました。

 

それから、あっちゃんが奥様の元へ連絡し、私達も帰宅しました。

 

帰宅後、受講生さん達にメールでお願いをします。

 

 

 

翌朝8時から手術が出来るかどうかの検査をして、可能なようであればそのまま手術に入るということだったので、可能な方がいたら遠隔で気を送って下さいと連絡をしました。

 

忙しい時間帯にも関わらず、多くの方が遠隔を送って下さって、温かいメッセージまで頂いたことをよく覚えています。

 

皆様のお気持ちが本当に有り難かったです。

 

 

 

翌日、松井先生が入院されている病院に行きました。

 

ICUに入っているため、本来はご家族の方しか入れないのですが…。

 

松井先生の奥様が、「家族より大切な存在。」と、有り難いお言葉で病院側に説明して頂いたおかげで、ご家族の方に付きそう形で特別に入れて頂きました。

 

 

 

ICUに入ると、松井先生が様々な医療器具に繋がれた状態でベッドに横たわっておりました。

 

麻酔をしていることもあって意識はありません。

 

 

 

その時、担当のお医者さんから以下のような説明を受けました。

 

・当日の朝、髄液を出す手術は成功したということ。

 

・クモ膜下出血の元の動脈瘤が見つからないので、カテーテルで探す検査を別日に行うということ。

 

・誤嚥性肺炎を併発してしまっていて、細菌が湧いて全身に回るとどうしようもないということ。

 

・肺炎のほうは、抗生剤の点滴を定期的にしているが、昨日のは合わなかったので、また別の抗生剤を入れているということ。

 

・後は松井先生ご本人の生命力次第ということ。

 

 

 

松井先生が寝ているベッドの横まで入れてもらえたので、お医者さんと看護師さんがいなくなった時、私とあっちゃんで肺に気を送っていました。

 

それを見ていた松井先生の娘さんが、「こうやったら良いの?」と私達の真似をしたところ…。

 

「え!何これ!?凄いピリピリするけど!」

 

と、気功の経験は一切無かった娘さんですが、やっぱり親子なのか気を感じられたようです。

 

 

 

気功のお手当てを行った際、右の肺と喉に感じるものがあったのですが、後から聞いたら、肺炎は右側で、喉は痰が絡むことが多いとのこと。

 

状況が分かったので、改めて受講生さん達に遠隔施術をお願いしました。

 

ベッドの横で気を送った時の感じからも、きっと山場は乗り越えられる…と信じて遠隔施術を行っていて、みなさんのご協力もあって無事に手術も終えられたのです。

 

その後も、必ず意識が戻ることを信じて、毎日遠隔施術をしていました。

 

 

<57話目に続く>

 

 

 

「不思議なおじいちゃんとの出会い(1話目)」
 

「鬱病に至るまでの経緯(2話目)」
 

「光の見えない暗黒時代(3話目)」

 

「大好きな祖母との別れ(4話目)」

 

「心の琴線に触れた松井先生のお話(5話目)」

 

「虹の戦士の集い(6話目)」

 

「魂の器(7話目)」

 

「神様からの言葉(8話目)」

 

「嘘みたいな本当の話(9話目)」

 

「様々な病気が改善していく小顔施術(10話目)」

 

「医療関係者にも認められる気功整体施術(11話目)」

 

「常識破りの松井式(12話目)」

 

「松井先生の誓い(13話目)」

 

「気功の力で繋がるご縁(14話目)」

 

「弁財天様と白い蛇(15話目)」

 

「神通力が付いた女性への相談(16話目)」

 

「目の前に現れた神様からの神命(17話目)」

 

「数々の難病を治すゴッドハンド(18話目)」

 

「神様に伺う人生相談(19話目)」

 

「神様が降りてきた理由を求めて(20話目)」

 

「神様との対面と体に伝わる霊気(21話目)」

 

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話(22話目)」

 

「不思議な泥とのご縁(23話目)」

 

「幹細胞が新生する泥の発見(24話目)」

 

「放射線治療の痕も綺麗になった奇跡の泥(25話目)」

 

「歯科衛生士さんも認めた奇跡の泥(26話目)」

 

「シミにも火傷にも傷痕にも効いた奇跡の泥(27話目)」

 

「エゴにまみれた世界で綺麗な花を咲かせる(28話目)」

 

「抗がん剤治療で抜けた髪が元通りに(29話目)」

 

「某エステ協会理事から伝えられた言葉(30話目)」

 

「精神レベルと陰陽と除霊の話(31話目)」

 

「死神のカードと皇帝のカード(32話目)」

 

「霊は陰の気の時にしか憑かない(33話目)」

 

「鬱病の人を救った松井先生のお話(34話目)」

 

「子供が5年間引きこもっていた理由(35話目)」

 

「引き継がれる布施の心(36話目)」

 

「尊い人はいるけれど凄い人はいない(37話目)」

 

「恥ずかしい昔話と心の師の教え(38話目)」

 

「自分に悩みがある人は人の悩みを聞けない(39話目)」

 

「失敗して成長する人間力(40話目)」

 

「足を切断予定の男性も回復させた松井式(41話目)」

 

「人間の寿命と生きる意味(42話目)」

 

「邪気に同調してしまう心を変える(43話目)」

 

「助けを求める声には必ず手を差し伸べる(44話目)」

 

「天眼通が身に付いた弁護士さんの話(45話目)」

 

「今生の内にアストラル体くらいは抜けて頂きたい(46話目)」

 

「世間の常識から外れた結婚相談の答え(47話目)」

 

「仕事はガラスの城ではダメ(48話目)」

 

「神様に伺う人生相談2(49話目)」

 

「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談(50話目)」

 

「神様に伺う人生相談3(51話目)」

 

「信仰というものの思い違い(52話目)」

 

「心の道を極めるということ(53話目)」

 

「師の後を引き継ぐということ(54話目)」

 

「教える立場の人は3倍の努力が必要(55話目)」

 

 

 

 

 

【心の勉強会スケジュール】 

 

7月22日(日)、人間関係にも悩まなくなる視野の広げ方
おうち整体®こころセラピスト入門前編講座(3回目)

 

8月12日(日)、無限の自由を得る方法とは?
心の勉強会能力開発編

 

9月16日(日)、おうち整体こころセラピスト入門前編講座第二期スタート!
おうち整体®こころセラピスト入門前編講座第二期受付開始!

 

 

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