ゴッドハンドおじいちゃんが残した心根(70話目)
ゴッドハンドおじいちゃんが残したものは、気功整体の技術だけではありません。
松井式は「心」+「気」+「体」を三位一体で学んでいきます。
松井先生は何よりも大切な「心」のことを伝えようとしていました。
私が松井先生を尊敬していたのは、言葉だけでなく実践をされていたからです。
私が初めて就職する際、面接練習をしていた時のこと。
尊敬する人を挙げる時、「言葉だけではなく実践している人」を伝えていました。
その時、私が名前を挙げていたのは、スポーツ選手などの有名人で、実際に会ったことのある人はいませんでした。
相手の本質というものは、一緒に仕事をしたり生活をすることで見えてくるものです。
恋愛であれば、最初の内は相手に好かれようとして、自分の良い部分を見せて、悪い部分は見せないようにするようなものですが…。
松井先生には、まったく裏表がありません。
常に一定で、心を穏やかに保ち続けていて、無頓着(執着が無い)の生き方をしていました。
松井先生からは色々な話を聞いていたものの…。
当時の私が実践出来ているかというと、決してそんなことはありません。
それでも、松井先生から心の勉強会を引き継いだ以上、お伝えしていかないといけません。(57話目参照)
とにかく必死に勉強をして、松井先生のようにはなれなくとも、志は引き継いでいかないと…という気持ちだけがありました。
そうです。
当時の私は、目の前にいる人の為ではなく、自分自身の為に勉強をしていることにも気付いていませんでした。
自分に厳しくしていると、気付かない内に相手にも厳しさを求めてしまうもので…。
相手に苦しさを押し付けてしまうようなところもあったのです。
そんな時、松井先生の言葉を思い出します。
自分のことばかり考えているAさんがいて、その人に対してBさんが憤って話している時のこと。
「いいの。それでもいいの。自分がしっかりしていれば、それでいいの。」
そう言っていた言葉を思い出しました。
仏教には「正」という字が沢山出てきますが、それを勝手に解釈し間違え、自分なりの正義(エゴ)を押し付けていたのです。
「あぁ、これではいけない。」と、今度は少し緩くなり、正しいより楽しいことを優先し始めた時、また松井先生の言葉を思い出します。
「みんなでワイワイするのも楽しいけれど、ワイワイ会だけでもダメなんだよねぇ。」
あ~、また偏ってた…と、ブレている自分に気付かせてもらえる時には、必ずと言っていいほど、松井先生の存在がありました。
松井先生が「ブレない芯を持つことが大切」と言っていたものの、まだまだブレていたのです。
ブレない芯とは一体何なのだろう…と当時は思っていたのですが、ブレるからこそブレない中心軸が見えてくるのですよね。
大切なのはブレている自分に気付くことで、これが正解だと思ってしまうとブレている自分にも気付かないのです。
そんな自分のブレに気付かせてもらったのも、松井先生と過ごした20ヵ月があったからで、ブレない姿を背中で見せてもらっていたからに他なりません。
そんな私が心の話しをしていて良いのだろうか…と思っていたのですが、心の勉強会に参加していた人から「心が楽になりました!」という話を聞くようになりました。
以前にも記事に書いたことがありますが、松井先生から「自分の悩みがある人は人の悩みは聞けない。」と話をされたことがあります。(39話目参照)
まだまだ「ありのまま」を捉えられておらず、自分に自惚れていることにも気付かなかった時、「悩みが無い」と勘違いしていたこともありました。
「分かった!」
「間違ってた!」
と、そんなことを繰り返していく間に、自分の軸というものが少しずつ出来上がっていきました。
※これも後々、間違いだったと気付きます。
松井先生と仏教の学びについてお話をしていた時、こんなお話をしたことがあります。
「仏教を学んでいくと、必然的に慈悲の心が出てきますよね?松井先生も、それで勉強会などをされているのですか?」
「人にはそれぞれ自分の器というものがあるからねぇ。自分の器の中で自分の出来る精一杯をやっていたら、もうそれだけで良いんだよねぇ。」
その言葉は、私が松井先生にお会いした時、最初に言われたことでもありました。(5話目参照)
「そうだ。こんな自分でも誰かの為に出来ることがある。今の自分の器の範囲内で、自分の出来ることを精一杯やっていこう!」
そう思って心の勉強会を続けてきて、参加された方の要望に応えている内に、入門編・身心一体編・能力開発編・般若心経編・探究編など、月に4,5回も心の勉強会を開催するようになりました。
そうやって継続してきた結果が今現在、おうち整体こころセラピスト講座に繋がっています。
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継続してこないと分からないことがあります。
心の学びというものは、自分自身についての探究です。
自分がブレているということも、成長したということも、継続しているからこそ感じられることです。
続けてきて初めて、「善に触れ続けていけば良い」という松井先生の言葉の意味も分かってきました。
体のことよりも心のことを伝える難しさということも実感していますが、松井先生が伝えたかったのは、心気体三位一体の教えだということを、今でも口酸っぱくお伝えしています。
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