経営とは未来へ種を残す営みを継続すること（96話目）

まず最初にお伝えしておきます。

私は縁あって一般社団法人日本おうち整体協会の代表理事を務めておりますが…。

経営を偉そうに語れるほど立派な経営者ではありません。

その上でお話をさせて頂くことご了承下さい。

私達の師である松井先生が亡くなられた後、必然的に協会の後を引き継ぐことになったのですが、経営のことなど何も分からない状態だったので本当に苦労しました。

松井先生が倒れられる前、「まーくんには経営の勉強もしてもらいたいんだよねぇ。」と言われ、その時は後を継ぐ気など無かったのでサラッと受け流していたのですが…。

その後、私達が後を引き継ぐことが分かっていたかのように、「先生と呼ばれる人は、人の３倍努力をしないといけない。」と言われます。

【師の後を引き継ぐということ（54話目）】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12390571998.html

【教える立場の人は３倍の努力が必要（55話目）】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12391386092.html

松井先生は蒲郡にいた頃、工場を経営していて何人もの従業員を雇っていた経営者だった時期もありました。

神様が降りるようになってからの松井先生は、様々な経営者から相談された時、神様に聞いて答えるような状態で多くの人を救ってきたものの…。

神様に自分の為に動くことは無いと誓っていたので、一般的なお金儲けのビジネスとは違った道を歩むようになっていました。

でも、その松井先生が私に「経営やビジネスの勉強をしてもらいたい。」と言うのです。

正直、最初は何をやって良いのかも分からなかったのですが…。

協会運営が大変な状態になってきた時、「このままではいけない！」と、思い切って自分の貯金を使って決して安い金額ではないビジネス講座に通いました。

マーケティングなど何も分からない状態の私には、「ビジネス＝お金儲け」のようなイメージもあったのですが、そこに染まらなかったのは心の学びをしていたことが大きいように思います。

でもビジネスの勉強をしていて気付いたことがありました。

私は幼少の頃から、あるアニメを観ていて疑問に思ったことがあったのです。

そのアニメとはドラえもんです。

一体、何に疑問を持ったのかというと…。

「ドラえもんが四次元ポケットから出す様々な道具は、一体どうやって購入しているのだろう？」

という疑問です。

未来の道具の価格は分かりませんが、どこでもドアにしても決して安い金額では無いと思うのです。

ドラえもんがのび太の元に未来からやってきたのは、のび太が将来、大きな借金を作って子孫に大きな迷惑をかけるからだ…ということだったかと思います。

もしかして、その大きな借金って、ドラえもんの道具をどんどん使うからじゃないのかと思ったくらい(笑)

グルメテーブルかけという料理を出す道具もありますが、本当にあんなことが出来たら全ての飲食店が廃業に追いやられます。

だから、きっとグルメテーブルかけは、どこかで注文したものが届けられるのだろうなどと考えておりました。

「のび太君の為に…」とやっていることが、もしかしたら将来の子供達（子孫）に大きな借金を背負わせてしまっているのだとしたら…。

それは優しさなのでしょうか？

アンパンマンは通貨が無い妖精のお話だと聞いたことがあります。

だからジャムおじさんを始めとして、アンパンマンのお話の中に出てくるキャラクターは無償で誰かの為に食事や労働を提供します。

でも、それが現実社会だったらどうでしょうか？

無償でパンを配り続ける代わりに、裏ではジャムおじさんやバタコさんが必死でお金を稼いで働いていて…。

ある日、急に「ジャムおじさんのパン屋は閉店しました。」となってしまったら、ジャムおじさんのパンが大好きだったお客さんはショックを受けるはずです。

松井先生の後を引き継いで、後世まで残していくのであれば、健全な経営というものを考えていく必要があると改めて気付いたのです。

そこで、私達は決意を決めます。

「法人として、ちゃんと運営出来るようにしていこう！」

でも利益の追求ではなく、自立して運営もしながら社会奉仕の為に活動していける団体に…ということで、一般社団法人として舵を切るようになりました。

【松井先生の思いを引き継いだ一般社団法人の設立（72話目）】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12399469588.html

法人化した時、今までの方針を一変することにします。

それまで再受講無料で会員費も頂いてなかったものを頂くようになりました。

決して無理のない金額で始めたものの、今まで無料だった人達からしたら、当然のことながら反発がありました。

受講生さんの中には、会社を経営されている人達もいたのですが、そういう方々は「大賛成です！」と応援して下さったものの…。

離れていく人達がいたことは、今でも寂しく残念に思います。

人は自分の経験しか分かりません。

経営者は孤独だという話はよく聞きますが…。

私の父も自営業者で様々な苦労があったことだと思いますが、子供だった私は（大人になっても）大変さが分かっていなかったのですね。

その父も協力してくれて今の協会があります。

【苦労人の父の協力（68話目）】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12397605010.html

ある日、会社を経営している方に、法人化するまで会員費も取らず再受講も無料で何とかやっていたけれど限界がきて…という話をしたら、「キャッシュポイントが無かったら、どうやって運営するの？そりゃ、そうだよねぇ。」と笑われました。

経営者からすれば、「そんな当たり前のことに気付かなかったんかい！」と笑われるかと思いますが、そこに気付くまでに松井先生が亡くなられてから何年もかかったのです。

ビジネス講座などに通っていた時、「あ、松井先生が勉強して欲しいって言ってたことを今やってるんだ。」と気付きました。

正直、まだまだ経営のことはよく分かりませんし、数字も苦手なので、経営者だと胸を張って言えるような状態ではありません。

今まで何とかやってこられたのは、一緒にやっているあっちゃんが数字のこと、お金のことなど細かいことを頑張ってやってくれているからです。

私もあっちゃんも得意な分野が違っていて、それぞれの特徴を活かして何とかバランスを保ちながら今まで継続してこられたように思います。

きっと松井先生も、そういうことを分かっていて私達二人に協会を託されたのかもしれません。

まだまだ施術も心も経営も未熟な私達ですが…。

松井先生と同じようには出来ないとしても、引き継いだバトンを受け渡す役割くらいは何とかしていきたいと思っています。

だからこそ、後に引き継いでいけるような土台作りが大切なのですよね。

松井先生に「人の３倍の努力が必要」と言われましたが、実際は３倍も努力していません。

つい怠けてしまうこともありますし、やりたいけれど出来ていないことも沢山あります。

それでも何とかやってこられているのは、支えてくれる人達が大勢いるからなのです。

【初お目見え！虹の戦士達が作ったピノじい＆ぼっくりちゃん！】

https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12568054009.html

松井先生の残した思いを後に託していけるように…。

今後とも感謝の気持ちを忘れないよう、未来へ種を残す営みを継続していきたいと思います！

＜97話目に続く＞

「不思議なおじいちゃんとの出会い（１話目）」

「鬱病に至るまでの経緯（２話目）」

「光の見えない暗黒時代（３話目）」

「大好きな祖母との別れ（４話目）」

「心の琴線に触れた松井先生のお話（５話目）」

「様々な病気が改善していく小顔施術（10話目）」

「医療関係者にも認められる気功整体施術（11話目）」

「神通力が付いた女性への相談（16話目）」

「目の前に現れた神様からの神命（17話目）」

「数々の難病を治すゴッドハンド（18話目）」

「神様に伺う人生相談（19話目）」

「神様が降りてきた理由を求めて（20話目）」

「神様との対面と体に伝わる霊気（21話目）」

「初代のHさんを知る100歳近い方のお話（22話目）」

「不思議な泥とのご縁（23話目）」

「幹細胞が新生する泥の発見（24話目）」

「放射線治療の痕も綺麗になった奇跡の泥（25話目）」

「歯科衛生士さんも認めた奇跡の泥（26話目）」

「シミにも火傷にも傷痕にも効いた奇跡の泥（27話目）」

「エゴにまみれた世界で綺麗な花を咲かせる（28話目）」

「抗がん剤治療で抜けた髪が元通りに（29話目）」

「某エステ協会理事から伝えられた言葉（30話目）」

「精神レベルと陰陽と除霊の話（31話目）」

「死神のカードと皇帝のカード（32話目）」

「霊は陰の気の時にしか憑かない（33話目）」

「鬱病の人を救った松井先生のお話（34話目）」

「子供が５年間引きこもっていた理由（35話目）」

「引き継がれる布施の心（36話目）」

「尊い人はいるけれど凄い人はいない（37話目）」

「恥ずかしい昔話と心の師の教え（38話目）」

「自分に悩みがある人は人の悩みを聞けない（39話目）」

「失敗して成長する人間力（40話目）」

「足を切断予定の男性も回復させた松井式（41話目）」

「人間の寿命と生きる意味（42話目）」

「邪気に同調してしまう心を変える（43話目）」

「助けを求める声には必ず手を差し伸べる（44話目）」

「天眼通が身に付いた弁護士さんの話（45話目）」

「今生の内にアストラル体くらいは抜けて頂きたい（46話目）」

「世間の常識から外れた結婚相談の答え（47話目）」

「仕事はガラスの城ではダメ（48話目）」

「神様に伺う人生相談２（49話目）」

「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談（50話目）」

「神様に伺う人生相談３（51話目）」

「信仰というものの思い違い（52話目）」

「心の道を極めるということ（53話目）」

「師の後を引き継ぐということ（54話目）」

「教える立場の人は３倍の努力が必要（55話目）」

「松井先生が倒れた日（56話目）」

「師が倒れた後の講座と勉強会（57話目）」

「松井先生に救われた受講生さん達からの支え（58話目）」

「松井先生の優しさと人間力（59話目）」

「看護士さんの目を盗んで行った松井式施術（60話目）」

「くも膜下出血から回復していく師（61話目）」

「松井先生が亡くなられた日（62話目）」

「師と共に過ごした濃密な２年間（63話目）」

「過去の集大成としての今（64話目）」

「夢に現れた師に教えられたこと（65話目）」

「師亡き後の協会運営（66話目）」

「三軒茶屋会場への引っ越し（67話目）」

「苦労人の父の協力（68話目）」

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した施術（69話目）」

「ゴッドハンドおじいちゃんが残した心根（70話目）」

「聞こえてきた不協和音（71話目）」

「松井先生の思いを引き継いだ一般社団法人の設立（72話目）」

「余命３ヵ月と言われた方からの相談（77話目）」

「母の寿命を延ばした思い（78話目）」

「弁財天様への千日参り（79話目）」

「裁判の判決を覆した神様の言葉（80話目）」

「会社の危機を何度も救った神様の言葉（81話目）」

「神棚に祈るということ（82話目）」

「自分が綺麗に生きていればそれで良い（83話目）」

「うつ病の原因は身近な人の救いの声のこともある（84話目）」

「医者も諦めていた卵巣癌を救った松井先生のお話（85話目）」

「思い込みから抜けるということ（86話目）」

「「まだ死にたくない。」という乳がんの女性を救った話（87話目）」

「師が残した言葉（88話目）」

「お墓参りの大切さ（89話目）」

「動物も感じる癒しの手（90話目）」

「膵臓ガンが治った不思議な話（91話目）」

「相続税の支払いに困っていた男性へ神様からの助言（92話目）」

「当たるも八卦当たらぬも八卦の占いとは違い確実に当たる人生相談！（93話目）」

「癌と仕事と生きる意味（94話目）」

「本当のスピリチュアルとは？（95話目）」

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