相続税の支払いに困っていた男性へ神様からの助言(92話目)
「おうち整体®(通称:松井式)」の創始者である松井源頴先生の元には、体のことだけではなく、身の回りで困ったことがあった人が相談に見えておりました。
自分の相談、家族の相談、結婚の相談など、本当に様々な悩みの相談に乗っていたのです。
以下、参考までに。
そんな松井先生の元に、相続税の支払いで困っている…というYさんが訪れます。
Yさんの相談をまとめると以下のようなお話でした。
・相続税を払う為に土地を売りたいが買い手がつかない。
・国税局から「公示競売にかける」と通告がきている。
Yさんは顔を青くしながら、こんなお話をされます。
「国税局の公示競売で二束三文で売られてしまうと、自宅までなくなって借金だけが残ってしまう…。何とかする方法はありませんか?」
そこで松井先生が神様にお伺いすると、次のようなことを伝えられます。
「十日以内に助けてくれる人が現れるから、その人に全てを任せよ。」
松井先生が一体どのようにして神様からお言葉を頂いているのか…と疑問に持つ方もいらっしゃると思います。
松井先生が、ご縁のあったMさん初めて神様からの言葉を頂いた時も同じ状況でした。
神様は松井先生を通してお話されるので、実際に喋っているのは松井先生なのです。
Yさんから相談を受けたことで、松井先生が困ったそうです。
何故なら、いくら神様から言われたこととはいっても、松井先生の口を通して言葉が出ているからです。
以下のお話しにも書きましたが、松井先生は良くも悪くも自分の言葉には責任を取るという方でした。
「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談(50話目)」
なにせ今まで何年かかっても売れなかった物件です。
それを10日間のうちに解決してくれる人が出てくる可能性は無いと思っていたそうです。
今回の相談には松井先生自身、頭を抱えたということでした。
Yさんの相談から3日目のこと。
松井先生と奇跡の泥を繋げて下さったS社長(23話目参照)のご自宅で、S社長と愛犬の施術を終えた後、ふとS社長が不動産業をしている事を思い出したそうです。
何気なくYさんの話をすると、S社長はこう言います。
「俺にその話は任せろ。M不動産にさせるから。」
その言葉に松井先生自身も本当に驚いたということでした。
早速、Yさんに連絡したところ、すぐにS社長宅に駆け付けてきて土地の売却についてお願いすることに。
M不動産の子会社の常務に担当になって頂いて、国税局と掛け合って公示を取り下げてもらうことになります。
それで全てが上手くまとまるように思ったのですが、そこから更にトラブルが起こります。
前述した通り、神様は「全てを任せよ。」と言われたのですが…。
Yさんは「更地はM不動産にお願いし、貸地は自分が交渉する。」と言い出します。
Yさん自身が交渉したものの、話がまとまらず、ついに国税局より公示競売にかけられて公示価格がくることになります。
公示価格のあまりの安さに驚き、Yさんはショックで寝込んでしまいます。
その後、S社長にすぐに相談に行き、M不動産の子会社の常務と国税局に行きました。
常務が話をつけ、公示を取り下げてもらったそうです。
普通、国税局が公示した物件を取り下げることは無いそうで、S社長も驚いていたということでした。
S社長と常務の助けで、未納金を全額、国税局に支払うことが出来ました。
後は延滞金だけが5億残ったそうですが…。
S社長からは、こうアドバイスを受けたそうです。
「自宅が残っている限り、返済を迫られるから自宅を売却するように。」
そう忠告されたものの、Yさんはお付き合いのある計理士さんから次のようなアドバイスを受けます。
「利息だから5、6年も過ぎれば『返済せよ』とは言ってこなくなるから、そのまま放っておいても大丈夫。」
もう一度お伝えしますが、神様からはこう言われていました。
「十日以内に助けてくれる人が現れるから、その人に全てを任せよ。」
言うまでもなく、助けてくれる人というのはS社長のことです。
S社長の言う通りにしなさいということだったのですが、それを信じきれなかったのですね。
Yさんは自宅を売却することはせず、お付き合いのある計理士さんの言葉を信じて放っておいたのです。
すると、K税務署より、収めた税金分の所得税1億2千万円が追加請求されたということでした。
困っていたものの、松井先生やS社長の再三の助言も聞かなかったのでお引き取り願ったそうです。
それから後にS社長も亡くなられ、Yさんのその後は何も聞いていないということでした。
人間、いざという時に自分のことばかり思い量ってしまうものなのかもしれません。
自分が思い悩んだ時、誰かに助言を求めたとして、その人は本当に自分のことを思って話してくれているのか…ということは大切な判断材料になります。
上記でもお伝えしましたが、以下の話が全てを物語っているように思います。
「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談(50話目)」
何を信じて付いていくのか…ということですら、その判断が自分のエゴからくるものであれば、見極めは難しいものなのかもしれませんね。
「今生の内にアストラル体くらいは抜けて頂きたい(46話目)」
「良くも悪くも責任を取る「占い」という名の人生相談(50話目)」
「松井先生の思いを引き継いだ一般社団法人の設立(72話目)」
「うつ病の原因は身近な人の救いの声のこともある(84話目)」
「医者も諦めていた卵巣癌を救った松井先生のお話(85話目)」
「「まだ死にたくない。」という乳がんの女性を救った話(87話目)」
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