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ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「おっしゃられてください」は二重敬語。「ランチをおめしあがりになっていらっしゃいます」は?

この記事は、スタエフの『分かる!敬語』ラジオを聴きながら読むと理解が深まります。

 


二重敬語とは何か、改めて整理

人によって、あるいは業界によっては
「より丁寧に」「最上級の敬語に」と考えて使われることもある二重敬語。

ですが近年は、なるべく使わないほうがよいとされています。

 

「お気づきのことがございましたら、なんなりとおっしゃられてください
こんな表現を聞いたことがあると思います。


「それ、二重敬語だよね」
 

はい、おっしゃる通り。「おっしゃられる」の部分が二重敬語です。


本の中でも、二重敬語の定義を解説しています。


1つの語について、同じ種類の敬語を2重に使ったものを2重敬語と言う
(敬語の指針』より/文化庁)


「おっしゃられる」をひもといてみましょう。

言う→  おっしゃる(尊敬語)+られる(尊敬語)

確かに二重敬語です。
では二重敬語にならないためには?
「おっしゃってください」でOKです。


もうひとつ。

同じように「仰せになられる」も分解しましょう。

言う→  仰せになる(尊敬語)+られる(尊敬語)

 

「言う」に尊敬語を2つ重ねているため、二重敬語です。

  • おっしゃられる
  • いらっしゃられる
  • お読みになられる
  • お書きになられる

これらは、いずれも分かりやすい二重敬語です。

二重敬語ではないケースもある


ただ、最近では何でもかんでも二重敬語だと非難している様子も目にします。
すべてが二重敬語になるわけではありません。
 

・ランチをお召し上がりになっていらっしゃる
・手紙をお書きになっていらっしゃる

・本をお読みになっていらっしゃる

 

はどう感じますか?

 

この「お……になる」の部分は、ナル敬語と呼ばれる代表的な尊敬語のかたちです。
そしてこの「なる敬語」を変化させて「お……になっていらっしゃる」と言う言い方もよくされます。

「〜ていらっしゃる」を加えて
「ランチをお召し上がりになる」

「手紙をお書きになる」

「本をお読みになる」

の継続した状態を示している表現ですね。

 

例えば「お召し上がりになる」の場合は

「食べている」の尊敬表現です。


・食べる → 「お……になる」(尊敬語)

・て(接続助詞)

・いる → 「いらっしゃる」(尊敬語)

このように、ふたつの尊敬語を「て」でつないでいるのですね。

 

つまり、敬語と敬語をつないだ敬語連結です。二重敬語には当たりません。

「長いので二重敬敬語じゃないの」と感じるかもしれませんね。確かにまだるっこしいんですけれども間違いとまでは言えません。

 

 

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