「自分をほめてあげたい気持です」
競技会でよい成績をおさめてインタビューを受ける選手が時々口にしています。
「~てあげる」は「動詞の連用形+て+あげる」の形で使い、「その動作を他にしてやる」意味の丁寧表現です。
(小さな子に) ◯「本を読んであげるよ」
(目下の相手に) ◯「君に教えてあげるよ」
「やる」がぞんざいな印象を与えるのではという危惧から「あげる」に変えているのでしょうが、自分が自分をほめる場合に使うのは、正しい表現ではありません。
×「自分をほめてあげたい気持です」
→◯「自分をほめてやりたい気持です」
──────ポイント
☆「~て+あげる」は、自分が他人に施す動作に使う丁寧表現。
自分が自分に使うのは間違いです。
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