お手紙を差し上げる | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「先生にお手紙を差し上げる」

こう書くと「自分が書いた手紙に"お"をつけてもいいのですか?」と疑問が生じる人がいます。

 

もちろん、通常は「美化語」以外、自分のものに"お"はつけませんね。

「お鉛筆」「おサンダル」などは間違いです。

 

しかし、この場合の「お手紙」謙譲語として正しい使い方です。

 

先生へお手紙を差し上げる

皆様へご説明を申し上げる

・(得意先の担当者へ)「後ほどお電話を差し上げます」

 

上記は、ともに敬意が<向かう先> である先生や皆様や得意先の担当者を立てているもので、

この場合の「お手紙」「ご説明」「お電話」は謙譲語I(「伺う・申し上げる」型)にあたります。

 

また、それに続く

「差し上げる」も謙譲語I(「伺う・申し上げる」型)として、正しい敬語です。

 

 

*上記とは逆で、「先生からお手紙をいただいた」と使う場合の「お手紙」は、<行為者> を立てる尊敬語です。

つまり「お手紙」「ご説明」「お電話」などは、尊敬語としても謙譲語Iとしても使われるものがあります。

 

 

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