お約束はしておいででしょうか | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

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プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「お約束はしておいででしょうか」

ある会社に営業に行き、受付の方からこう言われたとしたらどうでしょう。

ここでは「約束をしたかどうか」、営業マンの行為が問われています。
言われたほうは「約束がないと会えないということかあ…」とがっかりするかもしれません。
人によっては「大会社は違うよな。偉いよな」と思うかもしれません。

しかしこれを「お約束はございますか」と言われたらどうでしょう。

問われているのは「約束があるか、ないか」。事実の確認です。
言われたほうは、「いえ、お約束はございませんが、近くまでまいりました。1分だけでもお時間を頂戴できましたら光栄です」
「恐れ入ります。お約束はございませんが、名刺だけでもお渡ししたいと存じましてまいりました」

など気後れすることなく、答えることができます。

受付は会社の顔です。来訪者を緊張させない対応を心がけましょう。

───ポイント

☆お客様に約束があるかないかを確認する際は「お約束はしておいででしょうか」よりも「お約束はございますか」のほうがおすすめです。


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