「これでよろしいでしょうか」への答え | ほどよい敬語の使い方~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語の使い方~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「これでよろしいでしょうか」と問われたら…?

まずこの問いかけは「これでいいでしょうか?」の丁寧な表現です。

これに対して「よろしいです」という答えは、間違いではありませんが、

・差し支えない
・まあまあだ、ほどほどだ
・なみである、普通である


という意味を示します。
目上の人に対して使わないほうが賢明と言えます。

また、「よろしい」については、「いい」という意味以外に「不要です」という意味で使う人もいます。辞書には見あたりませんが、「結構です」「十分です」「いい」「要らない」どちらとも判断しがたいのと同様、「よろしいです」も誤解されて受け止められる可能性があります
「現状についてこのままでよろしい」という意味で「不要です」と受け止められてしまうことがゼロではありません。
できれば、はっきり意思表示をするほうがいいでしょう。例えば、ラッピングをしてもらい「これでよろしいでしょうか」と仕上りについて問われたとします。

「まあまあ気に入った、問題ない」意味であれば、

「いいですね」
「大丈夫です」
「オッケーです」

とても気に入ったのであれば

「素敵です」
「きれいです」


などほめ言葉で返事をするのもいいでしょう。

また目上の人から「◯日で決めますけどよろしいですか」と日程を問われたら

「はい、大丈夫です。お手間をおかけいたします」など、状況に即した返事が望ましいでしょう。


──────ポイント

☆「よろしいですか」と聞かれて「よろしいです」と答えるのは間違いではありませんが、どっちつかずに受け止める人もいます。
「はい、大丈夫です」「素敵ですね」など、相手との関係や状況に即して返事をするほうがいいでしょう。



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