「逆鱗(げきりん)に触れる」
「逆鱗」とは、竜のあごの下にある、逆さに生えた鱗のことです。そこに触ると、竜を怒らせてしまうという故事によっており、目上の人の怒りをかうことを言います。
「社長が大事にしていた壺を割ってしまい、逆鱗に触れた」と言うことはあっても
「後輩がせっかくつくったデータをこわしてしまい、後輩の逆鱗にふれた」
「友人がふれてほしくないことをむしかえしてしまい、逆鱗にふれた」
というような表現は成立しません。
同輩や後輩については使いません。
話し言葉では使いませんが、正しい使い方を知っておいて損はありません。
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