「では順にお話して行きます」
セミナーなどでレジュメが示されて、それに添って話をする状況での表現です。
「では順にお話します」でいいのでは?という疑問を持つ方がいるかもしれません。
もちろん、それも正しい言い方です。
広辞苑によれば「行く」の用法で
●他の動詞に付いて「物事が次第に進行する」「引き続いて進行する」意を表す
とあります。
さらに、
●口語では助詞「て」を介して動詞に付く
とあります。
ここでは、話の流れをまず示し、それに添って話を進めて行くという
自分の未来の行動について示す表現です。
用法として、間違いとは言えません。
ニュースでも「特集では~についてお伝えして行きます」とよく聞かれます。
いずれも断定的な印象を与えず
やわらかく表現するのにも適していることから
好んで使われているのでしょう。
聞き手も心の準備ができるというメリットがあるようです。
──────ポイント
☆「~して行きます」という言い方は、「~します」というよりも
断定・宣言のイメージが弱まることから
近年好んで使われるようになりました。
用法としても継続的な近未来を示す働きがあり、間違いではありません。
◆最新記事一覧です> http://ameblo.jp/comkeigo/entrylist.html
◆主宰者のHPです> http://www.value-p.jp
◆主宰者のメインBLOGです> http://www.valuep.livedoor.biz