子供もきれいな日本語を話したい | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

5月12日の日本経済新聞23面の「数字は語る」に「『美しい日本語』復権の兆し」というデータがありました。
旺文社が全国の中高生に尋ねた調査です。(前回調査とは、2002年です)
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言いたいことが伝わればきれいな日本語を話さなくてもよいと思いますか。
(◯ひとつが5%)
思う    ◯◯◯◯(20.3%)
思わない  ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯(60.2%)前回チョスアより17.5増 

「来れない」(ら抜き言葉)を使いますか
使う    55.3%(前回調査より4.1%減少)

「全然きれい」(「全然~ない」と対応させないで)を使いますか
使う    43.9%(前回調査より5.2%減少)

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文法的に正しくはなくても、使いやすいために多用され容認されていく傾向が近年進んでいましたよね。
「ら抜き言葉」も一部では許容されることがありました。
「全然きれい」「全然いいよ」などは、「全然~ない」と打ち消しを伴わなくても、「相手の状況を打ち消すことで肯定する」ような場合には使われることもあります。

けれども、長い時間を経て「以前は容認されていたが、最近ではまた変わってきた』ということも中には出てくるでしょうね。
それを決めるのは、やはり生きている私たち。
子供達の感覚が、きれいな言葉を話したいと選択したという報告は、1人の親としてうれしく思います。
そして、完全形ではなく、可変的で、美しい言葉というものを、未来に残せたらと願います。


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