恐れ入ります。お声が小さくて聞き取りにくいのですが | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

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プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

電話での対応例です。

お客様が話している声が小さくて聞こえにくい。
この事実をそのまま
「恐れ入ります。お声が小さくて聞き取りにくいのですが」と伝えたとしましょう。

お客様は、自分に非があると言われたように受け止めてしまいます。
怒るほどではありませんが、プラスのイメージは持ちません。

ここでは、人のせいでなく、電話回線のせいにするほうが、角が立ちませんよね。

「恐れ入ります。お電話が少々遠いようなのですが」

これなら、お客様を責めているとは受け止められません。

さらに、この言葉を言う時、自分も少し小さい声にしてみると効果的です。
「確かに電話が遠い」と思ってもらえるので、しっかり大きく話してもらうことができます。

──────ポイント

☆電話でお客様のお声が聞き取りにくい場合は
「恐れ入ります。お電話が少々遠いようなのですが」。