誰も指摘しません | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「言葉遣いが間違っていると誰からも指摘されたことがない。だから正しく使っていると思う」

そう考えてはいないでしょうか。

ほとんどの場合、言葉遣いがおかしくても、間違えた敬語表現をしても、注意をしません。くどくどと言い立てるのは口うるさいと思われますし、その場面場面で心遣いを感じるのでさほど気にならない場合も多いのです。

言葉と笑顔。これがセットになっていれば、間違っていても大きな失礼はないでしょう。(よほどの誤用は別ですが)。

しかし、「あの人はすっきりしたきれいな言葉を遣うね」というイメージは少しずつ蓄積されていくものです。相手と自分の位置を理解し、いいバランスで相手への配慮を持った言葉遣いをしている人は、やはり仕事もスムーズに見受けられます。

いろんなお店や会社で接客を受けたときに「アレ?今のヘンだな」と思ったら、我が身を振り返ってみるのはいかがでしょう。「実は自分も使っていた!お客様の側になって気付いた」ということはあるものです。
気付くようになるコツは、つまりは相手の話をよく聞き、学ぶことなのです。
「おかしいな」と批判するのでなく「自分はどうか?」と立ち返ることが大切だと思います。