「私では役不足でございますが、がんばりたいと存じます」
重要な役目を命じられて、本人は謙遜するつもりで言った言葉ですが、正しくありません。
「役不足」とは、役が軽過ぎて不足という意味です。
したがって、謙遜どころか、傲慢に受け止められてしまいます。
「重責でございますが、がんばりたいと存じます」と言うと責任感も感じられてよい印象を与えます。
また大変名誉なことであれば
「身に余る光栄でございます。がんばりたいと存じます」
また、「若輩ですので、どうか皆様のご指導を仰ぎたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします」などと付け加えるのもいいでしょう。
類似の言葉をあげておきます。
「大役」大きな役目
「重任」重い任務
「重責」重大な責任
「大任」重大な任務
「手に余る仕事」力が及ばず持て余すような仕事
──────ポイント
☆「私では役不足でございますが」は謙遜したことにならず、逆効果。
「重責でございますが」がいいでしょう。
◆最新記事一覧です> http://ameblo.jp/comkeigo/entrylist.html
◆主宰者のHPです> http://www.value-p.jp
◆主宰者のメインBLOGです> http://www.valuep.livedoor.biz