私では役不足でございますが | ほどよい敬語の使い方~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語の使い方~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「私では役不足でございますが、がんばりたいと存じます」

重要な役目を命じられて、本人は謙遜するつもりで言った言葉ですが、正しくありません。

「役不足」とは、役が軽過ぎて不足という意味です。
したがって、謙遜どころか、傲慢に受け止められてしまいます。

「重責でございますが、がんばりたいと存じます」と言うと責任感も感じられてよい印象を与えます。
また大変名誉なことであれば
「身に余る光栄でございます。がんばりたいと存じます」

また、「若輩ですので、どうか皆様のご指導を仰ぎたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします」などと付け加えるのもいいでしょう。

類似の言葉をあげておきます。
「大役」大きな役目
「重任」重い任務
「重責」重大な責任
「大任」重大な任務
「手に余る仕事」力が及ばず持て余すような仕事


──────ポイント
☆「私では役不足でございますが」は謙遜したことにならず、逆効果。
「重責でございますが」がいいでしょう。



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