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 今回は、“尊い水”に出会う旅ということで、中央アジアのウズベキスタンと カザフスタンに跨るアラル海(Aral Sea)をご紹介しています。

 

 「20世紀最大の環境破壊」と言われるアラル海の現状についてはその①をご参照 ください。

 

 そして今一度、アラル海の位置を下記の地図で確認してみましょう。(大まかな位置です。実際には元の面積より1/10に縮小・・・)

 

 

注)この地図は「Map of Central Asia.png」に一部日本語を加えています。

 

 上の地図でもご覧の通り、アラル海の北部を占めるのはカザフスタン“北アラル”

南部を占めるのがウズベキスタン“南アラル”です。

 

 さて、タイトルにも書きました“人と魚が戻って来たのはウズベキスタン?カザフスタン?”の答えは・・・

 

 カザフスタンです!

 

 ということでアラル海の水を取り戻したカザフスタンの取り組み、そして

“尊い水“に出会う旅をご案内したいと思います。

 

・・・とその前に、南アラルつまりウズベキスタン側の状況ですが、こちらも“水のある”アラル海を訪れることができます。

 

 実際、日本から中央アジアを訪れる観光客は、シルクロード関連で有名なサマルカンド(Samarkand)ブハラ(Bukhara)など、カザフに比べてウズベキスタンの方がまだまだ多く、よってアラル海も、ウズベキスタン側を訪れる方がポピュラーの ようですので、ここでは簡単に触れたいと思います。

 

 まず拠点となるのは、ウズベキスタン北西部のカラカルパクスタン共和国(Republic of Karakalpakstan)ヌクス(Nukus)

 

 「~共和国」?!と言っても、あくまでウズベキスタン国内にあって「文化的自治のみ」許されているに過ぎません。

 

 ちなみに、中央アジアの国々に付く「スタン」とは「国」の意味です。

 

 歴史的、文化的にもウズベキスタンの他の地域と異なるカラカルパクスタン。  カラカルパク語に関しては、カザフ語ととても近い関係にあります。

 

 ヌクス(Nukus)は、首都のタシュケント(Tashkent)から西へ約1,090km。 国内線なら約2時間弱です。 

       

 

 ヌクスから、ウズベキスタン・カラカルパクスタン共和国内で水のあるアラル海を見るためには、水量の状況にもよりますが、車(4駆)で6時間以上はかかります。 

 このため、時間があまりない方は、ヌクスから車で約3時間ムイナク(Muynak)近郊にある、通称「船の墓場」と呼ばれる水の無いアラル海を訪れる観光客も多いです。

       

 

 枯渇の一途をたどる南アラル大アラルウズベキスタンのアラル海は現在・・・

 

 <高台から乾ききったかつてのアラル海に取り残された船を見下ろす>

 

 それではいよいよ“人と魚が戻ってきた”カザフスタンアラル海を訪れてみましょう。

 

 拠点となるのはアラリスク(Aralsk)という町です。

 

 早速、下記カザフスタンの地図で見てみましょう。

 

注)この地図は「Kazakhstan political map 2000.jpg」に一部日本語を加えています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kazakhstan_political_map_2000.jpg

By U.S. Central Intelligence Agency [Public domain], via Wikimedia Commons

 

 カザフスタンというと、アルマトイ(Almaty)の名が、まるでこの国の首都のごとくよく聞かれますが、首都アスタナ(Astana)

 

 実際、人口もアスタナの2倍とまではいきませんが、100万人を超える大都市で、旅のスタートやゴールに利用する旅行者も多いので、やはり“大都会なり”の注意が必要です。

 

 ちなみに、アルマトイは1991年ソ連崩壊後、独立したカザフスタンの首都に なり、当時アルマ・アタと呼ばれていたところ1993年アルマトイ(Almaty)と改名。

 

 一方、アスタナはかつてアクモラと呼ばれ、1997年に遷都。翌年、カザフ語で

“首都”を表すアスタナ(Astana)に改名されました。

 

 日本からは、アルマトイもしくはアスタナにソウル乗り継ぎで向かうのが一般的でしょうか。または、中央アジアの人々の同胞でもある中国の新疆ウイグル地区から 陸路でアクセスする場合もありますね。

 

 そしてアラリスクへは、アルマトイ(ALA※)もしくはアスタナ(TSE※)から 空路クズロルダ(Qyzylorda)(KZO※)へ約1時間半。※空港コード

 

 クズロルダから列車で行くことができます。約7時間半。

 

 以前、このブログでもご紹介しました「カザフスタンで必ず訪れたい世界遺産」(記事はこちら)も折角なので“見たい!“という方は、アルマトイもしくはアスタナから、シムケント(Shymkent)(CIT※)まで空路で約1時間半。

 

 シムケントから世界遺産のあるトルケスタン(Turkestan)へ陸路(約170km)。トルケスタンから、列車でアラリスク(Aralsk)へ行くこともできます。約13時間。

 

       (それぞれ町の大まかな位置は上記地図でご確認ください)

 

 こうしていよいよアラリスクへ到着です。旅はその③へ続きます。

 

アラル海その①はこちら

 

 

 

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 本日も『世界を深く知る旅』ブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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