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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。

 

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 インドと言えば『インドは世界・州は国』と表現されるように、実に多彩な民族、そして文化が存在します。

 そこでインドでも日本のガイドブックにほとんど載っていない地域をご紹介します。

 

 「インド北東部ユニークな民族の祭典」として全7回シリーズをお届けしておりますが、その最終回となるのは、メガラヤ州から『カシ族のノンクレム祭』です。毎年11月初旬頃に行われます。

 

 インド北東部については、こちらの記事にて分かりやすく記載しましたのでご参照ください。

 

 “インドファンでインドのリピーター!”とおっしゃる方も、おそらくメガラヤ州と聞いてピンと来る方は少ないのではないでしょうか。

 

 ということで、まずはインド北東部におけるメガラヤ州の位置を確認し、メガラヤ州がどんなところか少し触れたいと思います。

 

注)この地図は「India states and union territories map svg」に一部日本語を加えています。https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AIndia_states_and_union_territories_map.svg                By w:user:Planemad [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

 

 メガラヤ州(Meghalaya)は、南と西をバングラデシュ(Bangladesh)、北と東をアッサム州(Assam)に接しています。

 

 それにしても、インド全体の地図を眺めると、インド北東部と呼ばれる地域 8州(シッキッム、アッサム、アルナチャル・プラデーシュ、ナガランド、マニプール、ミゾラム、トリプラ、メガラヤ)がいかに密集しているかが分かりますね。

 

 さて、今回の旅の舞台となるメガラヤ州(Meghalaya)ですが、その州名はサンスクリット語で意味するところ“雲の住まい”・・・なるほど、実際に降雨量がかなり多いようです。

 

 その裏付けとして、メガラヤ州には2か所降水量ギネス登録されている場所があります。

 

 それらはマウシンラム(Mawsynram)チェラプンジ(Cherrapunji)。前者は 一年間の降水量平均が11,873mm、そして後者は11,430mm。

 

 ちなみにチェラブンジに関しては、過去にとんでもない記録を出したところでも あります。(1860年8月~1861年7月26,461㎜、1861年7月単月で9,360㎜)

 

<チェラブンジで観光地ともなっているセブン・シスターズ滝>

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:7_Sister_Falls_Cherrapunji.JPG

By Kunal Dalui [CC BY-SA 3.0  (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

 

 ・・・と降水量ばかりの話をしてしまいましたが、降雨が多いのは主に6月~9月のモンスーンシーズン。今回ご紹介する祭りは11月です。逆に滝などはあまり水量がありませんが。

 

 メガラヤ州に暮らす主な民族として、モン・クメール系のカシ族( Khasi)、チベット・ビルマ系のガロ族(Garo)、他に南アジアにルーツを持つジャンティア族(Jaintia)などがいます。

 

 産業は農業が70%近くを占め、米やトウモロコシ、ジャガイモなどに加えフルーツなども生産しています。

 

 一方で、メガラヤ州は資源として石炭や石灰岩、シリマナイト、ドロマイト、石英などに恵まれていますが、とりわけ“石炭”に関しては、州民の生活を潤すより、 その過酷な労働環境が社会問題ともなっています。

 

 これはアッサム州にも言えることですが、アッサム州の場合は石油。資源で潤うのは国であって、州民の生活は潤わず・・・観光で訪れた土地では様々な問題をも目にしますね。

 

 それではいよいよ、祭りが行われるメガラヤ州の州都シーロン(Shillong)へ向かいましょう。

 

 シーロンの北30km強に、シーロン空港(Sillong airport)もありますが、こちらはコルカタ(旧カルカッタ)(Kolkata)からのフライトのみで、かつ毎日運行ではありません。

 

 よって一般的なのは、首都デリーから、国内線でアッサム州の都市グワハティ(Guwahati)へ。ここから車でシーロンまで約130km。(両区間には一応シャトルバスも運行しています)

 

      
 

 州都シーロン(Shillong)は標高が約1,500m。

 

 

 英国統治時代には、「夏の都」としての役割も果たしました。

 

 そして町へ出てみると・・・

 

 

 豆電球に照らされた屋台・・・やはりインドですね。

 

 

 

 でも、人々の顔だちはアーリア系インド人とは異なっているようです。

 

 

 

 その②にて、カシ族のノンクレム祭の様子をご案内します。

 

 

 

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 本日も『世界を深く知る旅』ブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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