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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。
今回は、スペインに数ある城の中でも、日本人観光客にはあまり知られていない とっておきの城をご紹介したいと思います。
それはアラルコン城（Castillo de Alarcón）。何と言ってもそのダイナミックな自然景観を独り占めするかのようなロケーション。
場所はカスティリャ・ラ・マンチャ地方（Castilla La Mancha)のクエンカ県（Cuenca)です。
まずはスペインにおけるカスティリャ・ラ・マンチャ地方、そしてクエンカ県の 位置を見てみましょう。
＜スペインの地図＞
[GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons By Mapa_Espanha_CC_AA.png
＜カスティリャ・ラ・マンチャ地方の地図＞
https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3APROVINCIAS_DE_CASTILLA-LA_MANCHA.png By Siempremolinicos (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
県都クエンカ（Cuenca)から南へ約90キロ、かつては自然の堀となったであろう フカル川（Rio Júcar）に囲まれた標高831ｍの高台にあります。
マドリード（Madrid)からなら、車で約２時間強。
12世紀アルフォンソⅧ世によって築かれた城は、300年の時を経て15世紀に現在の姿になったといいます。
そして1981年にはスペインの歴史的・芸術的遺産として登録されました。
ご覧のように、城の周囲はフカル川が蛇行して流れ、自然の堀となっていますね。
＜戦略的にも好立地のアラルコン＞
＜周囲は360度のパノラマ＞
＜フカル川に架かる橋と遠方に見える見張り塔＞
＜村の入り口となる城門＞
＜天守閣＞
早速、城の天守閣部分に上ってみましょう。（エレベーターもあります）
＜城壁にはいくつか見張り台も設置されている＞
＜ややスリルある階段＞
さて、タイトルにも書きましたが、城の一部は国営パラドールとなって宿泊も可能です。４ツ星の『パラドール・デ・アラルコン（Parador de Alarcòn）』は
部屋数が少ないので、早めの予約が必要です！
＜国営パラドールの入り口＞
＜パラドールの中庭＞
＜パラドール内のカフェ＞
ちなみに近くには人口200人に満たないとても小さなアラルコン村があります。
ここでは、洗礼者ヨハネ教会（La Iglesia San Juan Bautista）も是非訪れて下さい。
16世紀の教会内部には、現代美術を代表する画家ヘスス・マテオ（Jesus Mateo）の描いた壁画で覆われています。
1997年には貴重な壁画としてユネスコから資金的サポートを受ける権利を獲得しています。
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