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 カリブの島々・・・と言ってもご覧のようにたくさんありますね。

 

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Caribbean_general_map.png

By Kmusser [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

 

 キューバやジャマイカ、ハイチにドミニカ共和国など“一国家“もあれば、“どちらかの国の領土“となっている島々も・・・となると、よほど興味がなければ把握するのも難しいです。

 

 でも折角訪れるなら、あまりリゾート化され過ぎておらず、出来れば 日本人観光客もいない場所を選びたいものです。

 

 そこで今回は、“どちらかの国の領土”となっているとっておきの島をご紹介したいと思います。それはサン・アンドレス島(San Andrés)です。

 

 まずは下記の地図をご覧ください。

 

注)この地図は「San Andres Island.png」に一部日本語を加えています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:San_Andres_Island.png

By Modified by Dr. Blofeld (http://www.maps-for-free.com/) [GPL (http://www.gnu.org/licenses/gpl.html) or CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons

 

 この地図から、サン・アンドレス島(Isla de San Andrés)はニカラグア領かと思われますが、実はコロンビア領というから驚きです。

 

 実際、コロンビア本土からは約750km。ずいぶん離れていますね。ちなみにすぐ お近くのコーン諸島(Las Islas del Maiz)はニカラグア領です。いずれも珊瑚礁の 美しい島として、知る人ぞ知るカリブの楽園です。

 

 さて、このサン・アンドレス島が、実は領土問題の渦中にあったことなど、遠い アジアに住む日本人にとっては知る由もありません。

 

 というのも、2012年国際裁判所が島の領有権はコロンビアとして最終決定を下したものの、周辺海域の管轄をめぐっては、同裁判所がニカラグアの主張を一部認めた(つまりコロンビアは実効支配海域を削られる)ことで、これを不服とするコロンビアが“態度で示す“などと主張し、納得していないことを表している状況なのです。

 

 島の領有問題とは古今東西、実に解決し難いものですね。

 

 一方、そのお蔭?!で、このサン・アンドレス島が“リゾート化され過ぎていない”とは、この島の存在を知った旅行者には嬉しい状況です。

 

 ということで、今回はこのカリブ海の穴場とも言えるサン・アンドレス島をご案内したいと思います。

 

 

<カリブ海に浮かぶコロンビア領のサン・アンドレス島>

 

 ちなみに下記の地図をご覧いただきますように、サン・アンドレス島の北にはプロヴィデンシア島(Isla de Providencia)があり、この二つの島がコロンビア国内で  サン・アンドレス・イ・プロヴィデンシア県を形成しています。(プロヴィデンシア島のすぐ北にはサンタ・カタリナ島(Isla de Santa Catalina)もあります)

 

注)この地図は「Colombia San Andres y Providencia loc map.svg」に一部日本語を加えています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Colombia_San_Andres_y_Providencia_loc_map.svg

By Shadowxfox [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons

 

 サン・アンドレス島へのアクセスは、コロンビア国内であれば首都ボゴタやメデジン、カルタヘナなどから国内線がありますし、中米諸国からもサン・アンドレス島へのフライトがあります。

 

 もしコロンビア旅行の延長で、標高2,640mのボゴタからフライトとなった場合は、常夏のサン・アンドレス島とボゴタでは気候があまりに違いますので体調を崩さないように注意が必要です。

 

 ちなみにサン・アンドレス島のベストシーズンとしては、乾季の1月~4月頃が 良いでしょう。

 

 

注)この地図は「Islas de San Andrés y Providencia.svg」に一部日本語を加えています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Islas_de_San_Andr%C3%A9s_y_Providencia.svg

By Shadowxfox [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

 

 南北12.5km、東西わずか3km、面積26㎢という本当に小さな島ですが、国際空港が島の北部にあります。


        

 

 いわゆる市街地は、空港から南へ約6kmに位置するエル・セントロと呼ばれるところで、ここにはホテルも多く、また離島めぐりのボートツアーなどの申込が出来る ツアーデスク的なものもあります。

 

<サン・アンドレスの中心エル・セントロ>

 

 そこで宿泊ですが、上記の地図にも印をつけましたサン・ルイス(San Luis)など おすすめです。

 

<サン・ルイスの海岸>

 

 サン・アンドレス島のユニークな観光スポットには、17世紀カリブの海賊として 名を馳せたヘンリー・モーガンが財宝を隠したと言われる洞窟がありますので、 ここではちょっとした探検気分が味わえます。

 

<モーガンの洞窟>

 

 でもサン・アンドレス島の最大の魅力はとにかく透明度の高い海この島を表現する時に“七色の海”という言葉がありますが、これはサンゴ礁の濃淡でできた海の色のグラデーションに由来します。

 

<“七色の海“なるサンゴ礁による色のグラデーション>

 

 この島には是非とも3泊以上はしていただきたいものです。というのもサン・ アンドレス島自体はとても小さいですが、ここを中心にボートで離島めぐりが できるからです。

 

 その代表的な島に、ジョニー・キー(Jonnhy Cay)アクアリオ・キー(Acuario Cay)などがあります。

 

<ジョニー・キーを遠望>

 

 スピードボートで15分~20分のジョニー・キーは本島のビーチからも見えます。

 

<ここでも海の色のグラデーション>

 

<魚と戯れるアクアリオ・キー>

 

 サン・アンドレス島はいかがでしたでしょうか。今後、観光開発がさらに進む前に

訪れたいカリブの楽園です。 

 

 

 

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