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こちらでは『海外のユニークな旅先ばかり』をご紹介しています。

 

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インドと言えば『インドは世界・州は国』と表現されるように、実に 多彩な民族、そして文化が存在します。

 そこでインドでも日本のガイドブックにほとんど載っていない地域をご紹介します。 

 

 

 「インド北東部ユニークな民族の祭典」として全7回シリーズをお届けしており ますが、その第3回目となるのは、第1回、2回に続きアルナチャル・プラデーシュ州から『ワンチョ族のオリア祭』です。毎年3月から4月にかけて行われます。

 

 インド北東部については、こちらの記事にて詳しく記載していますのでご参照ください。

 

 今回ご紹介するワンチョ族(Wancho)が住んでいるのは、アルナチャル・プラデーシュ州(Arunachal  Pradesh)南端のロンディン県の県都ロンディン(Londing)です。ちなみにロンディン県は、2012年にティラップ県(Tirap)から独立した新しい県です。下記アルナチャル・プラデーシュ州の地図にてご確認ください。

 

注)この地図は「India Arunachal Pradesh districts English.PNG」に一部日本語を加えています。

又、2012年以降、kurung Kumey県からKra Daadi、Tirap県からLongding、Lohit県からNamsai,

West Siang県 及び East Siang県からSiangがそれぞれ県として独立しています

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AIndia_Arunachal_Pradesh_districts_English.PNG

By Сергій Зінченко (Own work) [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons

 

 そして開催地となるロンディン(Longding)へは、アッサム地方(Assam)ディブルガール(Dibrugarh)からアクセスすることとなります。ディブルガールへは

首都のデリーから国内線があります。

 

 シリーズ第2回でご紹介した『アパタニ族のドリー祭』(記事はこちら)のように、折角ワンチョ族を訪ねるならば、ルートとして今回は、パシガート(Pasighat)を中心とする東シアン県(East Siang)ローイン(Roing)を中心とする低ディバンバレー県ナムサイ(Namsai)を中心とするナムサイ県コンサ(Khonsa)を 中心とするティラップ県(Tirap)もあわせて訪れるとよいでしょう。

 

 さて、ここでアルナチャル・プラデーシュ州ロンディン県に住むワンチョ族(Wancho)とはどんな民族かと申しますと、まずは下記の地図をご覧ください。

 

注)この地図は「India states and union territories map svg」に一部日本語を加えています。https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3AIndia_states_and_union_territories_map.svg                By w:user:Planemad [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

 

 繰り返しますが、ロンディン県(Longding)は、アルナチャル・プラデーシュ州の中でも南端に位置しています。

 

 南はミャンマー、西はインド北東部8州の一つナガランド州、南西は同じくインド北東部8州のひとつアッサム州と接しています。

 

 このことからも想像できるように、彼らはチベット・ビルマ語派に属し、文化的にはナガ族(Naga)、その中でもノクテ族(Nokte)やコニャック(Konyak)族と近い関係にあります。

 

 民族の気質的に、これはナガ族に共通して言えることかと思いますが、“大胆かつ 勇敢な民族”として知られます。そして各村の首長が絶対的な権限を持っています。 伝統的に男性は刺青の習慣があり、手足に加えて顔にも入れます。

 

<顔に刺青を入れたワンチョ族の男性>

 

 彼らの生活の糧は基本的に農業であるため、大地への感謝をこめて、祭りが行われます。

 

 中でも『オリア祭(Oriah)』は彼らにとって最も重要な祭りです。1週間くらい続く祭りでは、女性たちは派手なアクセサリーにカラフルな民族衣装で踊り、一方、男性は強さをアピールする戦いの踊りを披露します。

 

 そして村人たちは、友好の証として、竹筒に入ったライスビールを互いに振る舞います。

 

 それではどんな様子がご覧いただきましょう。

 

<祭りに向かうワンチョ族の女性たち>

 

<着飾った衣装でダンスを披露するワンチョ族>

 

<ロングヘアの女性たち>

 

<勇敢さをアピールするワンチョ族の男性>

 

<ワンチョ族オリジナルの帽子と猟銃を身に付ける男性>

 

<かつての“首狩り“の風習をイメージさせる腰飾り>

 

 

             <サイチョウの羽をあしらった飾り>

 

  引き続き、その②にて『オリア祭』の模様をご覧ください。

 

注)アルナチャル・プラデーシュ州は入域許可書が必要です。また、この地域は 外国人観光客もまだ多くないため、個人旅行の場合は特に、宿泊施設も含め、現地の状況を事前にきちんと確認しましょう。そして日程には余裕をもつべきでしょう。祭りに関しては、ローカルな民族の祭りのため、スケジュールは極めて流動的ですので予めお含みおき下さい。

 

 

    

 アルナチャル・プラデーシュは、ダライ・ラマ14世がチベットから亡命した際、 最初に踏んだインドの地です。       

 

    

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 本日も『世界を深く知る旅』ブログをお読みいただきありがとうございました。

 

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