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 “ディナン”と検索すると、トップはもちろん、ほぼ丸ごと1ページ“ベルギー”のディナンがヒットするようです。

 

 ベルギーのディナン(Dinan)と言えば、近年、日本人旅行者も増えているベルギー南部フランス語圏ワロン地方(Wallonie)、その中でも古城や森に恵まれたアルデンヌ地方(Ardenne)にある町です。

 

<ベルギー南部アルデンヌ地方のディナン>

 

 町にはムーズ川(Meuse)が流れ、岩山に聳える要塞(シタデル)に見守られた 街並は実に美しく、近郊のナミュール(Namur)とともに、ベルギーでは観光地と してすでに有名な町と言えるでしょう。サックス発祥の地としても知られます。

 

 一方で“フランス”のディナンは、まだ日本人観光客には知名度が無いようです。

 

 そこで今回は、この“フランス”ディナン(Dinan)をご紹介したいと思います。

 

 なぜなら、かの有名なモン・サン・ミシェル(Mont San Michel)から60km弱(車で小1時間)のところに、これほど美しい木骨象“コロンバージュ(Colombage)”の町があるのに、訪れないのは実にもったいない!からです。

 

 フランスでコロンバージュと言えば、ドイツ国境のアルザス地方、またブルターニュ地方を旅された方なら、カンペール(Quimper)などの町もご存じでしょう。

 

 モン・サンミシェルはノルマンディ地方と言っても、ブルターニュ地方との境。 そしてこのディナンはブルターニュ地方の入り口に位置しているので、モン・  サン・ミシェルまで行ったなら是非とも訪れていただきたいのです。

 

       

 

 ディナンの町の特徴を挙げる際に、忘れてはならないのが、この後の写真にも登場するランス川(Rance)下記の地図をご覧ください。

 

       

 

 ブルターニュ地方の有名なサン・マロ(Saint Malo)という英仏海峡に面した城塞 都市がありますが、前のランス川は、上記の地図からもお分かりいただけますようにディナンから流れ、このサン・マロとディナールの間を通って英仏海峡へと流れ 出ています。

 

 つまり、ディナンはランス川の河口奥に位置することで、中世の時代から商業の町として栄え、その商人たちが暮らした街並が残されているのです。

 

 そして、やはりディナンの特徴となっているのが、町を守る“城壁”です。中世の時代は多くの町が城壁に囲まれていましたが、近代化の中で、フランスでもディナンの様にほぼ完全な状態中世の城壁が保存されているところは実に数少ないです。

 

 それでは早速、ディナンの町を訪れてみましょう。

 

<城壁に沿ってプロムナードがあります>

 

 

 ご覧のように高い城壁が今もディナンの町を守っています。

 

<頑丈な見張り塔>

 

 町の中心で目に留まるのが時計の塔です。自由都市のシンボルとして築かれた時計塔。街をぶらぶら散策している時も目印になるでしょう。15世紀の建築は高さは46mあります。(3/24~9/30まで塔を登ることも可)

 

 

<ディナンの町のシンボルとなっている時計の塔>

 

<別の角度から>

 

 

 古めかしさが味のあるコロンバージュの家・・・

 

 

 

 

 こちらは、15世紀から19世紀ゴシックそしてルネッサンスも加わった建築のサン・マロ教会(Église Saint-Malo)

 

<サン・マロ教会>

 

<教会内部には色鮮やかなステンドグラス>

 

 ディナンの町では必ずや歩きたいのが、この坂道です。ジェルジュアル通り(Rue du Jerzual)と呼ばれ、坂を下っていくとランス川のほとりへ。

 

<ジェルジュアル通り>

 

 中世の時代は、港へのアクセスでした。この坂道にも500~600年の歴史あるコロンバージュの家並みが多く見られます。

 

 

 現在この通りには、芸術家や職人たちが住んでいますので、アトリエをのぞいて みてはいかがでしょうか。

 

 

 後ろを振り返って「結構な角度の坂道?!」と感じるでしょう。

 

 そしてこの坂道の途中に、城壁へのぼる場所があります。

 

<写真左の階段をのぼる>

 

 

 あっという間に、ディナンの街並を見下ろす城壁の上へ・・・

 

<ディナンの城壁の上を歩く>

 

 

 そしてこちらが、前にふれましたランス川。

 

<ディナンの城壁からランス川を見下ろす>

 

 この風景を見た時、思わず「あ~来て良かった!」と声に出してしまう

ことでしょう。

 

 

<このランス川を下っていくと英仏海峡へ>

 

 そしてサン・マロ教会とともに、ディナンの町に歴史的かつ芸術的な要素を与えているのがサン・ソヴル・バシリカ(Basilique Saint-Sauveur)です。

 

<12世紀に起源をもつサン・ソヴル・バシリカ>

 

<別の角度から>

 

 

 バシリカの内部に丸いアーチが特徴のロマネスク様式がご覧いただけますね。

 

 

 さて “フランス”“ディナン“はいかがでしたでしょうか。

 

 1~2時間の立ち寄りではもったいないくらい、見どころの多い町です。是非、この町に滞在して朝に夕に散策を楽しんでいただけたらと思います。

 

 そして近い将来、“ディナン”と検索した際にトップとは言わずとも、上位に

上がることを願っています?!

 

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