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 FCバルセロナのヒーローであるアンドレス・イニエスタが何とJリーグのヴィッセル神戸へ完全移籍というビッグニュースから約1週間。。。

 

 これからスペインという国は、益々注目されそうです。

 

 スペインと言っても広し・・・。そこで今回はイニエスタの故郷アルバセテ(県)という日本人はもとより、日本人観光客にとっても全くと言ってよい ほど知られていない場所を一足先にご紹介したいと思います。

 

 なぜなら、そこには驚くべき絶景が隠されているからです。そして今後は間違いなく日本人旅行者向けガイドブックにも登場することでしょう。

 

 イニエスタ自身、故郷アルバセテをとても愛しているようで、自身が8歳から12歳まで所属した地元クラブ「アルバセテ・バロンピエ」の筆頭株主となり、経済的に 支援しています。

 

 さて、そんなアルバセテですが、一体どこにあるかと言えば、実は、スペインを 観光で訪れた方ならご存じのカスティリャ・ラ・マンチャ地方にあります。

 

 カスティリャ・ラマンチャ地方のアルバセテ県・・・もし訪れたなら“スペインにこんなところがあったのか!”と思わず感激すること間違いなしのスポットをご紹介します。

 

 まずは、スペインの地図でカスティリャ・ラ・マンチャ(Castilla-La Mancha)  の位置を確認しましょう。

 

[GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)], via Wikimedia Commons By Mapa_Espanha_CC_AA.png

 

 “乾燥した大地”“退屈なまでに広大な平原”そして“ドン・キホーテ”…と来れば

それは首都マドリードの南に広がるカスティリャ・ラ・マンチャ(以下ラ・マンチャと記載)の“一般的な“”メージでしょう。

 

 ところがこのイメージを一変するダイナミックな岩山と河川にえぐられた大胆な渓谷の景観が見られるのがアルバセテ県なのです。

 

 概して日本人観光客のルートからは外れ、ほとんど知られていません。

 

ラ・マンチャ地方は、下記の地図にあるように、グアダラハラ(Guadalajara)  トレド(Toledo)クエンカ(Cuenca)シウダード・レアル(Ciudad Real)  そしてアルバセテ(Albacete)の5県で構成されています。

 

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3APROVINCIAS_DE_CASTILLA-LA_MANCHA.png          By Siempremolinicos (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)],     via Wikimedia Commons

 

      “ラ・マンチャのイメージを覆す、山脈と大峡谷の景観“

 

 これこそが、ラ・マンチャを構成する5県のひとつ、南東部を占めるアルバセテ県(Albacete)です。

 

 そもそもラ・マンチャとは、アラビア語で「乾いた土地」の意味ですが、アルバセテ県はこれを見事に裏切る河川豊かな土地と言えるでしょう。 

 

 その景観を創り上げる代表的な川が2つあります。ムンド川とフカル川です。

 

 まず、ムンド川(Rio Mundo)沿いで必見なのはシエラ・デ・アルカラス(山脈)(Sierra de Alcaraz)とこれに抱かれ“スペインのスイス”とも称されるアイナ村 (Ayna)の景観。この絶景を眺めるには、 地獄の展望台(Mirador del Infierno)と  呼ばれるテラスがお勧めです。ここはロヨ・オドレア渓谷(Royo Odrea)と呼ばれ

ています。

 

<展望台から遠望するアイナ村(Ayna) と迫力ある渓谷ロヨ・オドレア(Royo Odrea)

 

<橋の下に流れるのがムンド川>

 

                  <斜面に造られた水路>

 

 続いてフカル川(Rio Jucar)ですが、この川がまるで堀のように岩山を取り囲み、その岩山に古くから洞窟住居というユニークな居住スタイルで生活をする人々が います。

 

 今回は、中でも1982年にスペインの歴史的・芸術的遺産として指定されたアルカラ・デル・フカル村(Alcalá del Júcar)を訪ねてみましょう。

 

<アルカラ・デル・フカル村の看板>

 

<遠方に見える“塔“が目印のアルカラ・デル・フカル>

 

<石灰岩の斜面に張り付くような村>

 

 

<写真の右下にはローマ橋>

 

“崖にバルコニーをもつ洞窟住居の村 アルカラ・デル・フカル村“  

 

 ラ・マンチャでもアルバセテ県に位置する、人口わずか1500人ほどのアルカラ・ デル・フカル村は、スペインの一般観光ルートから外れ、日本ではほとんど知られ ておりませんが、そのユニークな景観は是非一度ご覧いただきたいまさに“絶景”

と言えるでしょう。

 

 村の名は、ここを流れるフカル川に由来し、“アルカラ・デル・フカル”とはアラ ビア語で「フカル川の城」を意味します。

 

 村の入り口となるローマ橋から見上げる 風景はまさに“崖”。12世紀イスラムによって築かれた村の高台には、今も城が聳えています。

 

 その後、1211年にはアルフォンソ8世によりキリスト教徒に再征服されたものの、村の中に入ってみると、まるでイスラム圏の国によく見られるメディナ(旧市街)を思わせる白い路地が縦横無尽に張り巡らされ、迷路のようです。

 

 

 村の散策は、高台の城(塔のある場所)からローマ橋に向かって下るルートがおすすめです。途中、みどころもあるのでたっぷり時間をとりましょう。

 

<“CUEVAS“ は見学可能な洞窟住居の印>

 

 散策中、是非ご覧いただきたいのがアルカラ・デル・フカル独特の洞窟住居 です。

 

 岩山そのものが村と化したアルカラ・デル・フカルでは、片方の崖から、もう片方の崖まで長い長いトンネルが貫く独特な住居スタイルを築いて来ました。

 

 今でも、一般の人々が見学できる洞窟住居があり、訪れた人は薄暗いトンネルの 長さに驚くとともに、その先に光差す“崖のバルコニー”からの眺めに圧倒されます。     

 

 是非一度、ご体験いただきたいです!

 

 スペインの“知られざる小さな村々“が紹介されたディープな一冊

 

 

 その②にて、アルカラ・デル・フカル村の洞窟住居の中をご案内します。さらに

この村でのイニエスタ・エピソードも・・・

 

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